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大阪府・吉村知事が主張「マイナで医療費最適化」に根拠なし…現行保険証“復活法案”にイチャモンも理屈は意味不明
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366999
2025/01/30 日刊ゲンダイ
意味不明のロジックでケチをつけてる場合じゃない(C)共同通信社
賢しらぶって恥をかく、お手本のような振る舞いだ。立憲民主党が国会に提出した現行の健康保険証の“復活”法案に、大阪府の吉村知事が噛みついた。
現行の保険証は昨年12月から新規発行が停止され、原則マイナ保険証に一本化された。立憲案は、マイナ保険証の利用率が25%と低迷していることを受け、国民の不安払拭のために従来の保険証を復活させてマイナ保険証との併用を訴えるものだ。
これに対し、吉村知事は28日、自身のXに〈逆だよ、逆〉〈医療はデジタル化、DX化を進めて、過剰診療や重複投薬をできる限り防ぎ、最適化を進めていかないといけない〉などと投稿。〈どんどん医療費は膨張する〉とあおり立て、〈立憲に任せていたら、社会保険料の負担は大きくなるばかりだろう〉と当てこすった。
もっともらしく見えるが、“立憲憎し”のイチャモンにも程がある。マイナ保険証と現行の保険証の併用が医療DXに「逆行する」との理屈が意味不明で、それならマイナ保険証を持たない人に配られる「資格確認書」にも「逆行」と指摘しなければ理屈が通らない。
最も理解しがたいのはマイナ保険証が医療費や社会保障費の抑制に資するかのような主張だ。
そもそもマイナ利用促進の旗を振ってきた厚労省もデジタル庁も、いくら抑制されるかなんて数字は持ち合わせておらず、ただただ「(効果額は)ケタが違う」(平将明デジタル相)と言い張っているだけ。何の根拠もない。
右肩上がりの医療費や社会保障費が問題なのは明らかだが、マイナ保険証への一本化による抑制効果はあいまい。マイナ保険証が普及すれば医療費が抑えられるかのような吉村知事の主張は、政府が垂れ流す希望的観測に過ぎないのだ。
保険証廃止の撤回を訴える全国保険医団体連合会(保団連)事務局次長の本並省吾氏が言う。
「どんなロジックでマイナ保険証が医療費を抑制するのか、理解に苦しみます。マイナ保険証は、端的に言えば、医療機関の入り口での資格確認の方法を変えただけ。医療費の適正化はレセプトデータの利用によってすでに行われており、重複投薬などもチェックできる。医療費抑制と言いながら、マイナ普及に兆円単位の予算をつぎ込む政策に『ムダ』とは思わないのでしょうか」
吉村知事肝いりの大阪・関西万博は、電子チケットゆえに購入手続きが複雑化。販売不振を招いている。足元のデジタル化すらままならないのに、医療DXなんて言ってる場合か。
◇ ◇ ◇
その大阪・関西万博だが、跡地開発をめぐりグタグダな展開に……関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。
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