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やることなすこと国民を逆なで 何度も言うが こんな自民と組んでもロクなことなし(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/868.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 11 月 06 日 06:00:07: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


※2024年11月5日 日刊ゲンダイ1面 紙面クリック拡大 文字お越し


※紙面抜粋


※2024年11月5日 日刊ゲンダイ2面


民意は下野を求めているのに、玉木国民取り込んで…(C)日刊ゲンダイ

 出揃った内閣支持率はボロボロだったが当たり前だ。民意は下野を求めているのに裏金議員を引っ張り、会派入りでごまかす国民愚弄。米国大使が出てきたことにも国民は驚き疑念を抱いている。さあ、玉木国民を取り込むために今度はどこでカネを調達するのか。

  ◇  ◇  ◇

 さすがに朝日新聞も「短期間にこれだけ大きく落ちるのは異例だ」と、解説していた。

 石破内閣の支持率が急落している。朝日新聞が行った世論調査(2、3日実施)によると、内閣支持率は34%だった。1カ月前に実施した組閣直後調査(10月1、2日実施)の46%から12ポイントも下落してしまった。逆に「支持しない」は、30%から47%にハネ上がっている。

 この傾向は、他の調査でも同じだ。JNNの調査(2、3日実施)も、内閣支持率は先月調査から12.7ポイント下落し、38.9%。「支持できない」は13.8ポイント上昇し、57.3%だった。

 支持率が急落するのは当たり前だ。まず国民は、「裏金議員」の復権につながる、自民党会派入りに呆れ返ったに違いない。

 衆院選で大敗した翌日(10月28日)、石破首相は「自民党は心底から反省し、生まれ変わらねばならない」「身内の論理を今後は一切排除し、厳しい党内改革を進める」と会見で語っていた。ところが、舌の根も乾かぬうちに30日、離党勧告処分を受けたり公認されず、無所属となっている「裏金議員」4人を、自民党会派に入れると決めてしまった。4人は萩生田光一元政調会長や世耕弘成前参院幹事長といった連中だ。

 いったい、どこが「身内の論理を排除」なのか。衆院で過半数割れした石破自民党は、「数」が欲しくて、裏金議員を「仲間」として迎え入れるのだろうが、党内処分を受けた悪質な裏金議員は、永久追放するのが当たり前なのではないか。朝日新聞の調査でも、4人の会派入りについて「納得できない」が67%に達している。

「裏金事件」が響いて選挙で大敗したのに、処分した裏金議員を会派に加えるとは、まったく反省していない。これでは、内閣支持率が下がるのも当然である。

「朝日新聞の調査では、首相を『信頼できない』が51%、『信頼できる』が26%でした。変節をくり返す石破首相は信用できない、ということなのでしょう。その一方『首相を辞めるべきだ』は24%にとどまり、『その必要はない』が61%を占めています。まだ就任1カ月だから、猶予を与えようということだと思う。モラトリアムです。石破首相はモラトリアム期間中に国民の信頼を得るしかない。ところが、裏金議員を自民党会派に入れようとしている。石破首相の国民人気が高かったのは、正論を吐き、自民党の中では、公正だと思われていたからです。なのに、完全に公正さを失っている。この調子では、支持率はまだまだ下がりますよ」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

通常国会の会期末、不信任案が成立する


“裏金議員”はまんまと復権(C)日刊ゲンダイ

 衆院で過半数を失い、少数与党となった石破内閣は、どんな犠牲をはらってでも「国民民主党」を抱き込むつもりだ。

 石破政権は過半数まで18議席足りない。保守系の無所属議員や無所属の「裏金議員」をかき集めても、せいぜい10人程度。確実に政権を維持するためには、結局、28議席を持つ国民民主と連携するしかないからだ。

 自民党からラブコールを送られている国民民主も、すっかりその気だ。衆院選の投開票日から1週間しか経っていないのに、「補正予算、来年度予算、年末の税制改正」の3項目について、自民、公明、国民民主の3党で協議すると合意している。政権政党が独占する「予算」と「税制」に関与するということは、ほとんど政権入りと変わらない。

 国民民主が強く要求しているのは、「課税最低限を103万円から178万円へ引き上げる」ことと、「トリガー条項発動によるガソリン税の引き下げ」の2つだ。

 選挙のキャッチフレーズに「手取りを増やす。」を掲げた国民民主の玉木代表は、「全くやらないなら協力できない。その時は予算も法律も通らない」と石破政権を脅している。国民民主を取り込むためには、自民党は、提案をのまざるを得ない状況だ。

 しかし、課税最低限を178万円に引き上げたら、大幅減税となり、納税者の手取りは増えるが、毎年、約8兆円規模の財源が必要になる。自民党政権は、どうやって8兆円もの財源を捻出するつもりなのか。歳出を減らすのか。防衛費を半分にしても4兆円しか浮かない。もし、毎年、赤字国債で賄うとしたら、日本国債が暴落し、円安が加速し、物価が高騰する恐れがある。

 石破自民党が国民民主に接近しているのは、しょせん「数合わせ」のためだ。理念や政策が一致しているわけではない。悪あがきの「数合わせ」は、いずれ行き詰まる可能性が高い。

「来年夏には参院選があります。もし、国民民主党に戦略があるなら、いつまでも自民党とベッタリとはならないでしょう。来年の通常国会の会期末、野党第1党の立憲民主は、不信任案を提出するはず。目前に迫った参院選を考えたら、国民民主も賛成せざるを得ないでしょう。そうなったら、不信任案は成立し、石破政権は衆院を解散するか、総辞職するしかなくなります」(五十嵐仁氏=前出)

国民民主も有権者から鉄槌

 衆院で過半数を失った自民党は、無所属の「裏金議員」を会派に引っ張り込んだり、国民民主に秋波を送ったりと、政権維持のために悪あがきをつづけている。

 しかし、10.27衆院選で示された民意は、どう考えても自民党の下野なのではないか。今回、自民党が比例票で得た「党派別獲得割合」は、26.73%と、自民党が下野した2009年衆院選の比例得票率26.73%と、まったく同じだった。

 朝日新聞の世論調査でも、自公の過半数割れは「よかった」が64%に達している。「よくなかった」は22%である。

 しかも、投票率が53.85%と、戦後3番目の低さだったのに自民党は大敗している。低投票率なら岩盤支持層を持つ自民党は強い、というのが定説だったが、さすがに支持層も嫌気がさして棄権したか、野党に一票を投じたのだろう。

 自民党から熱烈なプロポーズを受けている国民民主は、突然の「モテ期」到来に有頂天になっているようだが、有権者の支持を失った自民党と組んでもロクなことにはならない。

 立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。

「正式な連立となれば、あらゆる政策について共同責任を負うことになるが、パーシャル連合ならば、責任を回避し、手柄だけをあげられる──。国民民主党は、そう考えているのかも知れません。しかし、そううまく立ち回れるのかどうか。予算や税制について一緒に協議するとなったら、いずれ国民民主党も『財源はどうするのか』と、問われることになるでしょう。法人税増税をするのか、それとも富裕層に課税するのか。最大の問題は、はたして衆院選で過半数を割った自公政権の延命に手を貸すことに、有権者の理解が得られるのかどうかです。世論調査でも、『与党との連携に力を入れたほうがいい』が33%、『野党との連携に力を入れたほうがいい』が42%です。ただでさえ、石破内閣の支持率は急落しています。判断を間違うと、国民民主党は有権者からしっぺ返しをくらいますよ」

 今週7日、アメリカ側からの呼びかけで、国民民主の玉木代表と駐日大使が大使館で会談する予定だという。アメリカが「自民党政権に協力しろ」と国民民主に要請することも考えられる。

 有権者から「ノー」を突きつけられた自民党政権の延命に手を貸すことが得策なのか、よく考えたほうがいい。
 

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コメント
1. 赤かぶ[229369] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:00:57 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2953] 報告

2. 赤かぶ[229370] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:01:56 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2954] 報告

3. 赤かぶ[229371] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:02:46 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2955] 報告

4. 赤かぶ[229372] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:03:26 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2956] 報告

5. 赤かぶ[229373] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:04:49 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2957] 報告

6. 赤かぶ[229374] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:06:43 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2958] 報告
https://x.com/nico25823239111/status/1853904113467367615

&nico
@nico25823239111

"やることなすこと国民を逆なで…何度も言うが、こんな自民と組んでもロクなことなし" - 日刊ゲンダイDIGITAL #SmartNews

国民の為では無く、すべて政局の為に石破茂を総理大臣へと画策した岸田文雄・菅義偉・森山裕・林芳正・木原誠二・武田良太・平将明等の罪は大罪だ‼️

7. 赤かぶ[229375] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:07:48 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2959] 報告
https://x.com/nico25823239111/status/1853902822322176277

&nico
@nico25823239111

"やることなすこと国民を逆なで…何度も言うが、こんな自民と組んでもロクなことなし" - 日刊ゲンダイDIGITAL #SmartNews

今や国民民主党が政権政党であるかのように感じてしまうくらい玉木雄一郎氏と榛葉賀津也氏の影響力は大きい‼️石破茂の存在など微塵も感じない‼️消えろ


8. 赤かぶ[229376] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:14:21 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2960] 報告


※2024年11月4日 朝日新聞1面トップ


9. 赤かぶ[229377] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:22:03 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2961] 報告


内閣の支持率の推移


10. 赤かぶ[229378] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:23:45 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2962] 報告

11. 赤かぶ[229379] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:25:01 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2963] 報告

12. 赤かぶ[229380] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:25:48 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2964] 報告

13. 赤かぶ[229381] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:26:25 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2965] 報告

14. 赤かぶ[229382] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:27:38 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2966] 報告

15. 赤かぶ[229383] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:29:01 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2967] 報告

16. 赤かぶ[229384] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:34:12 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2968] 報告

17. 赤かぶ[229385] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:35:24 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2969] 報告

18. 赤かぶ[229386] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:37:02 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2970] 報告

19. 赤かぶ[229387] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:37:44 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2971] 報告

20. 赤かぶ[229388] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:39:13 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2972] 報告

21. 赤かぶ[229389] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:40:07 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2973] 報告

22. 赤かぶ[229390] kNSCqYLU 2024年11月06日 06:43:50 : CutLBtY9sk : eU9hdXRrYnRWZTI=[2974] 報告


※2024年11月4日 朝日新聞3面 紙面クリック拡大

23. ノーサイド[2936] g22BW4NUg0ODaA 2024年11月06日 07:29:03 : 6cgA8XwmcQ : eVZBSHZUQXRIUUk=[96] 報告

国民が立憲民主を比例で選ばず国民民主を選んだのは国民は立憲単独での政権交代は望んでいず国民民主と連合して政権交代せよという意味だよ、玉木くん。
(大笑)
  
  
24. 多摩川[249] kb2WgJDs 2024年11月06日 07:55:10 : NNHQF4oi2I : WXhzeVFYNXV5aGc=[1185] 報告
<<国民民主

目の覚めない バカは 死ぬしかない (存在価値は 有るはあるけど)

 バカの見本

 

25. カミー[1327] g0qDfoFb 2024年11月06日 08:48:12 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[2052] 報告
話がずれてごめん、閣議に写った顔ぶれ見たらあまりの年寄りばかりで驚いた。う〜ん、当面は安倍、岸田がやってきたことを全否定して真逆をやれば良いと思う。
26. 麗子像[107] l@2OcZGc 2024年11月06日 09:26:38 : VIbwcxt19I : ZC8xYWVDTW9ZLy4=[1] 報告
決定出来ない玉木くん、
アメリカのサイコロで決まる。
27. 秘密のアッコちゃん[923] lOmWp4LMg0GDYoNSgr@C4YLx 2024年11月06日 10:43:36 : fjTz2F981w : QTJUazdpaUhyT1U=[488] 報告
<■386行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
衆院選で与党過半数割れ 産読朝は首相に辞任を求める 毎東日は熟議の合意形成促す
社説検証
2024/11/6 9:00
https://www.sankei.com/article/20241106-3AZLN7SFRNM3VM35Q5UTMPRLOI/
第50回衆院選は自民党が公示前の議席を大幅に下回り、連立政権を組む公明党と合わせても過半数に届かなかった。
立憲民主党は躍進し、国民民主党は勢力を4倍に拡大した。
産経、読売、朝日は石破茂首相に責任をとって辞任するよう求めた。
産経はまた、国政を停滞させぬよう、各党は安定政権の樹立に向けて努力すべきだと説き、毎日、東京、日経などは、熟議を通じた合意形成を促した。
自民の派閥パーティー収入不記載事件で、石破首相は不記載の候補者を非公認にしたり、比例代表との重複立候補を認めなかったりした。
一気に事を決めずに騒動を続けたのである。
産経は
「世間の関心が『政治とカネ』一色になったのはそのせいでもある」
と断じ、
「言い訳選挙」
になったことで優勢に戦うことができなかったと敗因を分析した。
与党過半数というのは首相自身が設定した勝敗ラインだ。
産経は
「石破首相が政権に居座ろうとするのは信じ難いことだ」
「責任を取って潔く辞職すべきである」
と強調し、
「自民は速やかに総裁選を実施し、新総裁と新執行部が他党と交渉するのが望ましい」
と論じた。
読売は
「大幅な議席減は、政治とカネの問題に象徴される、長期政権の驕りや緩みに対する国民の不信感を反映した結果と言えるのではないか」
との見方を示した。
「政権に居座り、政局の混乱を長引かせることは許されない」
「速やかに進退を決することが憲政の常道である」
と石破首相に退陣を迫った。
朝日は
「石破政権に対し、国民が『不信任』を突き付けた」
「裏金問題に対する国民の怒りや不信を甘く見た結果に違いない」
とし、
「石破首相は職を辞すのが筋だ」
と主張した。
首相への不信任は、自民党政治への不信任だとして、
「自民も今度こそ本気で実態解明に取り組まねばならない」
と訴えた。
毎日、日経、東京は明示的には辞任を求めなかった。
毎日は自民の敗因について
「第2次安倍晋三政権以降に深刻化した政治の歪みや驕りを、根本から正そうとしなかったことだ」
と指摘。
日経は政治資金問題で
「生温い対応に終始し、有権者の不信感を拭う事は出来なかった」
と分析した。
東京は
「派閥の裏金事件に自らけじめを付けなかったことに対し、民意は政治腐敗を明確に拒んだ」
と訴えた。
特別国会での首相指名選挙に向けて与野党の多数派工作が活発化している。
その結果如何にかかわらず、立民の影響力増大が予想される。
産経は、集団的自衛権の限定行使は憲法違反という考えを変えず、反撃能力の保有にも消極的な立民について
「これで国民を守れるのか」
「この政策では日米同盟を危機に陥れた旧民主党政権の二の舞いになる恐れがある」
と政権担当能力に疑問符を付けた。
読売も
「『寄り合い所帯』で、安全保障やエネルギーなど基本政策でさえ一致しているとは言えない」
「そうした現状で、他の野党と政策協議ができるのか」
「まずは立民内の基本政策をしっかりと固めることが不可欠だろう」
と釘を刺した。
朝日は
「与野党が拮抗する政治状況を、立法府の行政監視機能を立て直し、熟議を通じた丁寧な合意形成に繋げてもらいたい」
「立憲の責任と役割は極めて重くなった」
と記した。
毎日も立民に対し
「国会での存在感の高まりに見合った責任を果たすべきだ」
と注文し、
「与野党が伯仲する政治状況下では、緊張感ある論戦を通じて国民本位の合意を見い出すことが欠かせない」
と説いた。
日本の政治は新たな局面に突入した。
来年2025年夏の参院選を睨み、与野党の攻防は激しくなるだろう。
だが、スピード感をもって政策の合意形成を図っていかなければ、迷惑を被るのは国民である。
与野党はその事を肝に銘じてもらいたい。

■衆院選での与党過半数割れをめぐる主な社説
【産経】
・審判を重く受け止めよ/安定した政権の構築を求める(10月28日付)
・首相の居座りは許されぬ/直ちに辞職し新総裁選出を(29日付)
【朝日】
・国民から首相への不信任だ(28日付)
・信失ったままでは困難(29日付)
【毎日】
・「政治とカネ」に重い審判(28日付)
・不信拭う改革が最優先だ(29日付)
【読売】
・長期政権の驕りが不信招いた/国政の停滞は避けねばならない(28日付)
・首相は責任の重さを自覚せよ/政権の枠組み作りが焦点となる(29日付)
【日経】
・自民不信を突きつけた厳しい審判(28日付)
・国政の停滞回避へ責任ある行動を(29日付)
【東京】
・民意は政治腐敗拒んだ(28日付)
・熟議の政治を取り戻せ(29日付)

<主張>与党「過半数割れ」 審判を重く受け止めよ 安定した政権の構築を求める
社説
2024/10/28 5:00
https://www.sankei.com/article/20241028-FCCUJHFOJVJ47OD67N322RXKGY/
第50回衆院選の投開票が行われた。
政権の信を問うと臨んだ石破茂首相は勝敗ラインに自民党、公明党の与党過半数を設定していたが、届かなかった。
立憲民主党は躍進し、国民民主党も議席を伸ばした。
自民にとって野党に転落した平成21年の衆院選以来となる歴史的敗北だ。
首相は選挙結果を重く受け止めねばならない。
今後自民は非公認当選者の追加公認を図る見通しだ。
国際情勢は厳しく、混迷の度合いを増している。
今後、特別国会で首相指名選挙が行われるが、各政党は安定政権を作るべく努力してもらいたい。
国政を停滞させてはならない。
■言い訳選挙では勝てぬ
今回の大敗は、石破首相と自民執行部が
「言い訳選挙」
にしてしまったことが大きい。
言い訳選挙で優勢に戦うことなど望むべくもない。
自民の旧安倍派などの派閥パーティー収入不記載事件への有権者の怒りはくすぶっていた。
それにうまく対応できなかったのが首相だった。
就任後、不記載の前議員の非公認を増やし、比例代表との重複立候補を認めなかった。
しかも一気に事を決めず騒動を続けた。
世間の関心が
「政治とカネ」
一色になったのはそのせいでもある。
選挙戦最終盤には自民が、非公認にした候補が代表を務める政党支部に活動費2000万円を支給したことが報じられ、首相は党勢拡大のためで
「選挙に使うことはない」
と釈明した。
これも有権者の投票行動を左右した可能性がある。
有権者や他党からどう見られるかを考えなかった石破首相や森山裕幹事長には、自民内から疑問の声が上がった。
石破首相は高市早苗前経済安全保障担当相との協力関係構築にも失敗し、閣僚人事で挙党体制を作らなかった。
自民の岩盤支持層の離反を招き、票が日本保守党や参政党などへ流れた。
国会論戦も十分に行わず早期解散に走った。
これで勝てると思っていたのなら信じ難い。
衆院選で政治とカネの問題への有権者の憤りが改めて示された。
各党は政治改革の具体策で合意し、速やかに実行に移すべきだ。
それを怠れば政治不信に拍車がかかる。
言い訳選挙になったのは、もう1つ理由がある。
それは、石破首相が政治とカネの問題を上回る、または匹敵するような政策上の大きな争点を国民に示せなかったことだ。
衆院選は常に日本の独立と繁栄、国民の生活と暮らしがかかった、日本の針路を決める政権選択選挙なのである。
にもかかわらず日本の針路を巡る本格的な論戦は展開されなかった。
とりわけ日本を守る安全保障が重視されなかったのは残念だ。
■立民は国を守れるのか
台湾有事の懸念が高まっている。
公示の前日には、中国軍が台湾を包囲する形で大規模な演習も行った。
今回の衆院選で選ばれた議員が台湾有事に直面する可能性がある。
北朝鮮の軍はウクライナ侵略に加担する見通しだ。
朝鮮半島有事がロシアを含む日本有事へ拡大することもあり得る。
その危機が十分には語られず、抑止力のための防衛力の抜本的強化、国民保護などの具体策の議論が深まらなかったのは問題だ。
立民の影響力は増大する。
野田佳彦代表は外交・安保政策の継続性を重視する考えを示す一方で、集団的自衛権の限定行使は憲法違反という党の立場を変えていない。
反撃能力の保有にも積極的ではない。
これで国民を守れるのか。
この政策では日米同盟を危機に陥れた旧民主党政権の二の舞いになる恐れがある。
政策上の欠陥を抱えたままの立民に政権担当能力があるのか疑問だ。
経済を巡っては、各党がこぞって消費税減税や給付金支給などの物価高対策を示した。
だが財源を含む具体化の道筋には曖昧なものが多く、バラマキ色が目立った。
物価高に負けない賃上げを果たし、デフレからの完全脱却を確実にするには、生産性を向上させて企業の収益力を高める取り組みが欠かせない。
そうした積年の課題を解決しなければならない。
憲法改正の動きを後退させてはならない。
自民の大敗に加え、改憲に前向きな日本維新の会が振るわなかった影響は大きい。
自衛隊明記や緊急事態条項の創設は急務で、国会は改憲原案の条文化を進めるべきだ。

<主張>国民の審判 首相の居座りは許されぬ 直ちに辞職し新総裁選出を
社説
2024/10/29 5:00
https://www.sankei.com/article/20241029-CEB23AAJIJPI7NMIRKWA2U4OUQ/
衆院選で大敗を喫した石破茂首相(自民党総裁)が2024年10月28日の記者会見で、引き続き政権を担う意欲を示した。
自身が設定した与党過半数という勝敗ラインを割り込む大敗の責任を取らずに、石破首相が政権に居座ろうとするのは信じ難いことだ。
責任を取って潔く辞職すべきである。
自民は比較第1党に踏みとどまった。
友党の公明党と共に政権構築を目指すのは分かるが、それは国民の信を失った石破総裁の下ではあり得ない。
自民は速やかに総裁選を実施し、新総裁と新執行部が他党と交渉するのが望ましい。
■本当に反省しているか
石破首相は会見で、衆院選の審判を
「真摯に厳粛に受け止める」
と語った。
だがその言葉とは裏腹に、
「国政の停滞は許されない」
と繰り返し、
「安全保障、国民生活、災害対応に万事遺漏なきを期すことも私どもが負うべき責任だ」
と述べた。
そこには反省が感じられない。
国民は衆院選で石破首相に国政運営を託したくないという判断を示した。
それが何故分からないのか。
有権者の審判を無視するトップが政権の座に留まろうとして国民の支持を得られると思うなら甘過ぎるし、民主主義から外れている。
全ての自民国会議員は、石破首相の続投こそが、国政の停滞を招くと知るべきである。
自民の小泉進次郎選対委員長は2024年10月28日、
「選挙の結果責任は選対委員長が引き受ける」
として辞任した。
小泉氏は自身の進退について
「目標を達成出来なかったのに責任を取らない自民党では、不信感の方が大きいと思う」
と語った。
これは石破首相、森山裕幹事長にこそ言えることである。
自民千葉県連会長の桜田義孝元五輪相は
「議席をあれだけ減らした」
「責任はある」
と述べ、首相や執行部の早期退陣を促した。
これが国民感覚に沿った判断だろう。
石破首相は、第1次安倍晋三政権時の参院選で自民が大敗し
「ねじれ国会」
となった際に、続投を表明した安倍首相を攻撃した。
党総務会で
「(安倍)首相は『私か小沢一郎民主党代表かの選択だ』と訴えたのに、どう説明するのか」
と非難した。
代議士会では
「首相は『反省すべきは反省する』と言っているが、何を反省し、どう改めるのかはっきりしてほしい」
と責め立てた。
同じ事を石破首相に問いたい。
2024年10月28日の会見で
「自民党は心底から反省し、生まれ変わらなければならない」
と語ったが、トップである自身がまず責任を取るべきだろう。
麻生太郎政権時に農林水産相だった石破首相は、事実上の退陣を迫ったこともある。
過去の言動との整合性がなければ、石破首相への信頼は集まらない。
首相の言葉は限りなく軽いものとしてしか受け取られまい。
■森山幹事長も責任重い
他人に厳しく自分に甘い、主権者である国民の審判を軽んじる。
そこに謙虚さは見当たらない。
このような有り様で与党は特別国会の首相指名選挙に確実に勝てるのか。
よしんば勝ったとしても、自民党内からは辞任論が出て、石破首相の求心力は低下している。
安定した政権運営が出来るのか。
森山幹事長の責任も重い。
選挙戦最終盤には、自民が非公認にした候補が代表を務める政党支部に活動費2000万円を支給したことが報じられ、
「政治とカネ」
を巡る批判に拍車を掛けた。
石破首相は
「選挙に使うことはない」
と述べたが説得力に乏しかった。
支給を主導したのは森山氏だったとされる。
石破首相の就任後に、臨時国会で予算委員会を開かず早期に解散するよう進言したのも森山氏である。
首相と森山氏は衆院選を有利に展開しようと党利党略に走ったが、思惑外れに終わった。
政府与党は首相指名選挙を行う特別国会を2024年11月11日に召集する方向で調整している。
だが、憲法第54条は衆院選投票日から30日以内の召集を定めている。
殊更引き延ばすことはあってはならないが、国会議員中心の自民総裁選を実施するくらいの日程的余裕はある。
自民は新総裁を選び、出直しを図らねば信頼回復は遠く、来年2025年の参院選でも有権者から厳しい審判を受けるだろう。
石破首相が今、日本と国民、党のために出来ることは速やかに辞任することしかない。

衆院選自公惨敗 長期政権の驕りが不信招いた
2024/10/28 5:00
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20241028-OYT1T50056/
◆国政の停滞は避けねばならない◆
自民、公明の与党が衆院選で惨敗し、過半数を割り込んだ。
今後、一部の野党の協力を得て、引き続き自公が政権を担い続けられるのか。
あるいは、立憲民主党を中心とした野党勢力が政権交代を起こせるのか。
政局は一気に流動化する情勢となった。
また、
「自公で過半数」
を勝敗ラインに設定していた石破首相の進退も焦点となる。
■政局の流動化は確実
第50回衆院選が開票された。
自公は、2012年の政権復帰以降、経験したことのない逆風に晒された。
大幅な議席減は、政治とカネの問題に象徴される、長期政権の驕りや緩みに対する国民の不信感を反映した結果と言えるのではないか。
一方、多くの野党は議席を増やしたが、理念や基本政策の異なる各党で協力できるかは見通せない。
自公、立民それぞれが過半数確保に向け、多数派工作を繰り広げることになりそうだ。
与野党の勢力が伯仲することで、予算案や法案を巡る攻防が激化して政策遂行が遅れる事態が懸念される。
実際、2007〜2008年の福田内閣当時は、野党が国会運営を主導し、国政が停滞した。
今後、政権の枠組みを巡って与野党が駆け引きを繰り広げ、混乱が長引く可能性もある。
山積する内外の難題に適切に対応できるのか。
与野党共に大きな責任を負うことになった。
今回の衆院選は異例ずくめだった。
石破政権が内閣発足直後の
「ご祝儀相場」
を当て込み、戦後最短での衆院解散に踏み切った。
だが、自民党は、政治資金問題を抱えた前議員らの処遇を巡り、原則として全員を公認する方針が批判されると、非公認を次々と増やし、定見のなさを露呈した。
選挙戦の終盤には、非公認となった候補が代表を務める党支部に対し、党本部が公認候補向けと同額の2000万円を支給していたことも発覚し、混乱を広げた。
執行部の失態と言う他ない。
自民が苦戦した背景には、
「岩盤」
と呼ばれた保守層の支持が離れたこともあるのではないか。
岸田前首相が昨年2023年、性的少数者(LGBT)理解増進法の成立に急に舵を切ったことや、総裁選での選択的夫婦別姓の議論に反発する支持者は多かった。
こうした政策に反対してきた参政党や、政治団体・日本保守党が一定の支持を集めたのは、自民に不満を持つ保守層を引き付けることに成功したからだろう。
既成政党に対する不信感が、新興勢力を勢い付けている側面もある。
■現実的な主張が奏功か
先月2024年9月、15年ぶりに党首が交代した公明も厳しい選挙戦となった。
小選挙区選に初めて挑戦した石井新代表が落選したのは、支持母体の創価学会員の高齢化が影響しているとされる。
一方、立民の伸長は、自民の
「金権体質」
を争点化する手法が奏功したことが一因だ。
また、野田代表は、仮に政権交代が実現したとしても、現在の安全保障政策を 概 ね継承する考えを示した他、原子力発電を含むエネルギー政策について、党の綱領で定めた
「原発ゼロ」
に拘らない方針を強調した。
こうした現実的な主張が有権者に安心感を与えたようだ。
国民民主党も躍進した。
玉木代表が
「手取りを増やす」
と主張して、
「生活重視」
の姿勢を取ったことが、特に若い世代の支持拡大に繋がったのだろう。
日本維新の会が伸び悩んだのは、大阪・関西万博の会場建設費が想定以上に膨らんだことや、推薦した前兵庫県知事のパワハラ疑惑が影響したとみられる。
他方、選挙戦で政策論争が深まらなかったのは残念だ。
■課題を蔑ろにするな
物価高を上回る賃上げをどうやって定着させていくかは喫緊の課題である。
社会保障制度を持続可能な仕組みとしていくにはどうすればよいか。
急速に進む人口減少への対策も待ったなしだ。
ウクライナ戦争や中東の紛争が長期化し、国際情勢は激変している。
先進7か国(G7)の一角を占める日本は外交力を発揮し、国際社会の安定に貢献すべきだ。
日本周辺の安全保障環境はかつてないほど悪化している。
防衛力の強化はもとより、日米同盟を深化させると共に、友好国を増やしていく必要がある。
野党の選挙戦術もあって、政治とカネの問題が焦点となったのはやむを得ないとしても、国政の課題を蔑ろにするような事態は避けなければならない。

自民歴史的大敗 首相は責任の重さを自覚せよ
2024/10/29 5:00
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20241028-OYT1T50239/
◆政権の枠組み作りが焦点となる◆
国民に信を問うために断行した衆院解散・総選挙で大敗した以上、石破首相が取るべき道は明らかだ。政権に居座り、政局の混乱を長引かせることは許されない。
速やかに進退を決することが憲政の常道である。
衆院選の結果、自民、公明の与党の獲得議席は、首相が「勝敗ライン」とした「与党で過半数」には程遠い215議席だった。自民党は191議席にとどまった。
■勝敗ラインには程遠く
自民党が200議席を下回るのは、民主党に政権を明け渡した2009年以来で、自民結党以降でも2回目だ。今回は歴史的惨敗を喫したと言える。
首相は、過半数割れの少数与党であっても、無所属で当選した議員らの追加公認や、一部野党の協力によって政権を維持しようとしている。選挙後の記者会見では「国政を進めていくことで職責を果たしていく」と述べた。
首相が協力相手として想定しているのは国民民主党だ。国民民主は「対決より解決」を掲げ、予算案や法案の採決で自公と足並みを 揃 そろ えたこともあるため、連携が可能とみているようだ。
だが、衆院選で敗れた首相が少数与党の体制で政権を維持できたとしても、国会では多数派の野党を相手に、必要な法案や政策を実現させていくことは困難で、混乱が長引くだけだ。
首相は責任の重さを自覚し、判断を間違えてはならない。
衆院選の敗因について首相が、「政治とカネの問題で国民の疑念、不信、怒りが 払拭 ふっしょく されていないことが最大の理由だ」と述べたのはその通りだろう。
しかし、新政権が衆院選でとった戦術はちぐはぐで、ことごとく裏目に出たのも事実だ。
そもそも首相就任前に、解散日程を表明したことは異例で、違和感を覚えた人は多かった。
■ミス繰り返した執行部
首相は自民党総裁選の最中、早期の解散に慎重な考えを示していたのに、首相に就任すると、予算委員会を開かず、戦後最短の日程での解散に踏み切った。
こうした策を首相に進言したのは、総裁選で早期解散論を唱えていた小泉進次郎選挙対策委員長だとされている。
首相交代直後の刷新感を武器に選挙を戦おうとしたようだが、これを受け入れたのは首相で、有権者には、誠実さに欠けるという印象を与えたに違いない。
このほか、政治資金収支報告書に不記載があった前議員らを公認するか、非公認とするかを巡って執行部の方針は二転三転した。
選挙戦最終盤には、非公認候補が代表を務める党支部に、自民党から公認候補と同額の2000万円を支給していたことが判明し、「非公認は見かけ倒しの処分だ」といった批判を招いた。
石破政権がこれほど失策を繰り返していたら、支持を失うのも当然だ。執行部に責任を取らせて済む問題ではない。
大敗した自民とは対照的に、立憲民主党と国民民主党は躍進した。自公に代わる受け皿としてみなされたのだろう。日本維新の会と共産党は議席を減らした。
欧州では、エネルギー価格など物価高騰への不満から、自国第一主義を掲げた極右政党が伸長するケースが目立っている。
今回の衆院選では急進的な主張をする勢力が一定の支持を集めたが、その広がりは限定的で、日本の有権者は、穏健な保守や中道路線を支持したとみて良かろう。新たな政権の枠組みは、そうした民意を反映することが望ましい。
立民は、他の野党との多数派工作に力を入れ始めている。野田代表が野党を糾合し、政権交代を実現できるかどうかが焦点だ。
■政策の一致は不可欠だ
ただ、野田氏の足元は盤石とは言い難い。立民は、リベラル系や中道路線を支持する議員などの「寄り合い所帯」で、安全保障やエネルギーなど基本政策でさえ一致しているとは言えない。
そうした現状で、他の野党と政策協議ができるのか。まずは立民内の基本政策をしっかりと固めることが不可欠だろう。
野党各党で協力するにしても、理念や基本政策が 乖離 かいり した状態では、政権は安定しまい。実際、1993年に7党1会派で発足した細川連立内閣は、路線対立が絶えず、1年足らずで瓦解した。
国際情勢は緊迫の度を強め、国内は少子化問題、社会保障制度改革、経済再生など待ったなしの課題が山積している。各党もまた責任の重さを忘れてはならない。

[社説]自民不信を突きつけた厳しい審判
衆議院選挙2024
社説
2024年10月28日 2:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK271700X21C24A0000000/
政治とカネの問題で自民党に厳しい審判が下った。
第50回衆院選は2024年10月27日投開票され、自民、公明両党は過半数を大きく下回り敗北した。
自公は政権に復帰した2012年以来の岐路に立った。
石破茂首相らの責任論は避けられない。
自公は野党に協力を求めて政権を継続する方針だ。
立憲民主党は躍進し、多数派の形成に向けて野党各党と協議に入る。
政局は流動化し、政権の枠組みが見えない不透明な状況になった。
■世界の潮流が波及
自民は公示前の247議席から大きく減らし、下野した2009年以来の敗北となる。
接戦だった多くの小選挙区で競り負け、閣僚経験者や政治資金の不記載で非公認となった無所属前職ら有力議員の落選が相次いだ。
公明も石井啓一代表が落選したのをはじめ、牙城である関西で苦戦するなど、公示前の32議席を下回った。
立民は公示前の98議席から大幅に議席を伸ばした。
保守系の野田佳彦元首相を代表に据えたことで、自民支持から離反した保守層の受け皿になったとみられる。
自民との議席差を一気に縮める結果は、政権交代への足掛かりを築いたと言ってよいだろう。
自民の敗因が政治資金問題にあるのは明らかだ。
私たちは当初から
「政治とカネの問題は、扱いを誤れば政権の命取りになる」
と指摘してきた。
だが自民は生温い対応に終始し、有権者の不信感を拭うことはできなかった。
与党の敗北は世界的な潮流でもある。
選挙イヤーの今年2024年、各国で相次いだ現職や与党に逆風が吹く流れが日本にも及んできたと言えよう。
物価高や賃金、雇用など身近な課題に既存の政治が十分対応できず、有権者がノーを突き付ける構図だ。
政治資金の杜撰な管理が物価高に耐える国民の不満を増幅したと見るべきだろう。
選挙戦の争点が政治とカネの問題に集中し、政策論争が深まらなかったのは残念だ。
物価上昇を上回る所得向上への道筋や社会保障の給付と負担の見直し、人口減少に伴う地方創生の在り方などは、どんな政権であっても重要課題として取り組まざるを得ない。
日本の政治の安定が損なわれることになれば、対外的に大きなマイナスだ。
米大統領選の行方が見通せない中、日米同盟や日韓関係の不安定要因にならないよう注意する必要がある。
日米韓の連携が動揺し、中国や北朝鮮、ロシアに対日政策の軽視や周辺地域での過激な行動を誘発する事態は避けなければならない。
政治の安定は海外から日本にヒト、モノ、カネを呼び込む誘因の1つでもある。
政局が混迷すれば、日本への投資を控える動きにつながる懸念がある。
ようやく成長軌道に乗りつつある経済に水を差すことがあってはならない。
そのためには出来るだけ早く安定した政権基盤を取り戻す他ない。
自公は過半数を割っても一部の野党と連携することで政権を継続したい考えだ。
連立政権の枠組みへの野党勢力の参加も視野に入れるが、現時点で野党側に自公連立に加わる動きはない。
■熟議を取り戻す契機に
一方、立民は非自民勢力の結集に向けて野党各党と協議する意向だ。
ただ、どのような枠組みで政権を目指すのか、具体的な政権構想はこれからで、成否はまだ見通せない。
自民と立民の議席差が大幅に縮まったことで、衆院選後に開かれる特別国会での首相指名選挙に向け、両陣営の攻防が激しくなる。
国民民主党や日本維新の会などとの連携を巡る綱引きも予想される。
政権の枠組みが見えてくるには時間がかかりそうだ。
与野党の伯仲は政治の在り方として悪い事ではない。
政権交代を目指す立民の伸長は国会審議に緊張感を与える。
中道保守の第1党と第2党が熟議を通じ、重要課題を解決するのは政治の1つの知恵である。
立民にとっては政権担当能力を磨く場となり、政権への近道になるはずだ。
対外的にも日本の政治の安定と成熟を示すことになろう。
ウクライナ戦争や中東情勢は緊迫の度を増している。
与野党とも内向きの政争に陥るのではなく、国内外の情勢に目を向け、国際社会で求められる日本の役割を自覚して安定した政治を取り戻すことを急ぐべきである。


[18初期非表示理由]:担当:スレと関係が薄い長文多数のため全部処理。自分でスレを建てて好きな事を投稿してください

28. 岩宿[293] iuKPaA 2024年11月06日 11:11:19 : B9Nwb2yVj6 : VDA5R1kvRXZEblE=[42] 報告
国民は石破が総理として落第しているから、自民党に票を入れなかったのではない。国民は一年ぐらい総理としての活動の様子を見ないと、本当の評価は下せない。

自民党の惨敗はむしろ、長期安倍政権に対する民衆の再評価が原因である。国民の潜在意識を政界は理解していない。政界は単細胞のぼんくらの集まりなのだ。

29. はっつぁん[32] gs2CwYLCgp@C8Q 2024年11月06日 11:13:37 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2595] 報告
>投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 11 月 06 日 06:00:07:
>日刊ゲンダイDIGITAL > 政治・社会 > 政治ニュース > 記事 巻頭特集 やることなすこと国民を逆なで…何度も言うが、こんな自民と組んでもロクなことなし 公開日:2024/11/05 17:00 更新日:2024/11/05 17:00

きょう(令和6年2024/11/06日(水):平日)の「総合 アクセス数ランキング(瞬間)令和6年2024/11/06 11:11更新」のトップ記事は、

いつもの、

デイリー現代、いや日刊ヒョンデ、じゃなかった、日刊ヒュンダイ、いや日刊ゲンダイ

の、

巻頭特集

の、

コレですか・・・

>立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。「正式な連立となれば、あらゆる政策について共同責任を負うことになるが、パーシャル連合ならば、責任を回避し、手柄だけをあげられる──。国民民主党は、そう考えているのかも知れません。しかし、そううまく立ち回れるのかどうか。

うまく立ち回れると思っているのがタマンキ・・・

うまく立ち回れないと思っているのがムジナ3兄弟の金子勝サン・・・

さあ、どうなるか?

あ、そうだ、米大統領選はトランプがかちそうですね??

https://news.yahoo.co.jp/us-election/2024/
>開票速報

???

30. SS(えすツェット)[29] U1OBaYKmgreDY4NGg2KDZ4Fq 2024年11月06日 11:19:59 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2596] 報告
>>29

>トランプが勝ちそうですね

そうですね。

ヴァージニア州に注目!

サウスカロライナ州はトランプ!!

ノースカロライナ州も、たぶん、トランプ!!!

31. 覚醒した黄色いサルV[-518] im@QwYK1gr2JqZBGgqKDVIOLh1Y 2024年11月06日 11:33:37 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2597] 報告
>>30

>ヴァージニア州

第二次独立戦争でも、ここが勝負ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
>バージニア植民地東岸のグレートブリテン王国(イギリス)軍最終拠点であったヨークタウンにて、米仏連合軍がチャールズ・コーンウォリス率いるイギリス軍約7,000を包囲、降伏させた。

>この戦いによって、アメリカ独立戦争における植民地軍の勝利は確定し、独立戦争は事実上の終結を見た。

32. 夜盗虫[337] lumTkJKO 2024年11月06日 11:53:01 : s1jT4KGi9I : YlZ2a3RMd3REWnM=[1] 報告
役人の天下りも禁止にしないと
33. 夜盗虫[338] lumTkJKO 2024年11月06日 12:02:28 : s1jT4KGi9I : YlZ2a3RMd3REWnM=[2] 報告
副大統領候補のバンスは現状の米国をローマ帝国末期と分析
ここから白人中心の米国に復活させることは困難だ

そんな米国に服従する日本は米国にとって迷惑だw
といったとかいわなかったとかw

34. わ寺NSAそば大好き[12] gu2Om05TQYK7gs6R5Y1Egqs 2024年11月06日 12:32:44 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2598] 報告
>>31

>ヨークタウン

チェサピーク湾(東京湾に対応する)の奥にあるワシントンDCを守る拠点が、

ノーフォーク(ヨコスカに対応する)のバージニア州ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=DrjApvY5FE0
>【世界最大の軍港・ノーフォーク】4つの空母打撃群を配備する巨大海軍基地

ここが、フクイチのように、諜報機関によって攻撃されたら・・・

???

35. ミスターサタン[79] g36DWINegVuDVINeg5M 2024年11月06日 13:02:48 : f2SoJWzhmw : TXRNQ2NhSnpzWkU=[273] 報告
石破は内閣不信任案対策だけ考えてる、野党と政策を擦りあわせて的な動きはポーズだけ。
36. 減らず口減らん坊[350] jLiC54K4jPuMuILngvGWVg 2024年11月06日 13:29:06 : 02AqR48qCs : bXcxVEVMTWpOMWc=[349] 報告
ますます、大政翼賛会が近づいて来たねwww
小沢だから悪なのではない、悪だから小沢なのだ
37. ハイおくたん[2] g26DQ4Kogq2CvYLx 2024年11月06日 15:18:55 : XgeYiV1tnA : SEx6V3hXZk92Lk0=[2599] 報告
>>30

>ヴァージニア州

ハリス勝利でしたね。

ロス茶支配は続く・・・

38. たぬき和尚[900] gr2CyoKrmGGPrg 2024年11月06日 16:17:40 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[263] 報告
>>28
同意ですね。石破総理は今後も総理を続けるべきかとの問いに国民の7割が賛成と答えています。
防衛大臣経験者でミリオタでもあり「市民デモはテロリズムだから当然取り締まるべき」とも発言するウヨ的な面も持ち合わせていますが微々たるもので、本質は田中角栄の系譜を継ぐ数少ない政治家です。その彼のごくわずかの総理としての期間だけをもって失格の烙印を押すのは早計でしょう。
多くのマスコミが報じるように来年夏には参院選が行われます。これが本当の自民党の評価が下る国民チェックなのですから、それまでの間の政権の動きを見てから判断しても遅くないでしょう。
39. 銀の荼毘[831] i@KCzOS2lPk 2024年11月06日 17:13:28 : gXJe474Gqo : ak5va0VrcUwzdXc=[2] 報告

>裏金で処分を受けたり非公認扱いされても、更に裏支援金2000万円を支給されても当選する議員がいるなんて、、、。 そんな議員に投票した人も、そもそも投票すらしなかった人も同罪。   哀しいかな、これ、現実なのよね、、、



開票が不正なのに🟰どうすることもできない。


選管🟰警察および→犯罪人を告発しない検察←←←日本の本当の病巣は🟰ここにある。


それを言う政党は無い🟰日本を正せる政党は無いので🟰選挙など無駄。

40. 銀の荼毘[832] i@KCzOS2lPk 2024年11月06日 17:18:02 : gXJe474Gqo : ak5va0VrcUwzdXc=[3] 報告

別に,誰が自民党と組んでも良い。


その政権が🟰不正選挙を止めない警察を処断し/犯罪を告発しない検察を刷新するなら🟰別に自民党と組んでも何も問題は無いのだ。


反対に↓

↑立憲と組んで,何らかの政府ができたとて↓

↑それが→ 不正選挙を止めない警察を処断せず/犯罪を告発しない検察を刷新しないなら🟰政権交代に🟰何の意味も意義も不在だ。


見たところ🟰立憲にも,それができる下地は無い。


日本に🟰政府は不要だ。


司法官僚が→憲法違反の独裁の旗でも掲げれば,それが真の日本の姿だ。


41. カミー[1330] g0qDfoFb 2024年11月06日 17:28:02 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[2055] 報告
>>36
ライフワーク熱心だね、何のうらみあるか教えて。
42. カミー[1331] g0qDfoFb 2024年11月06日 17:30:22 : VD4ii5VLrc : LkNtNWhSVENTRS4=[2056] 報告
>>39
私を他の投稿で誹謗中傷してくれてたけど理由を言って欲しいね。
43. さっちゃん3214[733] grOCwYK_guGC8TMyMTQ 2024年11月06日 19:01:47 : d6iRa8BWeE : QS9IMjgvQkZ4aDY=[34] 報告

44. さっちゃん3214[734] grOCwYK_guGC8TMyMTQ 2024年11月06日 19:02:37 : d6iRa8BWeE : QS9IMjgvQkZ4aDY=[35] 報告

45. さっちゃん3214[735] grOCwYK_guGC8TMyMTQ 2024年11月06日 19:04:39 : d6iRa8BWeE : QS9IMjgvQkZ4aDY=[36] 報告

46. さっちゃん3214[736] grOCwYK_guGC8TMyMTQ 2024年11月06日 19:06:43 : d6iRa8BWeE : QS9IMjgvQkZ4aDY=[37] 報告

47. さっちゃん3214[737] grOCwYK_guGC8TMyMTQ 2024年11月06日 19:09:10 : d6iRa8BWeE : QS9IMjgvQkZ4aDY=[38] 報告

48. たぬき和尚[904] gr2CyoKrmGGPrg 2024年11月06日 19:26:02 : ZGAvq8lUL6 : RGlkdUxULi93MEE=[267] 報告
民社党は春日一幸以外はクズばかりだった。
春日も反共演説で名前をとどろかせていたが、一方で田中角栄の親中外交は評価していた。こんなやり方は岐阜の百姓の家に生まれ育った春日しかできない。角栄と同じ境遇で育ったからこそ、日中平和がアジアの平和、ひいてはアメリカの日本外交への口出しを阻止することになると分かっていたのだろう。賢人だ。
その賢人の愚かな弟子が、今回日本保守党から衆院選に出馬し当選した河村たかし前名古屋市長だ。
49. 第n次嫌々期(仮)[1785] keaCjo6fjJmBWIr6gWmJvIFq 2024年11月06日 19:27:38 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[13205] 報告
こんな国民民主は支持してもロクなことなし(嗤)。
(だって第三自民党だもの)
50. ベニバナ通信[89] g3iDaoNvg2mSypBN 2024年11月06日 19:35:07 : x4tbrVDl8c : WlVxOWFrU3lXMFE=[76] 報告

ゲンダイ>「今週7日、アメリカ側からの呼びかけで、国民民主の玉木代表と駐日大使が大使館で会談する予定」

 今回選挙、大資本電通等は国民民主を押し上げとしちょると、真っ先に見抜いたんはれいわ山本太郎だ。事実多くの票はそっちへ流れたが、彼等の作戦は取り敢えず成功つうことか。加えて、どうもアメリカの後押しもあったかも。日本だけは離さないつう米の方針からは、十分ありそうだ。しかし、エマニュエルがどう踊ろうと、その当人の首も風前の灯だ。トラさんは外交も重視だが、とりあえず対日政策で何とかポイント上げようとする。手垢のついたエマニュエルを更迭して、清新フレッシュ人事でポイント目指すのでは。山本太郎の情報網のアンテナに、何か触診あり、明日の山本政権にプラスなることを、願うばかりだ。

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