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https://www.tokyo-np.co.jp/article/346932?rct=politics
永久に続くのではと不安になる酷暑日の連続。
物価は沸騰し、家計は火の車の日本国民に、真夏の太陽が「ギラギラ」と容赦なく照りつける。
暑い。ただ暑い。
弱者は、生きるために食費を削り、電気代に回すしかない、この夏。
大いなる矛盾。
それでも政治は動かない。まるでこの暑さで蒸発したかのようだ。
そんな厳しい毎日を、体中の汗腺から噴き出す汗を「ダラダラ」流しながら、命がけで働く労働者が、焼け付く日本を支えている。
それでも、これまで日本を支えてきた「老人」に支給される「年金」は焦げ付いたかのように少ない。
永田町では国民の支持をとっくに失った岸田政権が、ライバルがいないというだけの理由で、「だらだら」とその政権が存続している。
永久に続くのではと不安になる岸田政権、無為に過ぎる日の連続。
この暑苦しい日本で一層政治腐敗が進み、悪臭が日本全体を覆い尽くそうとしている。
そんな日本について、日本国民の誰もが、今が「政権交代の千載一遇のチャンス」と言う。
政権交代の期待に胸躍らす国民を前にして、野党はどうしようとしているのか。
山本圭氏が言う。
「何としても権力を取りに行く、というギラギラしたものが見えない。」
と。
エアコンの効いた議員会館にいては「熱く燃えない」。
ならば、表に出ろ、街に出ろ。・・・「暑くて、燃えない」?
燃えているのは国民の「心」と国民の「家計」
熱い。ただ熱い。
以下に記事の全文を転載する。
<どうなる?日本の政治>B
9月の自民総裁選と立民代表選を前に、有識者と政治の今を読み解き、これからを考える。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で政治不信が高まり、岸田文雄首相は内閣支持率が低迷している一方、政権交代を目指す立憲民主党など野党の支持率は伸び悩み、政治に閉塞(へいそく)感が漂う現状をどう捉えればいいか。インタビュー企画最終回の3回目は、立命館大の山本圭准教授に「指導者」のあり方を聞いた。
◆力強い指導者求める空気
―9月の自民党総裁選と立憲民主党代表選では、ともに指導力が問われる。
「リーダーシップの型は大きく『分断型』と『統合型』に分けられる。分断型は敵をつくりだし、それを批判することで人々の喝采を集める。典型はトランプ前米大統領で、安倍晋三元首相にもそういう側面があった。台頭する背景には、紛争や災害、経済の混迷などの社会不安に対応できる力強い指導者への待望論がある」
―分断型の指導者が台頭する危うさは。
「指導者のカリスマは20世紀前半にも求められたが、ファシズムがそうであったように独裁に進む恐れが常にある。一方、分断型に対抗するのが統合型だ。社会の多様な声を受け止め、結び合わせる方向にリーダーシップを発揮する。オバマ元米大統領のイメージが近いかもしれない」
―岸田文雄首相はどちらのタイプか。
「難しい。当初は『聞く力』を掲げ、安倍氏や菅義偉前首相とは異なるリーダー像を示してくれる期待があったように思う。しかし、就任後に打ち出した『新しい資本主義』の実態は不透明になるなど、ビジョンがよく分からなくなった。能登(半島地震)の被災地支援を見ても、総じて指導力を発揮しているようには見えない。党内にライバルがいないので、だらだらと政権が存続しているだけのように思われる」
◆「もう一つのリーダーシップを模索する時」
―対する野党の状況は。
「何としても権力を取りに行く、というギラギラしたものが見えない。現政権の存続を許しているのは、政権交代の緊張感がないことが大きい。野党第1党の立民も支援組織の連合か、野党共闘を求める共産党を選ぶか、どっちつかずでふわふわしている印象が拭えない。現状に甘んじることなく、無党派層に加えて自民の支持層まで取り込んで政権を奪いに行く気概を示してほしい」
―政治的なリーダーをどう見定めるべきか。
「ある時期まで、対立する意見を戦わせて選択肢を明確にする『分断型』が重要な局面もあったが、社会の分断が深刻化した今、もう一つのリーダーシップである『統合型』を模索する時ではないか。指導者のあり方は、社会情勢や有権者らの姿勢の反映でもある。自民と立民の党首選にとどまらず、来年までに衆院選や参院選もある。投票をはじめ、日ごろからの政治参加や権力監視を通じて、私たちがどのような指導者を望むのか考える機会としたい」(聞き手・我那覇圭)
(やまもと・けい 1981年、京都府舞鶴市生まれ。神戸大卒業後、名古屋大大学院博士課程単位取得退学。岡山大大学院専任講師などを経て2017年から現職。専門は現代政治理論・民主主義論。著書に「現代民主主義—指導者論から熟議、ポピュリズムまで」「嫉妬論—民主社会に渦巻く情念を解剖する」など。)
記事の転載はここまで。
山本圭氏が言う。
現政権の存続を許しているのは、政権交代の緊張感がないことが大きい。
野党第1党の立民も支援組織の連合か、野党共闘を求める共産党を選ぶか、どっちつかずでふわふわしている印象が拭えない。現状に甘んじることなく、無党派層に加えて自民の支持層まで取り込んで政権を奪いに行く気概を示してほしい」
、と。
「・・・政権を奪いに行く気概を示してほしい」
同感。
立憲民主党が、「連合」か「共産党」かで「フラフラ」しているのは、この猛暑のせいではない。
求められているのは「リーダシップ」。
そして燃え滾る「気概」。
山本圭氏は、今の立憲民主党の代表にも執行部にも、その両方が欠けていると指弾している。
同感。
立憲民主党に「カマラ・ハリス」は現れないか?。
代表選を楽しみにしよう。
しかし、正直に言うと、立憲民主党に残された時間はあまり無い。
岸田政権の様に、毎日を無為に過ごしている訳にはいかないはずだ。
共産党、れいわ新選組との「意見交換」が済んだとのニュースには未だ接しない。
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