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世界を揺るがしているのはアングロ・サクソン
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2025.01.18 櫻井ジャーナル
21世紀に入ってから世界は大きく揺れている。その始まりは2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎に対する攻撃だろう。これによってアメリカではシオニストの一派であるネオコンが主導権を握り、国内では収容所化が進み、国外では侵略戦争が本格化している。そうした動きを加速させたのがCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動にほかならない。
アメリカのバラク・オバマ政権は2014年2月、ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権をネオ・ナチを利用したクーデターで倒した。そのウクライナでアメリカの国防総省は生物化学兵器の研究開発を進めている。そのために15から46の研究所が建設され、ウクライナ兵を利用して人体実験も行われていたと言われている。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はMI6のエージェントだと信じられている。2020年10月に大統領としてイギリスを公式訪問した際、イギリスの対外情報機関MI6のリチャード・ムーア長官と会談している。
中東は2003年3月にジョージ・W・ブッシュ政権が「大量破壊兵器」という嘘を人びとに信じ込ませた上でイラクを先制攻撃、戦乱はリビアやシリアなどへ広がり、イランも狙われている。その間、パレスチナでは米英独など西側諸国に支援されたイスラエルがガザで破壊、殺戮、略奪の三光作戦を実行してきた。
そして東アジアでもアメリカ、イギリス、オーストラリアといったアングロ・サクソン系諸国が軍事的な緊張を高めている。その手先として想定されていたのが日本と韓国だが、韓国ではアメリカの傀儡、尹錫悦大統領がクーデターを企てて失敗してしまった。
COVID-19騒動ではアメリカとイギリスが主導、ウクライナや中東でもイギリスの動きが目立つのだが、COVID-19騒動では接種が推進された「ワクチン」と称する遺伝子操作薬の危険性が広く知られるようになって破綻、ウクライナでは米英が主導するNATOがロシアに敗北、パレスチナでは大量殺戮を続けるイスラエルの後ろ盾としてアメリカやイギリスに厳しい目が向けられている。
イスラエルはシオニストの国である。「シオンの地」にユダヤ人の国を作ろうと活動してきた人びとをシオニストと呼び、1896年に『ユダヤ人国家』という本を出版したセオドール・ヘルツルが近代シオニズムの創設者とされているが、シオニズムの始まりはエリザベス1世の時代に始まった「ブリティッシュ・イスラエル主義」だ。アングロ-サクソン-ケルトは「イスラエルの失われた十支族」であり、自分たちこそがダビデ王の末裔だとする彼らは信じていた。この信仰はイギリス国教会が誕生した頃に始まり、それから間もなくしてイギリスは世界侵略を始めている。
イギリスのエリートにはブリティッシュ・イスラエル主義を信じる人が少なくなかったようで、イングランド王ジェームズ1世は自分を「イスラエルの王」だと信じていたという。その息子であるチャールズ1世はピューリタン革命で処刑されるが、そのピューリタンを率いていたオリヴァー・クロムウェルの周辺にもブリティッシュ・イスラエル主義を信じる人がいたようだ。
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