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礼賛しながら全否定の離れ業…安倍晋三と「謙虚」「エセ保守」 適菜収「それでもバカとは戦え」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/335971
2024/02/09 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
まるで神の如く祀り担いできた(自身の派閥「清和瀬策研究所」のパーティーであいさつする安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ
トンデモ本「日本国紀」を生み出した百田尚樹と編集した有本香の究極のバカコンビが、また傑作を生み出した。「日本保守党 日本を豊かに、強く。」では安倍晋三を礼賛しながら、安倍を全否定するという離れ業を開陳。百田は「まえがき」で言う。
〈国民の多くが真剣に投票所に足を運び、「売国奴的な政治家」「利権を追い求める政治家」「家業を守るためだけの世襲政治家」などに「NO!」を突きつけ、「真に国を思う政治家」を選ぶことで、この国は少しずつ、しかし確実に良くなります〉
政治に関心がある人なら、日米地位協定の改定に興味を示さず、北方領土の主権を棚上げし、全方位売国を進めた「世襲政治家」の顔を思い出すのではないか。しかし、百田説によると安倍は世襲政治家でも「ごく稀な例外」であり、その存在は「ほとんど奇跡」なのだそう。すべてがこの調子。
〈では保守とは何か。これを定義することは非常に難しく、人によってさまざまな解釈があると思いますが、一つ言えることは、保守の対義語としてリベラルという言葉がありますね〉
百田が保守思想をまったく理解していないことは、安倍を支持していたことからも明らかだ。
有本は百田の過去の発言を紹介する。
〈「日本は世界で一番素晴らしい。世界がお手本にしてもいい国です。それをなんで欧米のように変えなければいけないのか。岸田首相はグレートリセットなどと言っているが、なんでそんなことせなアカンの?」〉
2014年、安倍はダボス会議で電力市場の完全自由化、医療の産業化、コメの減反の廃止、法人税率の引き下げ、外国人労働者の受け入れなどを並べ立て、「そのとき社会はあたかもリセット・ボタンを押したようになって、日本の景色は一変するでしょう」と言い放った。なんでそんなことせなアカンの?
有本の漫談は続く。
〈それと、先ほどの「保守とは何か」というお話に関して、これはエドマンド・バークの保守思想に連なりますが、私は、保守とは一種の「謙虚さ」だと思っています〉
「私は総理大臣ですから、森羅万象すべて担当しておりますので」と国会で発言した謙虚さのかけらもない男を担いできたのが、この類いのビジウヨ、エセ保守連中だった。
適菜収 作家
近著に「安倍晋三の正体」「ニッポンを蝕む全体主義」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書50冊以上。「適菜収のメールマガジン」も発行。本紙連載を書籍化した「それでもバカとは戦え」も好評発売中
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