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※2025年3月12日 日刊ゲンダイ12面 紙面クリック拡大
まともな批判を「攻撃」と決めつける杉田水脈氏はトランプとソックリ ラサール石井 東憤西笑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/368986
2025/03/14 日刊ゲンダイ
「LGBTは生産性がない」とも発言したが反省は…(C)日刊ゲンダイ
自民党の党大会での石破首相の演説。「国民の怒り、悲しみ、喜び、苦しみを一番知っているのが自民党だ」ときた。えー! さすがにそれはない。いやもし本当に知っているのなら、知っていてわざと、傷口に塩を塗り込むように、さらなる苦しみをピンポイントで与えているようにしか思えない。
高額療養費の限度額引き上げも、患者の団体と面談し、唐突に凍結を発表した。もちろん撤廃ではない。8月くらいに再検討するらしい。これってもう、今は夏の参議院選挙前だからマイナスポイントにならないよう凍結して、終わったらやりますよ、と言ってるようなもんだ。
そしてさらに党大会では、参院選比例の候補が発表された。あの、「LGBTは生産性がない」発言で新潮45を廃刊に追い込み、アイヌ民族衣装やチマチョゴリを揶揄して法務当局から人権侵犯と認定され、伊藤詩織さんには「女はいくらでも嘘がつけますから」とあざ笑った、あの杉田水脈氏の立候補が発表された。
これには党内外から批判の嵐だ。身内からも「かえって票を減らすんじゃないか」と不安視する声も出ている。
いや、誰しも何かを思うのは自由だ、どういう主張を述べてもよいだろう。しかし差別的考えの持ち主が、政治家や官僚、警察官などになってはいけない。
果たして杉田氏はこれからの言動をどうするのか。「すでに撤回、謝罪したので終わったこと」と言っているが、それでは考え方はどう変わったのか。たしかに誰しも過去に失敗はある。私だって昔にやらかしたことはたくさんある。そのたびに謝罪し心を入れ替えてやってきた。
謝罪も説明もまだまだ不十分
杉田氏は別人のように変われるのだろうか。
だいたい石破氏は過去にテレビで杉田氏を厳しいコメントで批判し、「全く正しいことだとは思わない」「この方、中国ブロックの比例第1位です」「それは本当にいいことだろうか」とまで言っていたのだが、今回は杉田氏を指名して壇上に上げ、笑顔で拍手を送っていた。
どうやら安倍元総理から、連綿と続いた極右の岩盤支持層の票を集結させる目算のようで、元安倍派議員からプッシュされ石破氏も渋々認めた格好らしい。
しかし杉田氏の問題はまだ終わったとは言い難い。まともな記者会見ひとつ開かず、謝罪も説明もまだまだ不十分だ。
それどころか今回の選挙を「マスコミ報道との戦い」と位置付け、動画を作って息巻いている。差別に対する批判を「攻撃」と決めつけ、私は負けないとヒロイックな姿を見せる。まるでトランプと同じ手法だ。国民に信を問う選挙で、自分とマスコミの戦いがテーマって、いやそれは自分で勝手に戦ってくれ、国民を巻き込むな、と思うが。
選挙戦でどのような言動があるのか。自民党のトランプは票を増やすのか減らすのか。注目したい。
ラサール石井 タレント
1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。
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