<■436行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 静岡・川勝知事が10日午前に辞職願を提出 静岡県が発表 2024/4/9 16:13 https://www.sankei.com/article/20240409-3GYMXLUKNVI2DJAGEPWTRCAZQA/ 静岡県は2024年4月9日、川勝平太知事(75)が2024年4月10日午前に辞職願を県議会議長に提出すると発表した。 当初は2024年6月の県議会で辞職する意向を示していた。 川勝氏は2024年4月1日、県庁での新規採用職員に向けた訓示で、1次産業従事者への職業差別ともとれる内容の発言をし、批判が殺到。 翌2024年4月2日に辞職する意向を表明していた。静岡県の川勝平太知事の「早期退職を歓迎」「県を愛していたのか」 樋口雄一・甲府市長が痛烈批判 2024/4/9 12:28 https://www.sankei.com/article/20240409-TM2IRNJELJL5LFKSYFWWLA2UNI/ 甲府市の樋口雄一市長は2024年4月9日の定例会見で、静岡県の川勝平太知事が2024年4月10日にも辞職届を提出することを受け、 「早期の辞職は歓迎したい」 と語った。 リニア中央新幹線の静岡工区が未だに着工できていないために、山梨県駅(仮称)の完成が令和13(2031)年に遅れることが決まるなど、川勝氏の言動によって、甲府市の街作り計画にも悪影響が出ていることから、川勝氏批判に繋がったもようだ。 樋口氏は川勝氏に対し 「昔から物議のある発言をしていた」 と評価した上で、 「(リニア工事に反対する理由として)『静岡の水を守る』なんて言っていたが、(今回の問題発言は)その水を大事に使っている職業の人を貶める内容だ」 と指摘した。 その上で、川勝氏は 「静岡県全体を本当に愛していたのかと(疑問に)思う」 と痛烈に批判した。 静岡 川勝知事 発言撤回“職業差別と捉えられるの本意でない” 2024年4月5日 19時24分 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240405/k10014413671000.html 新人職員への訓示で職業差別とも捉えられかねない発言をし、その後、辞職の意向を表明した静岡県の川勝知事は 「職業差別と捉えられるのは本意ではない」 と述べ発言を撤回しました。 川勝知事は2024年4月1日、新人職員への訓示の中で 「県庁というのは別の言葉で言うとシンクタンクです」 「毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです」 と発言し、職業差別とも捉えられかねないとして波紋が広がる中、翌日の2日、辞職の意向を表明しました。 2024年4月3日に改めて行った会見では発言について謝罪したものの、撤回はしていませんでした。 川勝知事は2024年4月5日夕方、静岡県庁で報道陣の取材に応じ 「職業差別と捉えられるのは本意ではないので、この発言を削除して撤回いたします」 と述べて発言を撤回しました。 静岡・川勝知事、後任は「言葉に真実を十分含み、わかりやすく説明できる人を」 2024/4/5 19:18 https://www.sankei.com/article/20240405-F4SRI7JYYRBTFGBGGNBPNKOP7Y/ 静岡県の川勝平太知事は2024年4月5日、自らの後任となる次の知事に期待する人物像として 「明るい人がいい」 「言葉に真実を十分含み、それを分かり易く説明できる人がいい」 と言及した。 県庁で記者団に語った。 川勝氏は2024年4月1日、に県庁で新規採用職員に 「県庁というのはシンクタンクです」 「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方」 「それを磨く必要がある」 などと訓示した。 2024年4月5日、記者団にこの発言を撤回することを表明した後、次の知事の理想像に言及した。 静岡・川勝知事、自身の職業差別的な発言を撤回・謝罪「本意ではない」 2024/4/5 19:08 https://www.sankei.com/article/20240405-ZFNYLL7D6JIP5FTIW4DVFUL3BI/ 新規採用職員に対する訓示の中身が 「職業差別」 と批判を浴び、辞職の意向を表明していた静岡県の川勝平太知事は20024年4月5日午後、職業差別とされた自身の発言を撤回し、謝罪した。 報道陣の取材に応じた。 川勝氏は 「お騒がせしたことは誠に本意ではない」 「今後は県庁職員がまとめたものを挨拶する」 と述べた。 川勝知事発言に「憤り」 現場の工夫見てきたと農相 2024/4/5 10:36 https://www.sankei.com/article/20240405-3TGLKR7BOFKFTDSIJPQUWGIREE/ 坂本哲志農相は2024年4月5日の閣議後記者会見で、静岡県の川勝平太知事による職業差別とも捉えられかねない発言について 「農村地域に生まれ育ち、農業の現場における創意工夫を見てきた1人の政治家として、憤りを感じざるを得ない」 と述べた。 発言は 「地域の経済や、コミュニティーを支える農業者の皆様にとって残念」 と強調した。 行政について 「現場と価値観や将来構想を共有した上で、これからの日本の農林水産業を作り上げていくものだ」 とも話した。 川勝氏は2024年4月1日、県の新規採用職員への訓示で 「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、物を作ったりとかと違い、皆様は頭脳、知性の高い人たち」 と発言。 2024年4月2日に辞職の意向を表明した。 「憤り感じる」 坂本哲志農水相、静岡・川勝知事の発言に「行政は単なるコンサルでない」 2024/4/5 10:34 https://www.sankei.com/article/20240405-SEB7IZET6BBR3G6AKWMQ464MOI/ 坂本哲志農林水産相は2024年4月5日の記者会見で、静岡県の川勝平太知事が新規採用職員に対する訓示で農業従事者たちを差別するのような発言をしたことについて、 「国民の食ばかりでなく、地域の経済やコミュニティーを支える農業者の皆様にとって残念なものだ」 と批判した。 坂本氏は 「農村地域に生まれ育ち、これまで農業の現場における創意工夫を見てきた1人の政治家として憤りを感じる」 と強調。 「私自身は行政は現場の単なるコンサルではなく、現場の価値観や将来構想を共有した上で、これからの日本の農林水産業を作り上げていくものと考えている」 と語った。 川勝氏は2024年4月3日の記者会見で、問題視された一連の発言について謝罪したものの、撤回はしなかった。 農水省として発言の撤回を求める考えはあるか問われると、坂本氏は 「知事の発言であり、そして辞意も表明されたので、敢えて撤回は求めない」 と説明した。 「知事の発言1つ1つについて、政府の立場でコメントすることは差し控えたい」 と述べるにとどめた。 川勝氏を巡っては2024年4月1日に県庁で新規採用職員に 「県庁というのはシンクタンクです」 「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方」 「それを磨く必要がある」 などと訓示。 農業従事者やモノ作りに関わる職業を蔑視するような発言が批判を浴びていた。 「リニア早期開業へ環境整備を」 川勝知事辞意表明で斉藤国交相 「国として見守る」 2024/4/5 10:28 https://www.sankei.com/article/20240405-2P7RIDRRXZOALNPUDDYAEB4FEI/ 斉藤鉄夫国土交通相は2024年4月5日の閣議後会見で、JR東海が開業を目指すリニア中央新幹線の静岡工区着工を認めなかった川勝平太静岡県知事が辞意を表明したことを受け、 「早期開業に向けた環境整備を進めていきたいと、改めて決意している」 と語った。 リニアを巡っては、平成29年に川勝知事が水資源や生態系への影響を懸念して反対を表明し、工事に着手できない状態が続いていた。 JR東海は2024年3月29日に、品川―名古屋間の令和9年開業を断念すると発表。 川勝氏の後継知事の姿勢が焦点になっている。 斎藤氏は今後のリニア工事の進展について、 「静岡県や自治体の理解を得ることによってプロジェクトは進行していく」 との見解を示し、 「国としてしっかり見守っていきたい」 と述べた。 また、国交省として、JR東海の環境対策を確認するために設置したモニタリング会議を通じ、 「対策状況を継続的に確認する」 と共に、 「JR東海と静岡県をはじめとする関係自治体との一層の対話を促す」 との方針を示した。 一方、川勝知事の辞意に対する受け止めについては、 「政府の立場ではコメントすることは差し控える」 とした。 不適切にもほどがあった川勝知事〜権力に弱すぎるNHK 大手町の片隅から 乾正人 2024/4/5 10:00 https://www.sankei.com/article/20240405-DLYVE5Z2ENLODHXJT42YZ6HQVI/ 人間という生き物は、なかなか生まれ変われないものだ。 辞意を表明した川勝平太静岡県知事は3年前の2021年の11月、不適切発言を巡って県議会で辞職勧告決議が採択された直後、 「猛省する」 「来年(2022年)は生まれ変わると富士山に誓った」 と語ったが、やはり生まれ変われなかった。 この時、知事は、参院補選の応援で、対立候補の地盤である御殿場市について、 「コシヒカリしかない」 とやって県民の顰蹙を買っていた。 今回は、 「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たち」 と、県の新人職員を持ち上げた。 ■権力に弱すぎるNHK どこをどう読んでも職業差別発言だが、ご本人はそう思わなかったようだ。 2024年4月2日夕、知事の発言に怒った県民らから抗議の電話が県庁に殺到した事についてこう語った。 「それは読売新聞のせいだと思っています」 少し解説が必要だろう。 知事の発言は、2024年4月1日に行われた県の新規採用職員に対する訓示で飛び出した(この時、小紙記者は別の取材で立ち会っていない)。 普通の報道機関なら、知事の発言を問題視して即、記事にするところだが、地元の静岡新聞やNHKはそうはしなかった。 リニア中央新幹線建設を妨害してきた川勝知事を紙面で強く 「支持」 してきた静岡新聞が、 「いつもの川勝節だ」 と黙殺するのもあり得るだろう(「報道しない自由」もあるからね)が、国民の受信料で成り立っている 「皆様のNHK」 が、知事に忖度してどうするのか。 2024年4月1日午後7時8分に配信されたNHKのネット記事では、 「川勝知事 新人職員を前に能登半島地震などを踏まえて訓示」 という見出しで、知事の訓示をかなり詳しく紹介しているが、 「牛の世話」 の件は、1字も載っていない。 川勝発言が炎上したのは、読売新聞が2024年4月2日午前にネットで配信してから。 小紙も知事発言の全容を掴み、午前中から産経ニュースで報じた。 NHKが本格的に知事発言を報じたのは、知事が辞意を表明してからだった。 まあ、毎度の事とは言いながら、NHKは権力に弱すぎる。 しかもその権力者が、地位を離れる事がはっきりすると、徹底的に叩く。 このような報道を続けるなら受信料制度をやめて 「国営放送」 にした方が、よほどすっきりする。 ■「自分の責任果たした」 それにしてもリニア中央新幹線建設を巡る彼の抵抗ぶりは、常軌を逸していた。 4期15年に及んだ川勝県政に、日本全体が振り回された。 JR東海が、令和9年の開業断念を正式に表明したのを見届けた彼は、立憲民主党の渡辺周衆院議員に 「自分の責任は果たした」 と述べた。 リニア中央新幹線の開業を大幅に遅らせることが、自らの使命と考えていたのである。 彼は若い頃、 「農村が都市を包囲する」 毛沢東理論に傾倒し、知事に就任後も中国の習近平国家主席が唱える 「一帯一路」 構想に諸手を挙げて賛成している。 このような人物を4回も知事選で当選させた静岡県民の責任は大きい。 次の知事選こそは人物を見極めて投票して頂きたい。(コラムニスト) 静岡県・川勝知事の「牛の世話と違う」職員訓示に「職業差別」「資質欠く」 SNSで批判 2024/4/2 15:14 https://www.sankei.com/article/20240402-F46H3O5QAZEDTDRI27Z3W2CJNU/ 静岡県の川勝平太知事が新規採用職員らに 「毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方たちだ」 と訓示したことを巡り、SNSで川勝氏に 「職業差別」 を指摘する声が相次いでいる。 X(旧ツイッター)では 「牛の世話」 「県庁職員」 「静岡県民」 「職業差別」 などが川勝氏の訓示に関連する文言がトレンド入りしている。 ■公務員を特権階級と勘違い 自民党の平将明元内閣府副大臣は川勝氏の訓示についてXで 「こんな人が知事やってるのか」 と呆れたように投稿した。 日本維新の会の音喜多駿政調会長もXで 「発言は問題で、知事としての資質に著しく欠ける」 「議会が再度動く時では」 とし、県議会が対応する必要性に言及した。 長崎県平戸市の黒田成彦市長はXで 「日頃から職業差別の意識があり、公務員を特権階級だと勘違いしている」 「政治家として失格だ」 と指摘した。 中国で迫害を受けるウイグル人やモンゴル人の姿を描く漫画家の清水ともみさんもXで 「物作りをする人は知性の塊です」 「思考が階級差別主義者ですね」 と厳しく批判した。 ■第1次産業に深く感謝 北朝鮮による日本人拉致問題で政策提言を行うアジア調査機構の加藤健代表はXで 「県知事が生産者を見下した発言をしていいのか?」 「だいたいモノ作りが簡単と思っている時点で無知の極み」 と川勝氏の発言に疑問を呈した。 お笑い芸人のほんこんさんは 「もう無茶苦茶 もう辞めなはれ」 とXに書き込んだ。 静岡県出身の芸人のゴンゾーさんは、Xに川勝氏の発言を報じる記事を投稿して 「第1次産業に従事されている皆様に深く感謝しております」 「食卓を彩る食材を丹精込めて育てて下さるお陰で、日本の食品は世界のどの国のものよりも美味しいです」 と書き込み、生産者に敬意を表した。 静岡県庁の担当者によれば、川勝氏の発言に関して2024年4月2日午前8時〜12時に電話が41件、メールで33件届き、その全てが川勝氏に批判的な内容だったという。 静岡・川勝知事、県庁職員は「知性の高い方たち」…採用職員に訓示「野菜売ったり牛の世話したりモノを作ったりとかと違う」 2024/4/2 7:20 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240401-OYT1T50207/ 静岡県庁で2024年4月1日、新規採用職員向けの訓示が行われ、川勝知事は 「県庁はシンクタンク(政策研究機関)だ」 「毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、基本的に皆様方は頭脳、知性の高い方たち」 「それを磨く必要がある」 などと述べた。 特定の職業を比較するような発言で、再び物議を醸しそうだ。 知事は 「嘘偽りを言わないことが大切」 「言葉遣いが大切です」 「情理を尽くして自分が正しいと思う信念を貫くためには、勉強をしないといけない」 などと心構えを述べた後、一連の発言をした。 知事は2024年3月、県内のサッカー強豪校に触れ、 「ボールを蹴るのが一番重要なこと」 「勉強よりも何よりも」 などと述べ、県議会から 「不適切だ」 と苦言を呈されていた。 川勝知事 新人職員を前に能登半島地震などを踏まえて訓示 2024年4月1日 19時08分 https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20240401/3030023430.html 新年度を迎え、県庁では、川勝知事が、新人職員を前に、能登半島地震などを踏まえて 「どうしたら困っている人の力になれるか考える癖をつけてほしい」 などと訓示しました。 この春、県に採用された職員は233人で、辞令は配属された部署で交付されましたが、このうち、本庁の配属となった75人を前に、2024年4月1日午後、川勝知事が訓示しました。 この中で、川勝知事は、 「能登半島で凄まじい地震がありまだ厳しい生活をしている人々がいる」 「一番最初に心に留めてほしいのは危機管理です」 「静岡県でも南海トラフ地震が発生すれば大きな被害が出る想定があり能登の地震は決して他人事ではなく自分の管理を最優先に人を助けるために何をすべきか心得ておかなければならない」 と述べました。 そして、公務員の心構えとして、 「心は素直で嘘偽りを言わず、上にへつらうことなく人が困っている時に助けるのが我々の仕事である」 「どうしたら力になれるか考える癖を付けてほしい」 と呼び掛けました。 新人職員たちは、今後は研修を受けながら職務に当たるということです。 交通基盤部に配属された兼岩奈央さんは、 「社会人としてまだ分からない事が多いが県職員として恥ずかしくないように仕事に取り組んでいきたい」 と話していました。 <主張>川勝静岡県知事 県民のため今すぐ辞職を 社説 2024/4/4 5:00 https://www.sankei.com/article/20240404-36QVHYF435NJBLZRDJUKYM5ICI/ 職業差別発言をした静岡県の川勝平太知事が、県議会2024年6月定例会の開会に合わせて辞職する意向を表明した。 知事失格と言える問題発言をした以上、2カ月も居座るのは許されない。 直ちに辞職すべきである。 川勝氏は2024年4月3日に記者会見し、辞職の理由を2つ挙げた。 職業差別発言の責任はもちろんだが、もう1つ、JR東海が進めるリニア中央新幹線の開業時期の延期を理由にしたことには強い違和感を覚える。 JR東海は東京・品川―名古屋間の令和9年開業を断念し、開業は早くて令和16年以降の見通しだ。 これを成果とし、辞職の主たる理由にしたのはどういうことか。 リニア問題への取り組みは知事の役割の一部に過ぎず、理由にするのはおかしい。 川勝氏は環境への影響を理由に静岡工区の着工を認めず、JR東海がその対策を示しても頑なに態度を変えなかった。 むしろ問われるべきは、 「妨害」 とも言える川勝氏の行動の責任である。 開業延期を成果とすることには納得が得られまい。 川勝氏は2024年4月1日に県の新人職員への訓示で 「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、皆さんは頭脳、知性の高い方」 「それを磨く必要がある」 と語り、批判されていた。 2024年4月2日夜には 「問題発言があったかの如き状況になり驚いている」 「不適切ではないと思う」 と述べていた。 2024年4月3日の会見では差別発言について 「第1次産業の人たちの心を傷つけた」 「申し訳なかった」 と謝罪したが、発言を撤回しなかった。 これでは本当に反省しているのか疑わしい。 川勝氏はこれまでも不適切な発言を繰り返してきた。 令和2年10月には、日本学術会議が推薦した会員候補の一部を任命しなかった菅義偉首相(当時)について 「教養のレベルが露見した」 と語った。 その後、発言を撤回している。 令和3年10月には御殿場市について 「コシヒカリしかない」 と揶揄し、県議会が辞職勧告を決議した。 川勝氏は辞職を拒み、給与と期末手当の返上を約束したが、これを果たしていなかったことが発覚し、議会で問題視されたこともある。 川勝氏が知事としての資質を欠いていることは、度重なる不適切な言動で明らかだ。 速やかな辞職が県民のためである。 <主張>リニア開業延期 川勝知事の妨害許されぬ 社説 2024/3/30 5:00 https://www.sankei.com/article/20240330-TFGMS4IVG5JD3PXXE2SR7MHM5Q/ JR東海が東京・品川と名古屋を結ぶリニア中央新幹線について、目指していた令和9(2027)年の開業を断念した。 2024年3月29日、国土交通省で開かれた中央新幹線静岡工区に関する専門家会議で、丹羽俊介社長が明らかにした。 静岡工区の工事が、契約締結から6年4カ月が経過した現時点でも静岡県の反対で着工すらできていないためで、丹羽社長は 「新たな開業時期は見通せない」 と述べた。 誠に残念である。 リニア中央新幹線は、国鉄時代から研究・開発されてきた超電導リニア技術を使って時速500km運転を実現させ、東京―名古屋間を40分、将来的には東京―大阪間を約1時間で結ぼうというもので、平成26年に着工された。 相模原市内にできる神奈川県駅(仮称)などは、姿を現しつつある。 最大のネックとなっているのは山梨、静岡、長野3県にまたがる総延長25kmに及ぶ南アルプストンネルだ。 山梨、長野両県の工区は既に着工している。 だが、川勝平太静岡県知事は当初から大井川の水量が減少するのを問題視し、 「県民の生死にかかわることだ」 「水1滴も県外流出は許可しない」 などと反対して着工を認めていない。 大規模工事に伴う環境対策はもちろん必要だ。 JR東海は工事中に出る水を大井川に戻すなど具体的な環境対策案を幾度も提示している。 それでも知事は頑なに態度を変えない。 知事の言動が科学的知見に基づいているとは見えないのはどうしたことか。 元々難工事が予想されている南アルプストンネルが着工すらできていない現状では、3年後どころかいつになったら開通するかメドすら立たない。 リニア中央新幹線が大阪まで開通すれば、人口6600万人以上を擁する首都圏と中京、近畿圏が一体となった巨大都市圏が出現することになり、経済のみならず日本社会に与えるインパクトは計り知れない。 言わば日本再生のカギを握る大プロジェクトが、1知事の 「妨害」 でストップしている現状は看過できない。 今こそ国の出番である。 岸田文雄首相は、知事の説得をJRや国交省任せにせず、前面に立って国家プロジェクト推進に全力を挙げてもらいたい。 リニアの令和9年開業断念、沿線の街づくりに打撃 経済効果の損失も懸念 2024/3/29 20:02 https://www.sankei.com/article/20240329-LMXBYIMXIRIIBJ2LSUZJS7LBUU/ JR東海がリニア中央新幹線の品川−名古屋間について、令和9年の開業目標を断念した。 静岡県の反対で静岡工区の着工の目処が立たず、新たな開業時期も示せていない。 リニア開業に合わせて進められている沿線の自治体の街作りに影響が出るのは必至で、10兆円超と推計される経済効果の損失も懸念される。 ■「静岡」着工見通せず 「9年の開業は実現できない」。 JR東海はこれまでも 「9年の開業は困難」 と言い続けてきたが、今回表現を変えた。 2023年12月に否定していた 「断念」 という言葉も否定しなかった。 元々、工事は平成29年11月に着手し、10年1カ月後の令和9年12月の開業を目指していた。 だが、川勝平太静岡県知事が着工に反対。 9年開業が間に合うギリギリのタイミングだった2年6月にも知事の了承を得られず、そもそも9年開業は困難だった。 今回、表現を変えたのは当初計画から6年4カ月経っても着工できず、計画との乖離が今後挽回できないほど、大きく開いたからだ。 国土交通省での有識者会議後の会見では、最短の開業時期が10年後の16年になるかを記者に再三問われたが、 「今の段階では言えない」(水野孝則専務執行役員) と繰り返した。 ■「小異を捨ててほしい」 開業が先送りされ、見通しも立たなくなったことで、リニア開業に見据えて一体的な街作りを進めている沿線の自治体は計画修正を余儀なくされそうだ。 三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、品川−名古屋間の開業で移動時間短縮や企業の生産性向上によって約10.7兆円の経済効果が試算されるが、 「そろそろ開業の遅れによる経済損失も考えるべきだ」 と指摘する関係者もいる。 リニア建設を巡っては水資源や生態系への影響などについて、JR東海と静岡県の間で主張の隔たりが大きく、溝が埋まらないでいる。 JR東海の丹羽俊介社長は2023年4月に就任後、就任挨拶以外で川勝知事とのトップ会談を開いていない。 「小異を捨てて大同に就いてほしい」。 国交省の有識者会議座長の矢野弘典産業雇用安定センター会長はこう呼び掛けた。 山梨県の長崎幸太郎知事、リニアめぐり「一部でも開通ならメリット」 2024/3/29 18:11 https://www.sankei.com/article/20240329-H72B2B6AMBNCHG4EZ5QQECK6ZE/ JR東海がリニア中央新幹線の令和9年開業を断念したことを受け、山梨県の長崎幸太郎知事は、 「(9年開業を目途にした)設備が雨ざらしになって無駄になるよりは、一部でも開通されれば(JR東海の)収益的にも、地域にもメリットが出てくる」 として、先行部分開業をJR東海に求める姿勢を明らかした。 2024年3月29日に報道陣の取材に応じ、語った。 長崎氏は9年開業断念に 「残念な話だが、静岡工区の着工が遅れている中で、9年に開業できるわけではない」 「致し方ない」 との見解を示した。 ただ、静岡県の川勝平太知事に対しては 「静岡県は抱えている問題を、沿線自治体で作る期成同盟会で共有していない」 「しっかりと情報と考えの共有を求めたい」 として、静岡県に問題解消に向けた取り組みを進めることを要望した。 また、甲府市の樋口雄一市長は 「街作りは開業の見通しと密接な関係があるので、早期解決に向けて、JR東海や国をはじめとする関係機関の一層の連携と努力を期待したい」 とのコメントを発表した。 静岡県・川勝知事リニア工事反対≠キる根本理由 「議論を巻き起こすが、論理は破綻」「反対の風呂敷を広げすぎて…」 2023.12/24 10:00 https://www.zakzak.co.jp/article/20231224-4XSKXZ4CKNMCTOROCPK7Q3WVCY/ リニア中央新幹線の東京・品川―名古屋間(約285.6km))の2027年開業が、益々困難となっている。 jr東海は先週、開業時期を 「2027年」 から 「2027年以降」 に変更し、国に実施計画の認可申請を行った。 同社は、静岡工区(約8.9km)のトンネル掘削工事着工に見通しが立たないためだとしているが、静岡県の川勝平太知事は様々な理由を付けて、工事を認めようとしていない。 川勝氏が、リニア工事に反対姿勢を貫く背景にはどんな事情があるのか。 地元静岡でリニア問題を取材し続けているジャーナリスト、小林一哉氏に聞いた。 ◇ ■地元ジャーナリスト・小林一哉氏が徹底解説 「JR東海は今回、開業時期を 『2027年以降』 とした理由として静岡工区の未着工をはっきりと挙げている」 「これは、川勝氏の反リニアの姿勢を批判したかったという思いが含まれていると思う」 小林氏は、JR東海の変更の意図をこう読み解く。 2018年夏にリニア問題の取材を始めた小林氏は、著書 『知事失格 リニアを遅らせた川勝平太「命の水」の嘘』(飛鳥新社) や、多くのメディアへの寄稿などを通じて、川勝氏の問題点を追及してきた。 川勝氏はこれまで、トンネル掘削工事に伴って湧水が静岡県外に流出することで大井川の流量が減る問題や、南アルプスの生態系の問題などを挙げて、工事に反対してきた。 このうち、大井川の流量問題について、川勝氏は2023年11月28日の会見で、上流のダムの取水を抑制して県外流出分と同量を確保するJR東海の案を容認する考えを示した。 だが、トンネル工事のボーリング調査に反対し続けており、事態は進んでいない。 川勝氏の頑迷とも言える姿勢は何なのか。 小林氏は 「川勝氏は 『ああ言えばこう言う』 ということがいくらでも出来る人で、議論を巻き起こすが、論理は破綻している」 「例えば、大井川の流量問題では、国交省の有識者会議が2021年の中間報告で、トンネル掘削による影響は季節変動などに比べて 『極めて小さいと推測される』 と指摘している」 と説明する。 ■見返り「新駅」ならず川勝氏、反リニアで頑迷 具体的なメリット提示を その川勝氏は、静岡空港の真下を通る東海道新幹線の新駅設置を求めてきた。 だが、静岡空港が掛川駅と約16kmしか離れておらず、jr東海は難色を示して実現していない。 川勝氏がリニア問題で強硬姿勢を続ける背景には新駅の問題があるとして、小林氏はこう解説する。 「川勝氏は一時期まで、jr東海の『誠意』として、静岡空港新駅設置を期待していた節があったが、折り合えず現在に至っている」 「JR東海がもっと前の段階で、 『何とか新駅を作るから工事を許可してほしい』 と言えば、川勝氏も認めたかもしれない」 「しかし、川勝氏が反対の風呂敷を広げ過ぎて、反リニアの人々が川勝氏の支持者になっている」 「仮に今後、空港新駅が出来るという状況になったとしても、川勝氏が 『リニアの工事を認める』 というスタンスに変わることは難しいのではないか」 リニアは、品川―名古屋間を40分で結ぶ 「夢の高速鉄道」 で、日本経済の活性化、更には 「インフラ輸出の目玉」 としても期待されている。 日本だけでなく、産業政策 「中国製造2025」 の重点分野に 「先端鉄道」 を掲げる中国も開発に力を入れており、開業の遅れは日本の国益にとって痛手となる。 頑迷に反対姿勢を貫く川勝氏の任期は、2025年7月まであり、このままでは2027年の開業延期はおろか、更なる遅れも見込まれるという。 政府はどう対応すべきか。 小林氏は 「リニアの沿線駅が出来ないため、静岡の人々にとって、リニアは自分に関係のない話になっている」 「国やJR東海は、リニアが出来ることでどう便利になるか世論を盛り上げると共に、静岡に対して具体的なメリットを提示し、 『リニアに反対し続けている川勝氏は何をやっているんだ』 という空気を静岡県内に醸成していく必要があるのではないか」 と話した。
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