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米大統領選は「腐敗 老齢 危険」対「弱体 自由主義すぎ」これから始まる人格破壊合戦 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/358478
2024/08/01 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
民主党はカマラ・ハリス副大統領を後継者とし、見事に蘇った(C)ロイター
米国のバイデン大統領が大統領選から撤退し、カマラ・ハリス副大統領を後継候補として支持すると発表。大統領選の流れは大きく変わった。
バイデンの「認知症的」「徘徊老人的」状況は誰の目にも明らかで、このままだと大統領選敗北はほぼ確実だった。
そこで民主党はバイデンを候補から引きずり降ろし、ハリスを候補に据え、“負債”を処分。大統領選は振り出しに戻ったのである。
日本の報道機関は「ハリス氏、支持率でトランプ氏を2ポイントリード 米大統領選」(ロイター)などと「ハリス優勢」との印象をつくっているが、事実関係は次の通りだ。
「RCP」による各調査機関平均(7月27日時点)で、トランプ支持47.8%、ハリス支持46.1%。個別調査で見ると、トランプ優位はニューヨーク・タイムズ(+1)、ラスムセン(+7)、CNN(+3)、フォーブス(+2)で、逆にハリス優位はロイター(+2)、モーニング・コンサルト(+1)である。
総じて拮抗、わずかにトランプ優位の状況にある。
ニューヨーク・タイムズ紙など大手メディアのハリス持ち上げと、トランプ、バンス(副大統領候補)への攻撃には凄まじいものがあり、8月19〜22日開催の民主党大会に照準を合わせ「ハリスよいしょ」が展開されるだろう。
米国政治は今、民主、共和両党で真っ二つに割れ、拮抗していて、他党に支持を移し替える現象は起こらない。おそらく僅差で大統領選を迎えることになるであろう。
そして、11月の選挙に向け、互いに相手候補の人物破壊が展開される。
ハリスは候補が確実となった7月23日の初演説で、元検察官という自身の経歴に触れながら、「私はトランプ氏がどのような類いの人間か知っている」として、トランプを「犯罪者」扱いしていた。一方、共和党も「ハリスはリベラルすぎる、弱すぎる、変すぎる」などと主張。これに対し、民主党は「トランプは腐敗、危険、高齢すぎる」と主張している。
大統領選では、どちらが勝利するにしても互いの反目が強化される。トランプが敗れれば、非合法活動を含め、国を二分する動きが加速するとみられる。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
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