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123便墜落原因再調査不可欠
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2024年8月11日 植草一秀の『知られざる真実』
1985年8月12日18時56分、群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落したJAL123便。
乗員乗客524名のうち、520名が犠牲になった。
520名のなかに懐妊した女性が1人おり、胎児も含めれば犠牲者は521人。
4名の乗員乗客が救出された。
航空機事故史上最悪の事故発生から39年の時間が経過する。
公表されているボイスレコーダーデータには、
8月12日18時24分35秒と同36秒ころに2度、「ドーン」という2度の音声記録
が示されている。
その直後の18時24分42秒に機長が「スコーク77」を発し、副操縦士が18時24分47秒に復唱した。
スコーク77は航空機における最高度の国際救難信号。
さらに、18時24分48秒と18時24分52秒に2度
「オレンジエア」
の言葉が機関士から発せられた。
スコーク77は最高度の国際救難信号。
24分35秒と36秒に2度、「ドーン」という音が生じ、1秒後に
「まずい」
「なんか爆発したぞ」の声が発せられている。
声を発したのは機長と見られる。
2、3秒後には「スコーク77」が発せられている。
スコーク77は最高度の国際救難信号。
爆発音が生じたときに、高濱機長はいかなる事態が発生したのかをほぼ正確に把握したのではないかと考えられる。
その直後に機関士が発したと見られる言葉が
「オレンジエア」
である。
この言葉は、元々公式記録等に存在しないもの。
あるきっかけで私は「オレンジエア」に行き着いた。
きっかけは2000年11月9日放送のフジテレビ番組
「ザ・ノンフィクション『15年目の検証』」
である。
以前はネット上で番組を閲覧できた。
しかし、私の指摘後にネット上から削除された。
問題の音声は事故調査委員会の報告書において、
「オールエンジン」
と表記されたもの。
フジテレビ特別番組の目玉がこの音声分析だった。
番組では音声解析の専門家、海外の専門機関までが登場し、「オールエンジン」ではなく「ボディギア」ではないかとの結論が示唆された。
しかし、音声そのものの放送はほとんどなかった。
百聞は一見に如かず。
実際に音声を確かめてみることにした。
ネット上に開示されているボイスレコーダー音声が公開されていた。
当該箇所を何度も繰り返し聞いた。
すると、ボイスレコーダー音声は何度聞いても「オールエンジン」や「ボディギア」とはまったく聞こえず、ただ単純に「オレンジエア」としか聞こえなかった。
音声解析の専門家を登場させること自体が不可思議以外の何者でもない。
犯罪はこうしたことから発覚することが多いのではないか。
私は「オレンジエア」についての何の知識も持ち合わせていなかった。
そこで「オレンジエア」を検索してみると驚くべき事実が明らかになった。
「オレンジエア」とは海上自衛隊の誘導ミサイルや無人標的機のことを指す符牒だというのだ。
このなかで、123便墜落から28年経過した2013年9月に重大新事実が明らかにされた。
運輸省航空事故調査員会が
「62−2−JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr
を公表したのである。
気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が販売開始になった。
『沈む日本 4つの大罪
経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)
ぜひご高覧賜りたい。
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