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吉村洋文「0歳児に選挙権付与」発言の愚かさと国民のカネを流用していた「反社自民党」【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2877260/
2024.05.23 適菜 収 だから何度も言ったのに 第64回 BEST TiMES
座間市老舗銭湯での客の迷惑行為、維新議員と秘書たちの公共施設の乱用、吉村洋文の「0歳児選挙権付与」発言、裏金議員たちの「弁明の意思なし」……わが国はなぜここまで底が抜けてしまったのか? その答えは、「公共性」「パブリック」という概念の破壊にあった。『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第64回。
吉村洋文
■「公共」という概念
座間市にある老舗銭湯「亀の湯」が、客の迷惑行為やルール違反が多過ぎることを理由に閉店するという。カスハラ、備品の盗難、サウナの無断利用などが横行していた。私もぬるい湯がある銭湯によく行くが、たしかにマナー違反の客は多い。先日は60代後半くらいの男が、浴槽で顔を洗ったり、浴槽に髪をつけていた。タオルを浴槽に入れるバカもたまにいる。どういう人生を歩めばああなるのか少し気になる。
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結局、銭湯の浴槽で顔を洗うような奴が維新の会を支持しているのだと思う。当てずっぽうに言っているのではない。論理の飛躍でもない。自分さえよければいいという人々が、「法律で禁止されているわけではない」などと言いながら、「公共」「パブリック」という概念を破壊してきたのである。
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東京15区の補選の際、維新の国会議員の秘書たちが集められたという。秘書団の一部に配られた文書には、「会館は選挙活動、選挙運動が禁止をされていますので、目立たないように作業をお願いします」との注意書きがあった。要するに、禁止されていることを承知の上でルールを無視したわけだ。「週刊現代」が秘書会会長に質問状を送ると、「他党においても立候補のための記者会見場として利用されているように、議員会館の利用規則に明確な禁止規定はありませんが誤解を招かぬように注意を促しました、説明が足りなかった部分は今後改善します」と回答があったとのこと。規則に明確に書いてなければなにをやってもいいという連中の集まりが維新である。
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吉村洋文がまたバカなことを言い出した。次期衆院選の公約に少子化対策として、0歳児への選挙権付与を盛り込むという。成人までは親が代理行使するというが、一体どこまでバカなのか。義務教育からやり直したほうがいい。維新は以前一票の格差是正に努めると言っていたが、これは、一票の格差どころの話ではない。近代国家の前提を全否定するカルトの妄言だろう。
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お仲間の三浦瑠麗は以前「戦争したくないならお年寄りと女性に徴兵制を導入すべき」という趣旨の発言をしていたが、「0歳児からの徴兵制」とか言い出しかねない。
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自民党派閥の政治資金パーティーをめぐり、収支報告書の不記載があった議員のうち、衆議院の政治倫理審査会に出席していない議員44人全員が「弁明の意思はない」と回答。参議院でも29人全員が出席しない意向を明らかにした。要するに、自民党の自浄作用はゼロ。シンプルに解党でOK。
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この件に関し、維新の音喜多駿が「自民党の裏金議員たちに反省は一切なく、党そのものに自浄作用もまったくない。改めて、呆れ返るばかり」とSNSに投稿。「反省も自浄作用もない」のは維新も同じ。自分たちの顔、鏡で見たことないのか?
河野太郎
■自民党は「反社」そのもの
中国新聞の大スクープが注目を集めた。2013年の参院選の際、安倍晋三が自民党公認候補に現金100万円を裏で渡していた疑いを報道。
また、自民党政権で官房長官を務めた人物が、国政選挙の候補者に官房機密費を使い現金を渡していたことを同紙に証言。前任の長官から提供先のリストを引き継ぎ、定期的にカネを渡す相手がいたという。
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官房機密費の原資は税金であり、国の安全保障などを目的として使うもの。それを自民党という特定の組織の選挙のために横流ししていたわけで、特別背任罪や業務上横領罪になる可能性が高い。
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国民のカネを勝手に使うって、悪党にしても程がある。自民党は日本および日本人の敵。以前の自民党は「反社と関係の深い政党」だったが、いまや「反社そのもの」。
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岸田は自民党の女性局の会合に出席。「来月からはいよいよ1人4万円の所得税、住民税の定額減税を行います。こうした減税もしっかりと加えることによって、地域の皆さんに豊かさを感じていただく」と発言。定額減税は「消費や投資にもつながっていく」「経済の好循環が30年ぶりに戻ってくる。元気な日本を取り戻す」とのこと。
バカなんですかね。年間4万円の減税で、豊かになるわけがない。消費税の足しにもならない。自民党に捜査が入れば、日本は少しは元気になると思うけど。
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選挙が近づくと始まる自民党恒例の北朝鮮批判。岸田は「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現へ全力で果断に取り組む」「一瞬たりともむだにせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければならない」と発言。安倍も同じような話を繰り返していたが、岸田は安倍政権で外相をやっていた人物であり、その結果が今。「私直轄のハイレベル協議を進めたい」などと言っていたが、低レベル極まりない。
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二階俊博の三男・伸康が、次期衆院選で和歌山2区から立候補すると表明。裏金事件のときに公設秘書だった立場として「連帯して責任を負う」とのこと。意味不明。「連帯して責任を負う」なら、父親に代わって50億円の政策活動費の件も含め、全部自白すればいい。
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自民党総務会長の森山裕は、派閥裏金事件で離党勧告処分を受けた世耕弘成に対し、来年の参院選で対抗馬擁立を見送るべきとの考えを示したとのこと。これも恒例のパターン。ほとぼりが冷めたら復党という茶番か。
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次の総理候補、石破茂、上川陽子、河野太郎、小泉進次郎、高市早苗といった名前が挙がっているが、どれも嫌だという人に朗報。自公維に投票しなければいいだけ。自民党が下野すれば、どれも総理にならない。
文:適菜収
適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志との共著『思想の免疫力 賢者はいかにして危機を乗り越えたか』、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、『日本をダメにした新B層の研究』(KKベストセラーズ)、『ニッポンを蝕む全体主義』『安倍晋三の正体』(祥伝社新書)など著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も好評。https://foomii.com/00171
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