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※紙面抜粋
小池“女帝”も絶体絶命だろう この際、政界から悪人の一掃が必要
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/338887
2024/04/13 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
12日午後、定例記者会見で質問に答える東京都の小池百合子知事(C)共同通信社
これは衝撃的だ。小池都知事の「学歴詐称疑惑」が再燃している。
震源地は「文芸春秋」(10日発売)に掲載された手記「小池百合子都知事 元側近の爆弾告発『私は学歴詐称工作に加担してしまった』」だ。
告発したのは、環境省のキャリア官僚だった小島敏郎氏。小島氏は退官後、弁護士として活動している。小池が環境大臣だった時「クールビズ」を一緒に推進。その縁で、小池が都知事に就任すると都の特別顧問となり、小池が率いる「都民ファースト」の事務総長もつとめていた。小池側近と呼ばれた人物だ。
告発手記は、2020年6月6日「相談したいことがあるの」と小池に呼び出された小島氏が、都民ファーストの事務所に足を運び、憔悴し途方に暮れた表情をしていた小池を見て驚く場面からはじまる。生々しく、詳細なものだ。
手記で明かされるのは、2020年6月9日に「声明:カイロ大学」と題された文書が、駐日エジプト大使館のフェイスブックにアップされるまでの経緯だ。
当時、7月5日に都知事選を控えながら、まだ小池は出馬表明していなかった。5月下旬に、小池の学歴詐称疑惑を告発したノンフィクション「女帝」が出版され、学歴問題に火がつき、再選出馬を表明しづらい状況だった。
困り果てた小池は小島氏に相談し、小島氏は「カイロ大学から、声明文を出してもらえばいいのではないですか」と助言。すると、わずか3日後、カイロ大の「声明文」がアップされたという。声明文には、小池が「1976年10月にカイロ大学文学部社会学科を卒業したことを証明する」と記されていた。声明文の効果は絶大だった。疑惑を追及する声は一気に沈静化。小池は大量得票で知事に再選されている。
しかし、その後、小島氏は「本当は大学を卒業していないのではないか」と疑念を抱きはじめたという。決定的だったのは、旧知の間柄だった元ジャーナリストA氏の証言だった。「カイロ大学声明は、文案を小池さんに頼まれ、私が書いたんです」と明かされたという。A氏は小池のブレーンだった。
その時、小島氏は、驚くと共に「やはりそうだったのか」と納得したそうだ。
小島氏は「いずれにせよ声明文は、図らずも、私が発案して、A氏が文案を作成した。それに小池さん自身が修正を加えた。そして、ここからは推測になりますが、彼女側から大使館へ依頼して掲載された。これがカイロ大学声明発出の内実だ、というのが私とA氏の結論です」「大学を卒業していない小池さんは、声明文を自ら作成し、疑惑を隠蔽しようとしたのです」と結論づけている。
なぜ「告発手記」を前面否定しないのか
記者の質問に答える小島敏郎氏(C)日刊ゲンダイ
小島氏の「告発手記」について、小池はどう答えるのか。
12日、手記の掲載後、初めて定例会見が開かれた。当然、記者からは告発手記について質問が飛んだ。
ところが、「声明を作るように指示したのか」「カイロ大になにか発出して欲しいと働きかけたのか」「A氏に文案を依頼した事実はあるのか」と、具体的に聞かれても、小池は最後まで「イエス」「ノー」を明らかにせず、「大学が当局の意思のもとで発出したということに尽きる」などと、核心に触れようとしなかった。
なぜ、明確に否定しなかったのか。事実無根ならば、キッパリ「違う」と否定できるはずである。これでは学歴詐称疑惑は深まる一方だ。
政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。
「手記を書いた小島氏は、実名で告発し、きのうは記者を集めて質問にも答えています。弁護士だけに、虚偽を記載したら訴えられるリスクがあることも分かっているはずです。それだけに、あの告発手記は軽視できないと思う。小池知事の学歴詐称疑惑は、過去、何度も取り上げられてきた。それだけ多くの人が疑っているということでしょう。小島氏の告発記事によって、さらに疑惑は深まった形です」
「告発記事」を否定できないのでは、もう小池も終わりなのではないか。
小池が率いる「ファーストの会」は、4月28日に行われるトリプル補選の1つ、衆院東京15区に作家の乙武洋匡氏を擁立しているが、この調子では、補選も苦戦必至だろう。
小池本人の野望もついえる可能性が高い。
「小池知事は、いまだに国政に復帰して、女性初の総理大臣になるという野心をもっているとみられています。自ら東京15区補選に出馬するのではという話も飛び交った。岸田首相が6月に衆院を解散したら、東京11区からサプライズ出馬するのではないかという臆測も流れています。71歳の小池知事が、総理になるためには次の総選挙がラストチャンスだと考えてもおかしくない。恐らく、自民党に担がれて総理になることを想定しているのでしょうが、これだけ学歴詐称疑惑がくすぶりつづけると、さすがに自民党も担ぎづらいでしょう」(政界関係者)
告発した小島氏は、「小池さんは一時、国政への復帰が噂され、さらには次の総理候補としても取り沙汰されていました。意を決して、私が手記を発表しようと思い立ったのは、このままでは、日本の政治が危うくなると感じたからです」と手記に記している。
小池を近くで見つづけ、「この人は総理にしてはいけない」と感じたのだろう。
あの5人がリーダーというお笑い
それにしても、小池のようなイワクつきが「女性初の首相候補」などと評されているのだから、いったい日本の政界はどうなっているのか。寒々しいかぎりだ。
自民党の人材払底もヒドイものだ。
「どんな連中が自民党政治を動かしているのか、よく分かったのが安倍派の裏金事件です。5人衆と呼ばれた幹部たちは、事件前はふんぞり返って威張っていたのに、いざ事件が発覚すると、誰ひとり幹部として責任を引き受けようとせず、5人全員『自分は何も知らない』と逃げつづけていた。あれがリーダーの姿ですか。最大派閥の幹部といっても、自民党議員はしょせん、あの程度だということです。これでは国民生活がよくなるはずがありません」(本澤二郎氏=前出)
5人衆といった幹部だけでなく、裏金をつくっていた安倍派の中堅若手まで「派閥の指示に従っただけだ」などと、子どもじみた言い訳を平然としていた。
もう、既成政治家に期待しても無駄なのではないか。いま必要なことは、亡国外交でいい気になっている岸田首相を含めて、この国の政界に巣くっている連中を一掃することだ。
「メディアに引きずられ、一方に流れる国民も、考えを改めるべきです。たとえば、麻生副総裁が『ポスト岸田候補』として、上川外相の名前をあげると、メディアが大きく取り上げ、その途端、世論調査でも上川外相が『ポスト岸田候補』の上位に名を連ねるようになっています。でも、麻生副総裁が名前をあげる前と後で、上川外相に変化があったわけではないでしょう。小池知事が総理候補と持ち上げられたのも、同じ理由でしょう。いま日本は、平和か戦争か、貧困か繁栄か、分かれ道に立たされている。その意味でも、どんな政治家を選び、誰を排除するのか、非常に重要な局面です」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)
国民も覚悟が問われている。
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