http://www.asyura2.com/24/senkyo295/msg/571.html
Tweet |
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356289?rct=politics
またか。
そう思った人は多いのではないか。
立憲民主党内の不満、不和がメディアに漏れ、そのメディアの報道を通して国民に広く知れわたる。
国民の心には、否応なしに、立憲民主党の悪しきイメージが形成されていくことになる。
人事に対する不満は、どの組織でも少なからず生ずる。
その不満、そのことを不和というイメージで漏らしたからといって、状況が変わる筈も無く、立憲民主党にとってプラスになることは何も無い。
不断の、或いは、普段のコミュニケーションができていない証左と言えよう。
それにしても「口の軽い奴」がいるものだ。毎回同じ奴かもしれない・・・。
立憲民主党内では、目ぼしはついているのだろうけど・・・。
またアイツ、と。
たまにアツイお灸をすえてやれ。
以下に記事の全文を転載する。
立憲民主党の野田佳彦代表(67)は24日、新執行部の骨格となる人事案を両院議員総会に示し、承認された。幹事長に小川淳也前政調会長(53)、政調会長に重徳和彦衆院議員(53)、国対委員長に笠浩史国対委員長代理(59)が新たに就任した。「穏健な保守層」の取り込みを図る狙いから、リベラル色を薄めた布陣とした。
◆幹事長に小川淳也氏、政調会長に重徳和彦氏、国対委員長に笠浩史氏
選対委員長は大串博志衆院議員(59)が続投する。代表代行は、長妻昭政調会長(64)、辻元清美参院議員(64)のほか、大串氏が選対委員長と兼務する。辻元氏は留任となる。
野田氏は23日の代表選出時のあいさつで「今日からノーサイド。挙党態勢で政権を取りに行こう」と呼び掛けていたが、野田氏と決選投票まで競った枝野幸男元代表(60)は骨格人事には含めなかった。
小川氏ら中堅の3氏起用は、「刷新感を出したい」という野田氏の狙いに沿ったものとみられるが、いずれも代表選で野田氏を支援していたため、党内からは「あからさまな論功行賞人事」(党内中堅)と不満が出た。ベテラン議員は「自分が決めたら従えというのが野田氏のやり方だ」と指摘した。
◆わき出る不満に「党内融和を図っていく」と小川氏
党内の不満に対し、小川新幹事長は24日、国会内で記者団に「自民党に代わりうる選択肢をつくるという推進力を生み出し、結果として党内融和を図っていく」と訴えた。
早期の衆院解散・総選挙の可能性がある中、野田氏は政権公約を策定する「次の内閣」と、総合選挙対策本部を週内にも発足させる方針。(中沢穣、我那覇圭)
記事の転載はここまで。
この度の人事の焦点は、幹事長に起用された小川氏だろう。
野党統一候補実現に向け、特に「共産党」と「れいわ新選組」に向けた、小沢氏一流のメッセージであり、采配ではないかと想像する。
ウィキペディアによれば、
「・・・今回の立憲民主党代表選挙では、自身が筆頭副会長を務める党内最大グループの サンクチュアリは、グループの顧問を務める枝野幸男前代表を支援する方針を決めていたものの、小川は代表選挙で野田佳彦元首相の支持を表明し、小川は野田を支持するにあたりけじめをつける形で、グループに退会届を提出した。選挙後の9月24日に野田代表から幹事長に起用された。なお、党幹部の一人は、大串博志選挙対策委員長が党務総括担当の代表代行を兼務することに触れ、「大串氏が幹事長に代わり、党務全般の責任を持つことになる」との見方を示した。・・・」
「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、党務全般の責任を持たない幹事長。
「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、党務全般の責任を持つ選挙対策委員長兼代表代行。
「野党共闘」を実現し、政権交代を成就するまでは、選挙全般に責任を持つ総合選挙対策本部のナンバー2。
野党間の交渉に「幹事長」の肩書が必要だとの判断なのだろう。
小川氏の行動が、サンクチュアリグループに対する裏切りと映れば、
その結果としての幹事長の椅子と見えてしまうことになり、「あからさまな論功行賞」と非難するのも「むべなるかな」。
しかし、「野党共闘」に前向きでない人を執行部に入れるというのも、おかしな話ではないかということも言える。
野田氏は、人事の狙いを「刷新感」というだけで終わらせるのではなく、立憲民主党内で共有できるまで、よく話し合うべきだろう。
調べてみると、小川氏の「野党共闘」実現への思いは本物のようだ。
これも、ウィキペディアによれば、
「・・・野党共闘を推進する。民進党香川県連代表であった2016年、第24回参議院議員通常選挙香川県選挙区の候補者を共産党の候補者に一本化するため、私有財産制の保障や自衛隊の存続、天皇制の維持や議会制民主主義(政権交代制を前提とする複数政党制)の擁護、ならびにその他の人権の保障などの立場を明確にするための確認書を日本共産党香川県委員会との間で結ぶなど、民進党内の「共産党アレルギー」解消のために尽力した。日本共産党(民共共闘)との共闘については、立憲民主党幹事長特別補佐となった後の2018年12月にも共産党主催の演説会に出席し、「今度こそ本気の野党共闘をやろう」と訴えている。
また、同じく2018年12月、野党共闘に関して「徹底した野党共闘論者であるという自負がある。」「私は立憲が野党共闘を指導する立場になるべきだと考えている。」と主張した文章を毎日新聞に寄稿した。「国民党から共産党までみんなで合併、巨大な中道リベラル政党をこの国に誕生させることができれば、自民党と本気で対抗できる野党を創ることが出来る」と他の野党との合併論者であることを自認し、共産党やれいわ新選組との合併による新党移行を主張している。」
一方で気になるのは、
小川氏は、消費税を25%まで引き上げる必要があると言ってきた御仁だ。
そして、代表代行を続投する大串氏は元財務官僚。小川氏は元自治・総務官僚。
2人とも、東大法学部卒という秀才。
元官僚が、果たして庶民目線で政策の立案ができるか・・・注目しなければならない。
小川氏を幹事長に起用したことが、野田氏から財務省への「メッセージ」でなければ良いのだが・・・。
そして、政調会長に重徳氏。この人も東大法学部卒の元総務官僚。
この人は、今は立憲民主党だが、経歴を見れば、日本維新の会、維新の党にも在籍している。
日本維新の会との政策調整の役割を与えられているのだろうか。
こちらも、政権交代を目指し、「野党共闘」への布陣とみれなくもない。
立憲民主党がメディアに取り上げられるのも今だけ。
考えようによっては、このような記事も出るだけましというものだ。
今のうちだ。
自民党の総裁が決まればテレビジャックされ、立憲民主党も他の野党も埋没する。
本来なら、言い争っている暇は無い。
しかし、現実は思っている以上に厳しいようだ。
新執行部は早速、野党に挨拶回りをしたようだが・・・、
FNNプライムオンラインのニュースから引用すれば、
日本維新の会・馬場代表:
我が党は、どの政党に対しても是々非々姿勢は変わらない。選挙協力ということはやらない。
共産党・田村委員長:
維新などとも連携ということを言われているわけですけれども、自民党の補完勢力であって市民と野党の共闘、両立はしえない。
国民民主党・玉木代表:
基本政策の一致ということがないと、ただ協力だと数あわせの批判が免れない。
一方、野田氏は記者団の取材に対し、「これからも誠意ある対話を続けていきたい」と述べました。
引用はここまで。
ところで、かつては「野党共闘」を組んだ「れいわ新選組」と「社民党」は?
挨拶回りで立ち寄ったかどうかは報じられていない。
ここでも、野田氏の言葉には、立憲民主党の反省が感じられない。
「これからも誠意ある対話を続けていきたい」
ではなく、
「これからは誠意ある対話を続けていきたい」
と言うべきところだ。
そして、欲を言えば、「対話」ではなく「協議」。
次期総選挙までに残された時間はほとんどない。
「頑張れ、野党共闘!。」
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK295掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。