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単なる学歴詐称ではない。小池都知事と樋口千代田区長の“共犯関係”は一大疑獄事件に発展も。自殺隠蔽、イチョウ伐採、疑惑火消しの見返り…
https://www.mag2.com/p/news/597088
2024.04.17 『アクセスジャーナル・メルマガ版』 まぐまぐニュース
小池百合子都知事の学歴詐称疑惑が再燃している。「またか」「どうせお咎めなしで終わるに決まっている」と見る向きもあるが、今度ばかりはそう上手く切り抜けられるかどうかわからない。小池氏本人だけでなく、周辺の“小池チルドレン”からも真っ黒な疑惑が次々に噴出し、怪しい点と点が次々に繋がっているからだ。一大疑獄事件に発展する可能性も出てきた一連の事件を、ジャーナリストの山岡俊介氏が主宰する『アクセスジャーナル・メルマガ版 』が詳しく解説する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:小池知事の学歴詐称疑惑に手を貸した千代田区長の2つの重大問題(職員自殺隠ぺいとイチョウ並木伐採強行)
小池知事の学歴詐称疑惑に手を貸した千代田区長の2つの重大問題(職員自殺隠ぺいとイチョウ並木伐採強行)
4月10日発売の『文藝春秋』(5月号)に載った、小池百合子・都知事の「カイロ大学卒業」学歴詐称疑惑につき告発した16頁の記事が大きな注目を集めている。
この疑惑は以前から指摘され、特に『女帝 小池百合子』の本が出た2020年5月には、匿名ながらカイロで当時、小池氏と同居していた北原百代氏(前掲書籍の文庫化に際して実名に。
また、今回の文藝春秋にも実名で寄稿。10頁分)が、小池氏から留年したことを聞かされていたことなどが載せられていて決定的とも思われたが、小池氏は、エジプト駐日大使館のフェイスブックに、カイロ大学学長のサイン入りで、小池氏は卒業しているとの声明文を載せることでその危機を乗り切った。当時、本紙でも報じている。
ところが、今回の文藝春秋には、声明文を出してもらえばいいと提案した、元側近の小島敏郎氏(元都民ファーストの会事務総長・弁護士)が、この声明文はでっち上げだった可能性がある旨述べているのだ。
したがって、これを機会に小池氏の学歴詐称疑惑が再燃するのは確実だし、小池氏の知事3選も危ぶまれる。
ただし、この件は本紙がやらなくても、文藝春秋報道に乗っかり他のマスコミがやってくれるだろうから、これ以上は解説しない。
小池氏学歴疑惑の火消しに奔走、樋口高顕千代田区長は“共犯者”か
本紙がこれを機に取り上げたいのは、大手マスコミは上に忖度して報じようとしないと思わないわけにはいかない千代田区議収賄事件絡みで千代田区担当職員が自殺したと見られることから、本紙では「第2の森友事件(赤木さん)か」と報じた件だ。
というのは、この文藝春秋の告発記事に出て来るように、小池氏のこの学歴詐称疑惑の火消しのため、カイロ大学の声明文掲載に奔走した1人が、職員の自殺の事実の隠ぺいを図ったとされる現千代田区長(都民ファーストの会副会長)で、当時、都議で、小池チルドレンと言ってもいい樋口高顕氏だからだ。
小島氏は今回の告発記事のなかで、樋口氏が都議会議員(都民ファーストの会公認)1期だけで、小池氏の熱烈な応援を得て千代田区長になったのは、声明文のからくりを知っている協力者であることも大きいのではないかとまで記している。
これが事実なら、いわば小池氏と樋口氏は共犯者。
しかも、小島氏は今回の告発記事で、小池氏の学歴詐称疑惑を都議会自民党は追及しようとしていたのに、カイロ大学学長の声明文が載るや追及を辞め、またその直後の都知事選で自民党は対抗馬を出さなかったことで、小池氏は都民ファーストの理念を捨て自民党寄りに変節したと。
それは、そもそも担当千代田区職員の自殺を招いたのは、前区長の談合政治の結果と見られることを考えれば、都民ファーストの理念からすれば樋口区長は追及すべきなのに隠ぺいを図ることとも共通している。
自殺隠蔽、イチョウ伐採。小池チルドレン樋口千代田区長の横暴ぶり
共通するのは、それだけではない。
今回の告発記事で、小池氏が明治神宮外苑の再開発で樹木伐採計画を巡って問題になっているが、小池氏は都は何もできないと坂本龍一氏の見直しを求める手紙を門前払いしたとも記しているが、千代田区でもイチョウの街路樹伐採問題で反対の声が出ているのに、樋口区長の場合、門前払いだけではなく、反対派住民10人につき、工事区間約230mの歩道や車道への立ち入りを午後8時から午前6時まで禁止を命じるよう仮処分を昨年11月に東京地裁に申し立て。住民を訴えるなど前代未聞だ。
これに対し、住民側は昨年12月1日、記者会見し、「住民は伐採には反対だが工事には反対していない。木の近くで意思を示すのは重要な表現で、禁止は憲法違反」「区は話し合いを求めている私たちを住民として扱わず、対立を広げている!」と憤った。
未だ他のマスコミは一切報じていないと思われるが、この千代田区の仮処分申し立て、地裁は3月11日に認める決定を出している。
「ただし、立ち入り禁止を認めたのは10人の内8人。また、立ち入り禁止は230mの道路すべてではなく伐採工事現場を作るところ。だから、私たちは毎晩、工事現場になると思われるイチョウの木の横で夜中中待機し、現場を作れないようにしています。ですが、昨晩も区側は先手を打ちイチョウを伐採しました。
仮処分決定に対しては、戦術的に8人全員ではなく内4人が異議申し立てをしました。その第1回目の審尋は5月13日にあります」(反対住民関係者)
イチョウ街路樹伐採 反対運動 関連リンク集
最後に、今回、収賄容疑で逮捕された嶋崎秀彦区議は、2022年4月、このイチョウ街路樹保護の陳情に対し、区議会企画総務委員会委員長として不採択とし陳情は否決されている。
以下に、このイチョウ街路樹伐採になぜ反対するのか、その解説文が載る各種HPを紹介しておく。
● 神田っ子の誇り・神田警察通りの32本のイチョウを伐採せずに工事してください!(ネット署名)
● 専修大学コミュニケーション学部の学生が取材・制作した短編ドキュメンタリー(イチョウ並木伐採の件が出て来る)
※本記事は『アクセスジャーナル・メルマガ版』2024年4月15日号の一部抜粋です。同号では以下の記事を掲載しています。初月無料でお読みになりたい方はぜひご登録ください。
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5. 小池知事の学歴詐称疑惑に手を貸した千代田区長の2つの重大問題(職員自殺隠ぺいとイチョウ並木伐採強行)
image by: 小池ゆりこ オフィシャルサイト , ひぐちたかあき / 樋口高顕 公式サイト
山岡俊介(ジャーナリスト) この著者の記事一覧
2003年12月2日、世界有数の億万長者、「武富士」会長(当時)・武井保雄を塀の中に追いやったジャーナリスト・山岡俊介が、政・官・財を始めとするあらゆる“悪”に鋭く切り込みます。
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