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https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/311199
政権交代という「大義」を前にして、野党の大同団結の必要性が叫ばれて久しい。
今はまだ野党第一党の立憲民主党を軸にした「野党協力」がいまだに成就しない。
近づくどころか、ますます遠のいていく様相だ。
「案があるのであれば、言っていただきたい」
3年やっても「野党協力が出来ていない」代表、執行部は、出来る人に代えないと駄目でしょ、という案を声高に叫ばれているのに、理解できていない。
皆も「簡単なことだと思っていない」
だから、野党協力がまとまらないのは、自分の能力が不足しているからではない・・・。
そんな調子で責任転嫁をする代表、執行部は、この際不要だ。
政権交代を口にしながら、定員の半数の候補者擁立すら、その目処も立っていない。
全ての齟齬が、政権交代を5年先に目指すとした「戦略の誤り」に起因する。
しびれを切らした小沢氏の、執行部刷新の提案とでも言うべきか。
出来ないんだから、代わって・・・、と。
以下に記事の全文を転載する。
立憲民主党の泉健太代表は29日に都内で、党内の政策決定基盤「次の内閣」の日帰り合宿≠開き、次期衆院選や政権交代に向けて専門家を交え議論を行った。
英国の「影の内閣」制度を参考とした党独自の仮想内閣で「ネクスト総理大臣」の泉氏。合宿の冒頭で「政権交代の期待が高まっている。ということは、自らの政策により強い責任、自覚、意識を求めなけれなばならない」と述べた。
7時間以上におよんだ同合宿の終了後、泉氏は「政策実現は政権交代。野党のままでは政策を実現できない」と話し、政権交代へ強い意欲を示した。
講師を務めた旧民主党政権で総務相を歴任した片山善博元鳥取知事からは「民主党政権の時の反省をしっかり生かして、新しい政権をつくってほしい」と要請があった。
これに泉氏は「1つは大がかりなマニフェストを作って、1内閣で実施するのは分量として多かった。もう1つは政策を党内で事前に浸透一致させておくことが大事であった。『脱官僚』が強すぎて、役所との意思疎通がおろそかになってしまったところに反省がありました」とした。
一方、9月に予定される代表選に向けて同党・小沢一郎衆院議員の動きが目立っている。
小沢氏が神奈川県横浜市で27日に開いた講演では「(野党協力が)3年たってもできなかったのに、この1か月でできるのか。ダメでしょう」と泉氏が率いる執行部を批判。22日に泉氏が国民民主党の玉木雄一郎代表、翌23日に日本維新の会・馬場伸幸代表と相次い会談したことには「いま、あわてて食事してどうなるわけでもない」と指摘した。
泉氏は「党内の意見表明は自由ですからね。それはそれでご発言していただいて、その上で私が言ってきたのは、みんな厳しい局面だから、執行部に(所属議員)全員が知恵や考え方を持ち寄って、それをみんなでやってきた。(小沢氏に)いい案があるとすれば、それを言っていただくのがあるべき姿。いまの環境は何かを変えたら、右の野党から左の野党まで全部一致するなんてことは、誰も簡単なことだと思っていないのが共通認識です。その上で案があるのであれば、言っていただきたい」と語った。
この日で50歳の誕生日を迎えたことには「とにかく政権交代に向けて、党代表として責任は重大だと思っています。候補者擁立と政策つくりにまいしんしたい」と泉氏は険しい表情で語った。
記事の転載はここまで。
記事によれば、
「・・・片山善博元鳥取知事からは「民主党政権の時の反省をしっかり生かして、新しい政権をつくってほしい」と要請があった。・・・」
という。
何を反省すべきと言ったかは書いていない。
「ネクスト総理大臣」には正しく伝わっただろうか。
泉氏、曰く。
「・・・1つは大がかりなマニフェストを作って、1内閣で実施するのは分量として多かった。・・・」
と。
泉氏の認識では、マニュフェストに書かれていたことは、民主党政権初代の鳩山内閣が一代で実施することだったらしい。
なるほど、鳩山内閣の後の、菅内閣、野田内閣ではマニュフェストに書かれていることは、反故にされてしまうわけだ。
「マニュフェスト、書いていないことはやらないんです。」
これも、反故。
消費税増税はマニュフェストに書いていなかった。
「マニュフェスト、書いていないことはやらないんです。」
と叫んでいた御仁が、何の躊躇いも見せずに、消費税の増税を主導してしまう。
泉氏はさらに曰く、
「・・・『脱官僚』が強すぎて、役所との意思疎通がおろそかになってしまったところに反省がありました。」
と。
そして、これからは、「活官僚」なのだ、と。
「脱官僚」の言葉は、正しくは「脱・官僚支配」、あるいは、後に変更した「脱・官僚主導」と言わねばならない。
これをもじって、「活・官僚支配」、「活・官僚主導」と言うのも、間が抜けている。
「脱官僚=政治主導=政治家支配」と勘違いしているのではないか。
そんな勘違い男の、あの安倍氏は、高級官僚の人事権を握り、それを己の政権維持のための「脅し」に使い、自らとお友達の犯罪隠ぺいに利用し、結果、官僚人事、そして行政を私物化してきたことは記憶に新しい。
正しい理解は、「政治家が何から何まで官僚に頼った政治からの脱却」だろう。
国民はこの言葉に、政治家自身の改革をも期待したはずだ。
反省するなら、政治家自身が専門知識も無く、政治に対する「志」すらあやしい、そんな自分たちではなかったかということを自問すべきではないか。
民主党勝利の要因の1つは、「脱・官僚支配」というスローガンにあった。(後に、「脱・官僚主導」という表現に変わった。)
背景には、公務員は国民のために仕事をしているという信頼が国民の間では完全に失われていたことがあげられる。
総選挙で圧勝した民主党への国民の期待は、官僚に対する失望の裏返しでもあっただろう。
公務員を国民のために働く集団に変えることは最優先課題であるが、今でも実現できずにいる、さらに言えば実現の道筋すら見えない。
泉氏の認識、立憲民主党の認識はどうなのか。
自公政権は、実現しようとする意思どころか、問題意識すら持っていない。
官僚が大臣の答弁の原稿作りで午前様の作業に疲弊していることを問題にするなら、答弁の原稿くらい自分で書けば済む話だ。
公務員制度改革は、今でも最大の問題として残ったままだ。
「政治が政策の立案を行い、官僚が実施する」この役割分担が明確な限り、官僚は国民のためによい仕事が出来るはずだ。
大臣・副大臣・政務官の3役で官僚を抜きに政策を考え、実行に移す。官僚は決められた事を実施するだけ。これが政治主導の神髄だろう。
議員内閣制の基本だ
泉氏曰く、
「・・・もう1つは政策を党内で事前に浸透一致させておくことが大事であった。・・・」
漠然としているが、・・・次のようなことを言っているのか。
「マニュフェスト、書いてないことはやらないんです。」
ということを浸透一致させておくべきだった。
消費税増税は書いていないのに、そのことをやってしまった人がいた。
責任を取らせるべきだね・・・と。
その責任を取ることがなければ、「立憲民主党のマニュフェスト、書いてないことはやらないんです。」
と言われても、信じる人は・・・・。
「・・・右の野党から左の野党まで全部一致するなんてことは、誰も簡単なことだと思っていないのが共通認識です。・・・」
右だ、左だ、中だ。
保守だ、革新だ、リベラルだ、
イデオロギーの違いに目を向け、「その違い」で差別、排除しているのが、他ならぬ泉立憲民主党ではないのか。
ほとんどの有権者は、自分が「右だ」、いや「左だ」、やっぱり「中だ」、などと意識してはいない。
ほとんどの有権者は、保守だ、革新だ、リベラルだ、といっても、その違いを語れないし、そんなことに興味がない。
あの連合の「反共女」ですら、「共産党とは考えが違う」と言うだけで、その中身については語れていない。
公務員制度改革に、右だ、左だ、中だ、は関係ない。
税制改革に、保守だ、革新だ、リベラルダだ、は関係ない。
イデオロギーに関係なく、日本には問題が山積している。
国民が求めているのは、「国民の生活が第一」の政治であり、贅沢は出来なくても、結婚し、家族が安心して暮らせる平和な社会だ。
大同団結の意味をもう一度噛みしめよ。
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