http://www.asyura2.com/24/senkyo293/msg/579.html
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/314018?rct=politics
このような所業を「火事場泥棒」という。
自民党の裏金事件の騒ぎに乗じて、平和憲法の理念が、いいように蹂躙されて留まるところを知らない。
日本国憲法など、「あってなきがごとし」。
ドイツのワイマール憲法がナチスドイツによって骨抜きにされたときも、このような状況だったのだろうか。
まさに、あれよあれよという間に・・・。
国民の無関心も、ついにここまで来たかという感は否めない。
選挙という選挙の投票率が50%を切ることが常態化している日本の現状では、むべなるかな。
マルティン・ニーメラー牧師の言葉を思い起こそう!。
以下に記事の全文を転載する。
自民党の渡海紀三朗、公明党の高木陽介両政調会長は8日、英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機を含む国際共同開発品の第三国への輸出を巡り協議した。政府は紛争助長を避けるための歯止め策として、輸出できる武器を次期戦闘機に絞った上で、輸出対象国も限定する案を提示。両党は早ければ来週中にも合意する見通し。
◆公明高木氏「合意に向けて努力したい」
高木氏は協議後、輸出の必要性には理解を示した上で「無原則で移転するのはどうなのかと問題提起した。政府案を党内に持ち帰り、合意に向けて努力したい」と語った。
政府が示した歯止め策の具体案は、輸出先を「防衛装備品・技術移転協定」の締結国に国に限った上で戦闘中の国を除くというもの。輸出案件ごとに与党の事前審査の対象とすることも検討されている。
日本はこの協定に関し、これまでに米国や英国、オーストラリアなど15カ国と締結。次期戦闘機の輸出先として想定されるアジア地域のフィリピンやマレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ、シンガポールも含まれている。
協定は、輸出先国から他国への輸出には日本の事前同意を義務付けているが、既にある協定なので新たな歯止めとは言い難い。輸出された武器が将来的な戦闘に使われる懸念も残る。
次期戦闘機の第三国への輸出解禁を巡っては、容認姿勢の政府・自民党と、慎重な公明党との間で協議が難航していたが、岸田文雄首相が輸出の必要性を訴えたことを公明側が評価し、輸出の厳格化を条件に容認する方向に転じた。(川田篤志)
記事の転載はここまで。
政府、自民党は、次期戦闘機の第三国への「輸出ありき」の姿勢がありありだ。
そして、相変わらず、公明党とは八百長のプロレスゲーム。
結末は、いつも我々の予想を裏切らない。
日本には、憲法の平和主義に基づき、輸出を原則禁じる「武器輸出3原則」という指針があった。
それが、「武器輸出3原則」の例外を積み重ね、それを既成事実として、安倍政権が防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転3原則」なるものをでっち上げた。
それでも、運用指針で国際共同開発・生産を除き、輸出を認めるのは「救難」「輸送」「警戒」「監視」「掃海」の5類型に限定している。
平和憲法の存在が、日本が武器商人と化し、軍拡競争に走ることをかろうじて踏みとどまらせていたと言えよう。
禁止条項はなくても、自衛隊法が規定する戦車や護衛艦、戦闘機や弾薬など、人を殺傷したり物を破壊したりする「武器」は輸出できないというのが従来の解釈だった。
そんな中、岸田政権は昨年の国家安全保障戦略の改定で、防衛装備品の輸出拡大に向け、現行ルールの見直しを明記し、「防衛装備移転3原則」すら骨抜きにすることが断行されようとしている。
「防衛装備移転3原則」では、「殺傷能力のある兵器移転が可能か否か言及されていない」という「新解釈」を持ちだしてきているそうだ。
その解釈すらも、国会審議を経ずに、自公の密室協議で生まれた暴論でしかない。
日本国憲法の理念、憲法9条の趣旨を理解すれば、殺傷能力のある兵器の輸出などは、憲法で禁止されていることは明らかではないか。
そのことが、世界に類を見ない、世界に誇る「平和憲法」の平和憲法たる所以であったはずだ。
「防衛装備移転3原則」などは、単なる「指針」でしかないものが、今や「憲法」を超越してしまっている状況だ。
現下の政府、自民党の行動の拠り所は、理念ではなく「金」、勿論「裏金」。
これらの動きの背景に潜んでいるのは、「国内防衛産業の保護」は表向きで、防衛産業への利益供与であり、バックマージンを期待した防衛族議員が「防衛利権」に群がる姿に他ならない。
彼らに、国民の安全を語る資格は既に無い。
平和憲法が壊される前に、退場させねばならない。
政権交代を実現し、「指針」に基づく政策など、ちゃぶ台返しに、ひっくり返してやろう。
#「武器」の輸出は憲法違反。
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