http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/885.html
Tweet |
注目し取材を行った候補の当落は「2勝2敗1分け」…衆院選を統括する 鈴木エイト カルトな金曜日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/363167
2024/11/08 日刊ゲンダイ ※後段文字お越し
「無所属新人の世耕弘成でございます」が圧勝(C)日刊ゲンダイ
第50回衆院選が終わった。
私が注目し、取材を行った候補者の当落を振り返り、今回の総選挙を総括しておきたい。
まず私の地元でもある東京9区では、公示直前に自民党への復党が認められ、公示後に推薦を受けた菅原一秀元経産相が落選。最終日には菅義偉副総裁や林芳正官房長官が応援に入ったが、裏金議員と同様に「政治とカネ」の問題で大臣辞任や議員辞職へ追い込まれた菅原氏に有権者は厳しい判断をしたと言える。
前回も触れた神奈川18区の山際大志郎元経済再生相と、神奈川4区の山本朋広氏は明暗が分かれた。最後までメディアの直撃取材を避ける異例の選挙戦を展開した山際氏は小選挙区では3位に沈んだものの、瀬戸際で比例復活を果たした。一方、「カルトにNO!」を掲げて戦った山本氏は、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼んだ発言が響いたのか小選挙区ではダブルスコアで敗れ、比例復活もできなかった。
東京24区の萩生田光一元政調会長は、有田芳生元参院議員を振り切って当選。支援者と抗議する市民がにらみ合い、騒然となったJR八王子駅前での街頭演説に象徴される「外敵から八王子を守る」という萩生田陣営の戦略が功を奏したとみた。
離党に追い込まれた世耕弘成前参院幹事長と二階伸康氏の対決が注目された和歌山2区。選挙戦終盤にレンタカーを借りて選挙区内を回ったのだが、広大さは想定を超えていた。「10増10減」の区割り変更によって選挙区が減った地域では、各選挙区のエリアが拡大。候補者にとって、選挙運動のスケジュール組みなどの困難さが増しているであろうと実感できた。父親の二階俊博元幹事長から地盤を引き継いだ伸康氏も、街頭演説で選挙区の広さに苦慮していることに触れていた。
一方の世耕氏は、「無所属新人の世耕弘成でございます」で始まる演説の巧みさが印象的だった。結果は伸康氏に比例復活させないほどの世耕氏の圧勝。現地取材の際に世耕陣営スタッフが「比例復活で中途半端に残られても。圧倒的な差をつけて勝たないと」と話していた通りの結果となった。
選挙は悲喜こもごも、さまざまな候補者の生の声を聞くことを続けていきたい。
鈴木エイト ジャーナリスト
1968年生まれ。日大卒。日本ペンクラブ会員。ニュースサイト「やや日刊カルト新聞」主筆。日本脱カルト協会理事。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」「『山上徹也』とは何者だったのか」などの著書のほか、共著・編著多数。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。