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※2024年6月13日 日刊ゲンダイ3面
女帝焦らし作戦の吉凶 国の行方を決める天王山 空前の選挙戦が始まる(下)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/341571
2024/06/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
もうボロボロ、小池都政8年間の功罪
コロナ対策もパフォーマンスに終始(小池百合子都知事)/(C)日刊ゲンダイ
知事就任直後、小池がまず繰り広げたのは都議会自民とのバトルだ。時には「黒い頭のネズミ」とののしり、都議会のドンを猛批判。メディアは“百合子の乱”に注目し、都民も期待したものだ。
あれから8年。当時の姿は見る影もない。2期目に入ると自民に急接近。気が付けば黒い頭のネズミから「ステルス支援」を受けるまでの関係となっていた。
「何でそうなるの?」は、あれだけ騒いだ築地市場の移転問題も同じだ。築地跡地は「市場機能を有する食のテーマパークにする」とか言っていたのに、巨大スタジアムの建築計画に様変わり。「巨人が本拠地移転か」なんて話になっている。
緑をテーマカラーに押し出しながら、神宮外苑などの巨大開発では次々と樹木を伐採。16億円もの税金を費やす都庁外壁へのプロジェクションマッピング。そもそも「満員電車ゼロ」や「残業ゼロ」など「7つのゼロ」の公約はどうなったのか。都民の「はて?」に今や小池は何ひとつ答えようとしない。
「聞く耳を持たないどころか、批判的な記者は会見で指名せず、質問の機会すら奪うのです」とは、ジャーナリストの横田一氏だ。こう続ける。
「政策決定過程は不透明で情報公開にも後ろ向き。今の都政は、かつて小池知事が自民党都連に言い放った『ブラックボックス』そのものです。8年間で、すっかり伏魔殿に君臨する『排除の女帝』に成り下がりました」
政策に一貫性はなく、全てが人気取りのパフォーマンス。そんな小池が唯一、徹底しているのは、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典への追悼文送付の拒否だけだ。
「多様性を意味する『ダイバーシティー』は小池知事の常套句ですが、真逆の振る舞いです。歴史修正であり、朝鮮人へのヘイトに等しい。東京はインバウンドや外国人居住者が増え続け、ますます多文化との共生が求められています。とても首都の顔にふさわしい政治家とは思えません」(五野井郁夫氏=前出)
小池都政はもうボロボロ。「功」を見いだすのは困難である。
空前の候補者ラッシュ 顔ぶれと選挙戦への影響
都知事選立候補者、(左上から時計回りに)石丸伸二、清水国明、田母神俊雄、ドクター・中松の4氏(C)日刊ゲンダイ
都知事選の立候補者は、史上最多記録を大きく更新する見通しだ。すでに40人以上が名乗りを上げており、50人超の争いとなる可能性も取り沙汰されている。
前代未聞の出馬ラッシュだ。勝敗に絡むのはホンの一握りとはいえ、選挙戦への影響は否めない。というのも、都内の有権者1100万人超のうち、6割を占めるのが無党派層だからだ。風向き次第で票の流れはガラリと変わる。
小池と互角の戦いが予想される蓮舫を除くと、主な顔ぶれはこんな感じだ。
前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)、タレントの清水国明氏(73)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)、AIエンジニアの安野貴博氏(33)、元衆院議員の小林興起氏(80)、元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう氏(33)。都知事選常連の発明家のドクター・中松氏(95)も10年ぶりに参戦し、13日出馬表明予定だ。田母神は保守系のウケがよく、中松には一定のファンがついている。
「無党派層は草刈り場です。小池氏にしても蓮舫氏にしても、票を積み上げられるかどうかは、この層の動向次第。都知事選のもうひとつの特徴は、知名度のある人物の後出しジャンケンが有利に働くこと。政策を吟味する時間が限られるからです。告示までまだ時間がある。第三極に急浮上する可能性もあります」(都政関係者)
改革派を気取りながら、旧来政治に寝返った小池への嫌悪感。蓮舫に対する拭い難い違和感。無党派層が抱えるモヤモヤの受け皿に誰がなるのか、なれるのか。
「本人は否定しましたが、ホリエモンこと堀江貴文氏の電撃出馬説がくすぶっている。告示日に政策集の焼き直しを出版し、大量擁立に動いているNHKから国民を守る党とも近い。各陣営とも警戒しています」(野党関係者)
告示まで1週間。腹の探り合いが続く。
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