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女帝焦らし作戦の吉凶 国の行方を決める天王山 空前の選挙戦が始まる(中)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/341570
2024/06/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
これで負ければ岸田と自民党は空中分解
都知事選は終わりの始まり(岸田首相=中央)/(C)日刊ゲンダイ
それにしても情けないのは政権政党の自民だ。独自候補を立てられず、敵だったはずの小池に抱きつき、しがみつき。ステルス戦術で政党名を隠すことまで甘んじて受ける。それもこれも“勝ち馬”に乗るためなのだが、これで小池が負けたら自民党はオシマイ。ただでさえ連戦連敗の地方選でトドメを刺される。
そうなれば、当然、自民党内はガタガタだ。「岸田NO」の声がさらに高まり、「岸田おろし」の発火点となる。すでに地方から「岸田退陣」「執行部刷新」の要求が上がっているが、こうした乱は確実に広がる。
それだけで終わらない。岸田首相と麻生副総裁のきしみが、12日の読売新聞でも報じられていた。秋の自民党総裁選に向け、麻生は岸田ではない駒を探しに動く。「ポスト岸田」に色気の茂木幹事長もますます鼻息が荒くなる。さらに、麻生とキングメーカー争いをしている菅前首相も、石破元幹事長や自身に近い加藤元官房長官などを想定して蠢く。とまあ、コップの中の争いが激化するのは間違いない。
これに鈍感力・岸田が内閣改造で対抗? ドロ舟に乗るおめでたいやからがいるのかどうか。一方、中堅・若手議員は自分の選挙におびえて右往左往。参院議員も半分が来年改選期だから、「選挙に勝てる顔にしてくれ」と悲鳴を上げる。もうグチャグチャだ。
「自民党内には政権末期の空気が漂ってきた。世論の風当たりが日ごとに厳しくなっているのを多くの議員が実感している。取材すると、『地元を回ると、もう下野した方がいいと言われる。こうなったら、自民党は一度出直した方がいい』とまで言い出す議員が1人や2人じゃない。自民党支持者からも『もう投票しない』とソッポを向かれ、『お先真っ暗』だと嘆いていますよ」(政治評論家・野上忠興氏)
裏金事件を起こしても、反省なし。政治資金規正法改正でもやってるふりで裏金温存。自民党政治の腐敗をトコトン見せつけられ、有権者はほとほと自民党に嫌気がさした。都知事選敗北が自民党の終わりの始まりになる。
蓮舫は突破口、立憲の政権奪取戦略
次は政権交代(立憲民主の泉健太代表)/(C)日刊ゲンダイ
「小池氏が勝っても自民の評価にはつながらない。しかし、蓮舫氏が勝てば国政への影響は大きい。次の総選挙で『改革』機運が高まる。政治を変える、政治は変わる、という空気が醸成される」
前出の鈴木哲夫氏は、蓮舫勝利がもたらす激震について、そう予測した。
都知事選後、1年ちょっとで衆院議員は任期満了だ。それまでに解散総選挙が必ず行われる。「緑のタヌキ」の化けの皮がはがれ、都政がドラスチックに変化するのを見れば、有権者は「次は国政で」となるだろう。
淑徳大大学院客員教授の金子勝氏も、蓮舫出馬の都知事選の意味について本紙のコラム(11日発行)にこう書いていた。
〈政権交代するとどうなるか、を有権者に提示する機会になることだ。つまり、裏金や政治献金を拠出する者のための小池・自民政治から、本当に困っている人のための政治に転換する。政権交代の生きたモデルを選挙戦を通じて示すことである〉
裏金事件を受け、世論はすでに「自公政権の継続」より「政権交代」を望むようになっている。蓮舫の都知事選挑戦は、立憲の政権奪取のための突破口であり、政権交代の予行演習になるのである。
「自民党はもう嫌だという空気が日本中を覆っている。政治資金規正法の改正案が成立し、国会が閉じたとしても、自民党への逆風は簡単には消えないでしょう。野党にとっては政権交代の最大のチャンスです。国民がど真ん中に直球を投げ込んでくれているのだから、打たないわけにはいかない。とにかく政権交代を旗印に野党は大同団結すべきで、野党第1党の立憲が汗をかくべきです。そうすれば、有権者も『もう一度、野党にやらせてみるか』となる」(野上忠興氏=前出)
七夕選挙は、まさに日本の行方を決める天王山となる。
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