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「ハリス大健闘」に混沌を極める米大統領選...「急進的左翼躍動」の先に起こりうる「危険な未来」/現代ビジネス
長谷川 幸洋(ジャーナリスト) によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%B9%E5%A4%A7%E5%81%A5%E9%97%98-%E3%81%AB%E6%B7%B7%E6%B2%8C%E3%82%92%E6%A5%B5%E3%82%81%E3%82%8B%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8-%E6%80%A5%E9%80%B2%E7%9A%84%E5%B7%A6%E7%BF%BC%E8%BA%8D%E5%8B%95-%E3%81%AE%E5%85%88%E3%81%AB%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8A%E3%81%86%E3%82%8B-%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%81%AA%E6%9C%AA%E6%9D%A5/ar-AA1oODuk?ocid=hpmsn&pc=EUPP_LCTE&cvid=cf32e9c7bbc84293acf7439847920dd9&ei=15
ここへきて、ハリスの人気が急上昇
米大統領選の行方が混沌としてきた。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領とミネソタ州知事、ティム・ワルツ氏のペアが大健闘しているのだ。「ハリス政権」が誕生したら、日本と世界はどうなるのか。
米世論調査機関、リアル・クリア・ポリティクス(RCP)の集計によれば、8月12日時点でトランプ氏支持は47.7%で、ハリス氏の46.8%を僅差でしのいでいる。勝敗の行方を左右する激戦7州でみると、トランプ氏はアリゾナ、ネバダ、ペンシルバニア、ノースカロライナ、ジョージアの5州でリードしているが、ハリス氏もウィスコンシンとミシガンで優勢だ。大健闘と言っていい。
7月13日のトランプ暗殺未遂事件の直後は、強い前大統領の印象が広がって「トランプ勝利は決まり」かと思われた。ここへきて、ハリス氏の人気が急上昇しているのは、なぜか。私は「バイデン大統領に対して募っていた不満の反動」とみる。
認知障害がひどかったバイデン大統領に対する欲求不満が頂点に達したところへ、民主党が掲げる「多様性・平等・包摂性(Diversity, Equity, and Inclusion=DEI)」の理念に「女性・黒人・アジア系」というドンピシャの候補が登場し、民主党支持者が燃えているのだ。
米メディアによれば、とくに「若者と非白人層の支持が強い」という。
ただし、この勢いが11月の選挙まで続くかどうか、は分からない。ハリス陣営の政策には、不透明な部分が多いからだ。
副大統領候補のワルツがアキレス腱になりかねない
たとえば、イスラエルとイスラム過激派、ハマスの戦争はどうか。
ハリス氏はバイデン政権の副大統領として「イスラエル支持」を掲げながらも、パレスチナ人への強い同情を示してきた。昨年7月、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談した後、彼女は「私はガザの苦難について、黙ってはいない」と記者団に語った。
そうした姿勢が若者の支持につながっているが、伝統的な民主党支持層からは反発を呼ぶ可能性もある。
ロシアのウクライナ侵攻についても、欧州のミュンヘンで開かれている安全保障会議に3年連続で出席し、バイデン政権の政策売り込みを図ってきた。バイデン政権はウクライナ支援に全力を上げてきたが、彼女がその政策を踏襲するかどうかは、分からない。
ハリス氏は民主党大統領候補の指名を受ける直前、選挙集会で「我々は元には戻らない」と演説した。どういう意味なのか、はっきりしないが、バイデン政権との違い、ましてや、欧州への関与を減らそうとしているドナルド・トランプ前大統領との違いを出すのは、苦労するのではないか。
彼女のアキレス腱は、ワルツ氏かもしれない。これまでの実績をみると、ワルツ氏はハリス氏以上の「急進的左翼」と言っても過言でないからだ。
たとえば、ミネソタ州知事として、彼は2023年、同州の不法移民に運転免許証を与える法案に署名した。「免許を与えて保険に加入できるようになれば、州民の安全は高まる」という理由からだ。不法移民の増加に神経を尖らせている有権者からみれば「とんでもない政策」と映っただろう。
ワルツ氏が州知事として推進したのは、既存の医療保険に加入資格がない低所得者も加入できる州独自の「ミネソタケア」保険制度の創設や、低所得世帯の子供に対する補助金支給、同じく大学の学費免除、中絶権の保証、無料の学校給食、LGBTQ(性的少数者)に対する保護制度創設など、いわゆる「左派政策」のオンパレードだ。
こうした政策が、はたして、全米レベルでウケるかどうか。私は左派の支持固めには役立っても「激戦州でハリス氏とトランプ氏のどちらに投票するか迷っている中間層を惹きつけるには、逆効果ではないか」とみている。
ワルツ夫妻は中国の学校で教鞭をとった経験がある。ワルツ氏は中国滞在経験について、中国から帰国した後、ネブラスカ州兵の新聞に「中国行きは、これまで私がしたなかで、もっとも素晴らしい経験の1つだった」と語っている。それが「親中派ではないか」と目される1つの理由にもなっている。
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