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https://www.tokyo-np.co.jp/article/345250?rct=national
全てのニュースがパリ五輪の報道と、株価暴落のニュースにかき消されてしまう様相の中、見落としてはならない東京新聞の報道を見付けた。
今日5日、一つの裁判の判決が下されるそうだ。
それに先立ってのスレ建て。
報道機関にとっては命綱である「取材源の秘匿」の権利、義務が公権力により脅かされている。
しかも、警察組織の「不都合な真実」の隠蔽と組織防衛と保身のために、権力が使われた事実。
看過できない。
これを放置すれば、「おいこら警察」が跋扈する社会に逆戻りするだろう。
以下に記事の全文を転載する。
捜査情報を漏えいしたとして地方公務員法違反罪に問われた元鹿児島県警巡査長の判決が5日、鹿児島地裁で言い渡される。この事件では漏えい先としてニュースサイト「ハンター」(福岡市)を家宅捜索した鹿児島県警の異例の捜査手法が疑問視されている。代表の中願寺(ちゅうがんじ)純則さん(64)も本紙の取材に「不当捜査だ」と批判した。(西田直晃)
解説:『鹿児島県警「情報漏えい」事件』
(ニュースサイト「ハンター」に捜査資料を漏らしたとして、鹿児島県警は2024年4月、元巡査長=地方公務員法違反の罪で起訴、5日判決=を逮捕。ハンターの事務所を家宅捜索した。先月の初公判で元巡査長は起訴内容を認めながら「警察組織を変えたかった」との動機もあったと説明した。押収データを端緒に県警は5月末に前生活安全部長の本田尚志被告=国家公務員法違反の罪で起訴=を逮捕した。)
鹿児島県警は4月、元巡査長による捜査情報の漏えい先と判断し、ハンター事務所を捜索。中願寺さんのパソコンや携帯電話などを押収した。パソコンのデータには別の内部告発に関する文書画像もあり、5月に情報漏えいの疑いで前県警生活安全部長を逮捕した事件のきっかけとされる。
中願寺さんは「メディアの家宅捜索がなぜ必要だったのか。目的は『内部告発者を許さない』という県警の組織防衛ではないのか」と疑問視する。
異例の強制捜査には、日本ペンクラブが「民主主義社会の根幹を脅かす極めて深刻な事態」と声明で非難。新聞労連、日本ジャーナリスト会議福岡支部などからも抗議が相次いでいる。
過去の判例でも「取材の自由」は憲法上の権利として尊重されており、京都大の曽我部真裕教授(憲法)は「鹿児島県警の捜索は問題が大きい」と言う。捜査機関にも「取材源の秘匿」を侵害しないよう配慮が求められている。県警側は「取材の自由は理解している」と強調するが、曽我部氏は「鹿児島県警は『取材の自由』にどう配慮したのか、今からでも明確に説明する責任がある」と批判。
捜索令状を出した裁判官の姿勢も問われるという。「令状請求の対象が代表の個人名であれば、見逃すこともあり得るが、メディアと把握した上での判断なら、令状主義の機能不全を意味する。本来は、新聞・テレビなどの既存メディアも大いに報じるべき問題だ」と指摘した。
記事の転載はここまで。
鹿児島県警の異例の強制捜査は、憲法に明記されている権利を侵害していることは勿論、記事で、日本ペンクラブが「民主主義社会の根幹を脅かす極めて深刻な事態」と非難するのは当然だ。
京都大の曽我部真裕教授(憲法)が、
「・・・本来は、新聞・テレビなどの既存メディアも大いに報じるべき問題だ」と指摘した。・・・」
とあるのは、危機感の強さを物語っている。
報道機関が「沈黙」することは自殺行為に等しい。
「自衛隊」という組織が「憲法違反」かどうか議論されることはあっても、「警察」という組織が憲法違反かどうか議論されることはないのではないか。
しかし、憲法違反ではない「警察」が今回、「報道の自由」という国民の基本的人権を脅かすという憲法違反の暴挙に出た。
当然、国会で取り上げるべき問題だろう。
「自衛隊」も「警察」も共に実力組織として存在する。
その実力組織が国民に牙をむく今回の事態は到底看過できないものだろう。
これを看過すれば、報道の自由を破壊するだけでなく、何れ「屁理屈」をこねて、国民に銃口を向けることになる。
「そんな危険」は小さな芽のうちに摘んでおかねばならない。
「おいこら警察」:権力を笠に着た高圧的な振舞いの警察の代名詞。
「おいコラ!」というのは、鹿児島が発祥で、薩摩弁なのだとか。
鹿児島県警は、まさにそのまま「おいこら警察」。
しかし、元の意味はちょっと違うみたいだ。・・・調べてみた。
鹿児島弁では、「おいコラ!」とは、「もしもし」とか「ちょっとそこのあなた」というニュアンスなのだそうだ。
明治維新に際して大きな力を持った薩摩藩出身者が、この警察官という新しい職業に多く登用され、薩摩藩の出身者だから、警察官の多くが市民を呼び止める際に普通に薩摩弁で「おいコラ!」と声をかけていた。もちろん「ちょっとそこのあなた」という意味で。
街の治安を維持する警察官は、当時も今も市民にとっては権力と同一視されていることに変わりはない。
現代では、そんな彼らが制服を着て大きな声で「おいコラ!」と声をかけてきたら、市民の防衛本能では、何もやっていなくても「逃げろ!}となることは必定。
ましてや、今後、警察官の「サングラス」の着用が認められるという。
そんなサングラス警察官に、「おいコラ!」と大声をかけられたら、思わず「逃げろ!、逃げろ!」。
そして「警察を呼べ。」「お巡りさ〜ん」
「おいコラ!お巡り」、あの警察官「憲法違反の捜査」をしてますよ〜。
益々、国民の不断の監視は欠かせない。
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