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木原大臣が露呈したポンコツぶり 防衛省・自衛隊の隠蔽体質に他人事…答弁も屁理屈ズラズラ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358402
2024/07/31 日刊ゲンダイ
まるで他人事に、あげく居直り(C)共同通信社
バカな大将、敵より怖い――。皮肉の効いた至言を実感させるポンコツ答弁のオンパレードだった。防衛省・自衛隊の相次ぐ不祥事をめぐり、30日の衆参両院の閉会中審査で追及された木原防衛相。所管する組織の隠蔽体質が問題になっているのに、何とも危機感が薄いのだ。
閉会中審査のキッカケとなった不祥事は、主に防衛省が今月12日に計218人の処分を発表した4項目。▼特定秘密の不適切運用▼潜水手当の不正受給▼自衛隊施設での不正飲食▼防衛省幹部のパワハラ――だ。加えて、海自の潜水艦修理に絡み川崎重工から隊員が金品や物品を受け取っていた疑惑や、沖縄で発生した米兵による性暴力事件についても質疑が行われた。
まず木原大臣がポンコツぶりを露呈したのが、潜水手当の不正受給だ。
幹部を含む隊員62人が訓練実績を偽るなどして2022年10月までの5年半で計約4300万円をくすねた結果、昨年11月に逮捕者4人を出した事件だが、防衛省が公表したのは今月12日。逮捕から約8カ月後、しかも通常国会の閉会後に世間の知るところとなった。
なぜ、公表が遅れたのか。衆院安全保障委員会で問われた木原大臣は、自衛官が警察官ではなく「警務隊」に逮捕される仕組みに触れ、「防衛省・自衛隊の『逮捕』に対する意識が、政治・民間とちょっとズレていた」という謎めいた理論を展開。現場から報告がなかったと釈明し、「『逮捕は逮捕なのだ』と正したい」と意味不明の決意を示した。
しかし、そもそも警務隊を指揮・監督するのは防衛相だ。逮捕に至る捜査過程を知るべき立場にもかかわらず、報告を受けていなかったばかりか、逮捕事実を見落としていたことも質疑で判明した。
木原大臣が今月5日に防衛省の事務方から不正受給をめぐる処分に関するレクチャーを受けた際の資料には〈警務隊による逮捕者4名〉とハッキリ書いてある。読み飛ばしていたのではないかと野党議員からツッコまれると、「私に分かるように説明することが官僚の義務」と居直り。問題の資料を用いた説明が「数秒だった」と言い訳した。
逮捕者の未報告を「意識のズレ」という屁理屈で片付け、あまつさえ逮捕事実を見落とす――。これが日本の安全保障を担う大臣の実態である。いかに「文民統制」と程遠いことか。
事実関係はダンマリ
別の問題でも、木原大臣はポンコツぶりを遺憾なく発揮。海自潜水艦の隊員が川崎重工から金品などを不正に受け取っていた疑惑だ。
防衛省は今年4月、不正疑惑について川崎重工から報告を受け、海上幕僚監部に一般事故調査委員会を立ち上げると同時に、防衛装備庁において臨時調査を実施。さらに今月5日、木原大臣が大臣権限に基づき特別防衛監察を指示した。
防衛省が事案を把握してから約4カ月、特別防衛監察から3週間以上が経過したものの、閉会中審査で事実関係は明らかにされなかった。防衛省は「調査中であり予断をもってお答えできない」(人事教育局長)の一点張り。木原大臣に至っては、「報告は受けていない」「重大事案があれば報告があると思う」などとノラリクラリ。この期に及んでもまるで他人事で、悪びれない「報告待ち」の姿勢は一貫している。
木原大臣は監察の進捗状況を踏まえて中間報告の公表を検討する方針だが、肝心の公表時期については「臨時国会が閉じた後、年末がメドではないか」(防衛省関係者)とささやかれている。嵐が過ぎた後にコッソリ公表なんて薄汚い魂胆が垣間見える。
◇ ◇ ◇
●関連記事『【もっと読む】防衛省が218人の処分公表も木原大臣「綱紀粛正」どの口が? 自民裏金事件また蒸し返される』では、処分対象となった事案なども詳しく報じている。
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