http://www.asyura2.com/24/senkyo296/msg/427.html
Tweet |
大阪万博の赤字回避は薄利多売な「ぬいぐるみ・お菓子」頼み…開幕100日切っても漂う楽天ムード
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/365842
2025/01/06 日刊ゲンダイ
強気の姿勢で威勢だけは良いが…(C)共同通信社
〈今年、万博イヤー。ド派手に行くぜ!〉──。大阪府の吉村知事は2日、自身のXで気炎を吐いたが、チケットの売れ行きはサッパリ。開幕まで100日を切り、大阪・関西万博の赤字が現実味を帯びる中、ヤケクソ感すら漂う。
吉村知事が副会長を務める万博協会は、チケット販売目標2300万枚のうち1400万枚を前売りでさばく計画だ。しかし、販売実績は昨年12月25日時点で746万枚。経済界に割り当てた700万枚を超えてから振るわない。
協会は運営費1160億円の8割超にあたる970億円をチケットで、残る190億円を関連グッズなどの収入で賄う予定。チケットの販売不振は死活問題だが、現状認識を協会に問うと、「4月の開幕が迫ってくるにしたがって、ぐっと伸びてくるものと考えています」(広報担当)と極めて楽観的だった。
グッズ収入に関しても問い合わせたが、金額は非公表。ぬいぐるみや菓子類が人気といい、「販売開始してすぐに売り切れる商品もでるなど、販売状況に手応えを感じております」(広報担当)と強気の姿勢だ。
万博の公式オンラインストアを見ると、確かに「SOLD OUT」の商品がチラホラある。5日時点でデザインや色違いを含む1425商品中、売り切れは44品。サンリオのキャラクターや阪神タイガースとコラボしたぬいぐるみが人気のようだが、売れ筋の価格帯は1000〜5000円程度。希望小売価格の数%が協会へのロイヤルティー収入になるが、運営費への穴埋めに「薄利多売」では限界があるだろう。
収入が見込めないなら支出を抑えて赤字を回避するしかないが、万博を主催する国は予算執行に関する削減策を協会に丸投げ。
協会の対応策も「支出管理を徹底」(広報担当)のみで、「予算の中で、一人でも多くの方に万博の魅力を伝え、会場に実際にお越しいただくとともに、参加者・来場者双方にとって安全で快適な万博運営に努めます」(同)と模範的なゼロ回答だった。
赤字補填は「万が一」で二の次ムード。もしもの失敗から目を背けているようにしか見えない。
■悪しき「猪木イズム」の継承
かつてアントニオ猪木は、試合直前に「もし負けるということがあると……」と尋ねたインタビュアーに、「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」と闘魂ビンタを見舞った。気持ちを奮い立たせる名言だが、「やる前の失敗」を考えられない吉村知事を筆頭に協会は、悪しき「猪木イズム」に染まっちゃいないか。猪木が存命なら「バカヤロー!」と一発くらわせただろうに……。
◇ ◇ ◇
会場建設費は全体2350億円、リングだけでも約344億円。大枚はたいた建築物は再利用されず、“お役御免”になりかねない……。●関連記事『【もっと読む】大阪万博“一事が万事”のグタグダ感…「巨大リング」再利用に暗雲、広報体制すらままならず』で詳報している。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK296掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK296掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。