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@「『弾よけ』として最前線に投入されている」ロシアに送られた北朝鮮の“エリート兵士”たちを待つ「過酷すぎる運命」とは/文春オンライン
牧野 愛博 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%BC%BE%E3%82%88%E3%81%91-%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%9C%80%E5%89%8D%E7%B7%9A%E3%81%AB%E6%8A%95%E5%85%A5%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AB%E9%80%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE-%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E5%85%B5%E5%A3%AB-%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%82%92%E5%BE%85%E3%81%A4-%E9%81%8E%E9%85%B7%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E9%81%8B%E5%91%BD-%E3%81%A8%E3%81%AF/ar-AA1uadfT?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=ad3d5c8ff3cd4499a78f3563ca7b6ef9&ei=12
ウクライナ政府によれば、北朝鮮軍兵士約1万1000人が、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア南西部クルスク州に配置された。ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、同州で、約5万人の敵と交戦中だと明らかにした。
5万人のなかには、ロシア軍のほか、北朝鮮兵も含まれているとみられ、軍事専門家たちは今後、北朝鮮兵に多数の死傷者が出ると予測している。
北朝鮮兵は「弾よけ」
韓国の市民団体「自主国防ネットワーク」の李逸雨(イ・イルウ)事務局長によれば、ウクライナ軍の陣地に近い4つのロシア軍部隊に、それぞれ1個大隊規模の北朝鮮兵が投入されている模様だ。編成をみると、北朝鮮兵30人に対し、ロシア軍から将校3人、通訳1人、補給担当1人、重火器担当1人の計6人が対応している。
北朝鮮兵には突撃銃や対戦車ロケットランチャーなどが支給されているが、戦車や装甲車などは与えられていない。李氏は「編成を見る限り、北朝鮮兵はウクライナ軍の弾薬を消耗させる『弾よけ』として最前線に投入されているとみるべきだ」と語る。
クルスク州に配備されたロシア兵は、ウクライナ軍のドローン(無人機)に苦しめられてきた。ロシア兵がウクライナ陣地まで10キロ圏内に入ると、ドローンが手榴弾を雨あられと降らせてくる。クルスク州には、ウクライナ・ブチャで虐殺行為を働いたロシアの部隊も投入されているため、復讐に燃えるウクライナ軍の士気は高いという。
北朝鮮兵士を襲うドローン
ロシア軍は、ドローンへの指示電波を妨害する「ドローン・ジャマ―」を使っているものの、装備の問題から十分な効果を挙げていないようだ。また、ウクライナ軍は指示電波が切れた場合に周辺の敵と識別できた目標に自爆攻撃を行うようプログラムしたAI(人工知能)を備えたドローンも使っている。
ウクライナ軍のドローンはカメラのほか、赤外線センサーも備えている。兵士が隠れても、体温によって検知されて攻撃を受けるという。ロシア軍に比べ、北朝鮮軍はドローンとの戦いを経験していない。「弾よけ」として使われる状況も重なり、更に死傷者が増えそうだ。
韓国政府によれば、ロシアに派遣された北朝鮮兵には特殊作戦軍の兵士もいるという。朝鮮中央通信が10月4日、特殊作戦部隊の基地で行われた訓練として配信した写真を見ると、どの兵士も筋骨隆々の体格だった。10月2日に訓練を視察した金正恩総書記も「一騎当千の万能戦士に育った誇らしい軍人」と語ったほどだ。
筋骨隆々の兵士たちが思わぬ苦戦?
ただ、特殊作戦軍の兵士はゲリラ戦には秀でた能力を持っているものの、クルスク州はところどころ森林があるとはいえ、基本的に平野が広がっており、隠れる場所も少ない。北朝鮮兵は現地に入って2週間ほどで戦闘に投入されているため、地理研究も十分ではなく、相当な苦戦を強いられるだろう。
ロシアは外国人傭兵1人につき4600ドルのボーナスと月給2000ドルを支給しており、北朝鮮兵にも同等水準の給与が支払われるとみられる。月給500ドルから800ドル程度と言われるロシアや中国に派遣された北朝鮮労働者に比べれば好待遇だが、命を懸ける値段としては安すぎる。しかも、ほとんどが北朝鮮の外貨稼ぎとして国家に上納されるとみられる。
A北朝鮮兵のウクライナ派兵は「深刻な状況激化」、独首相がプーチン氏に伝える 約2年ぶり電話会談/
BBC News によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%85%B5%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%B4%BE%E5%85%B5%E3%81%AF-%E6%B7%B1%E5%88%BB%E3%81%AA%E7%8A%B6%E6%B3%81%E6%BF%80%E5%8C%96-%E7%8B%AC%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%81%AB%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%82%8B-%E7%B4%842%E5%B9%B4%E3%81%B6%E3%82%8A%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E4%BC%9A%E8%AB%87/ar-AA1ubmvl?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=ad3d5c8ff3cd4499a78f3563ca7b6ef9&ei=15
デイミアン・マクギネスBBCベルリン特派員
ドイツ政府筋によると、オラフ・ショルツ独首相は15日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話会談で、ウクライナに対抗するために北朝鮮兵を派遣したことは「深刻なエスカレーション(状況激化)」だと伝えた。両首脳の電話会談は約2年ぶり。
ロシア大統領府(クレムリン)は電話会談について、「ウクライナ情勢に関する詳細かつ率直な意見交換」だったとして、「対話という事実自体が前向きなものだ」と付け加えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこの会談は「パンドラの箱」に等しく、プーチン氏の孤立を弱めるものだと主張した。
ドイツ政府筋によると、ショルツ首相はロシアによるウクライナ攻撃を非難するとともに、「公正で永続的な和平」の実現に向けてウクライナ政府と交渉するようロシア政府に求めた。
また、「ロシアの侵略に対するウクライナの防衛闘争を、必要な限り支援するというドイツの揺るぎない決意」を強調したという。
ショルツ氏は特に、民間インフラに対するロシアの空爆を非難した。
電話会談は約1時間におよんだ。両首脳は今後も連絡を取り続けることで合意した。
この会談はドイツから提案されたものだったとロシアメディアは報じている。
ドイツ政府は、ウクライナを差し置いてロシア政府と取引を結ぼうとしているといった非難を必死に避けようとするだろう。ナチス・ドイツと旧ソヴィエト連邦が同地域を分断したという、20世紀の東欧の痛ましい記憶を考慮すればなおさらだ。
独首相官邸は文書で、ショルツ氏がプーチン氏との電話会談に先立ち、ゼレンスキー氏とも会談したと明らかにした。プーチン氏との会談後には、その詳細を伝えるために再びゼレンスキー氏と話をする予定だった。
ロシア、「新たな領土の現実」に基づく和平合意と
クレムリンがロシアメディアに宛てた声明によると、プーチン氏はショルツ氏に対し、両国関係は「ドイツ当局が『非友好的な路線』を取った結果、全面的に前例のない悪化」に直面していると伝えた。
クレムリンはプーチン氏が、いかなる和平合意も「新たな領土の現実」に基づいたものでなければ実現しないとショルツ氏に伝えたと説明した。「新たな領土の現実」とは、2022年の侵攻後にロシアがウクライナ領を占領したことを意味する。
プーチン氏はまた、和平合意は「紛争の根本的原因」を取り除くことによってのみ実現し得ると述べた。
クレムリンは北大西洋条約機構(NATO)の東方「拡大」を非難することで、ウクライナ侵攻を正当化してきた。
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