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https://www.asahi.com/articles/AST2R3G7BT2RUTFK01MM.html?iref=pc_rellink_03
「立憲は大企業病。」
なるほど、言い得て妙。
その典型的な症状が、くしくも野田代表の唱える「現実主義」という言葉に表れている「安定志向の事なかれ主義」。
そして「そのこと」を取り繕うように「いつも言葉だけが踊る」トップの話。
そのトップの言、
「武装解除」と言っていたと思ったら、急に「戦闘モード」と言い始める。
現実を見誤った、一貫しない、場当たり的な方針を軽々しく口にする。
そのことによる党員、党友、或いは支持者の混乱は想像に難くない。
中北・中大教授が言うように、「これは党執行部の責任だ。」
思い浮かべるのは、旧日本海軍のミッドウェー海戦での壊滅的敗戦。
中北・中大教授の容赦なく厳しい指摘が続く。
「・・・議員たちは「政治家であり続けること」が目的化していないか。・・・」
と。
以下に記事の一部を転載する。(有料記事のため)
立憲民主党は「有権者に響く政策」を打ち出せずにいる。政権奪取への「仕掛け」が足りず、議員たちは「政治家であり続けること」が目的化していないか。中央大・中北浩爾教授(現代日本政治論)はこう指摘する。さらには自民党と立憲による「大連立政権」にも言及した。
――野党第1党である立憲の存在感が薄い。どうしてか。
いまの「埋没」の状況を変えようというエネルギーが乏しい。政治を動かすためにできることはあるのに、国民民主党と比べてもジタバタもがく姿勢がみられない。野田佳彦代表は時を待つばかりではなく、もっと仕掛けた方がいい。
いまの立憲は、日本の古い会社によくある「大企業病」にかかっていないか。セクションごとにバラバラに動き、政権交代という大きな目標に向かって組織全体が有機的に動くことができていないと感じる。先の衆院選での議席増に安住せず、チャレンジャーとしての気概と戦う姿勢を党内で共有してほしい。
――党全体で同じ目標に向かっていけない要因は。
政権交代に向けて、有権者に響く分かりやすい政策がない。街頭演説をする時に、若手・中堅議員は困っている。これは党執行部の責任だ。党内に立ち上がった消費減税の勉強会が魅力的に映り、多くの議員が集まるのも無理はない。
たとえば旧民主党政権には「子ども手当」のような目玉商品があった。党のビジョンを象徴する具体的な政策が最低一つは必要だ。三つぐらいあるといい。
「プロレスに例えるなら、バックドロップの前のジャンピング・ニー」
――野田代表は目玉政策のアピールではなく、質の高い政策を幅広くそろえた「総合デパート」として評価してもらうとしている。
・・・・
有料記事の為以下略。
記事の転載はここまで。
中北・中大教授が言う。
「立憲民主党は「有権者に響く政策」を打ち出せずにいる。・・・」
と。
そのことについては明確な理由がある。
これまで「有権者に響く政策」の提案があっても、執行部が「黙殺」、「口封じ」することを繰り返してきた。
両議員総会での「消費税の減税」の提案も「執行部に黙殺された」との不満が公然と語られる。
そして、蔓延する「ことなかれ主義」は「原発ゼロ」、「安保法制は憲法違反」の主張すら封印してしまう。
ここでも大企業病の特徴的な症状を呈している。
そのことは、立憲民主党という組織の存続に関わる重大な問題なのだが・・・。
内部から「問題だ」との声が上がり難いのも大企業病の特徴だ。
中北・中大教授が言う、
「・・・いまの「埋没」の状況を変えようというエネルギーが乏しい。・・・」
という状況は、まさに大企業病の末期症状なのだ。
ここまで病んでしまった組織が大企業病から脱却するためには、意思決定などを行う上層部の人材を一新することが不可欠な条件となる。
記事に書いている。
「・・・――野田代表は目玉政策のアピールではなく、質の高い政策を幅広くそろえた「総合デパート」として評価してもらうとしている。・・・」
と。
ここでも思い浮かべるのは、旧日本海軍のミッドウェー海戦での壊滅的敗戦。
「ミッドウェー島の占領」と、「米軍艦隊のせん滅」という、二兎を追った旧日本海軍のミッドウェー海戦から導き出される教訓。
「目的の単一化とそれに対する兵力の集中は作戦の基本であり、反対に目的が複数あり、そのため兵力が分散されるような状況はそれ自体で敗戦の条件になる」
そして、作戦方針の明確化と意思統一の重要さ。
異論を黙殺することは、そのまま方針の不明確と意思統一の齟齬を招く原因を抱えることに繋がる。
党内議論を避けるようなことがあってはならない。
それは、大企業病のステージ4だ。
生活防衛に必死な国民は、値段の高い商品を幅広く揃えた「総合デパート」には行かずに、1円でも安い「目玉商品」を探して「スーパーマーケット」をハシゴする。
それが庶民感覚、国民の声。
立憲民主党の最大の問題は、意思決定、行動の多くが内向きの事情が優先され、国民の声を謙虚に聞く「耳」を失っていることだろう。
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