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言論弾圧や犯罪行為の隠蔽に検察のトップとして関係した疑いのある英新首相
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202407080000/
2024.07.08 櫻井ジャーナル
イギリスで7月4日に実施された総選挙でキア・スターマーが率いる労働党が650議席のうち412議席を獲得、圧勝したとされているが、得票数は前回の1027万票から970万票へ減少している。労働党が勝利したというより、保守党が惨敗したのだ。実際、新首相のスターマーを批判する人は少なくない。彼の主張は保守党と大差がないからだ。
スターマーはMI6と緊密な関係にあるとされているが、2008年11月から13年11月までCPS(王立検察局)を検察局長として率いていた。その検察時代、韓国の尹錫悦と同じように政治的に疑惑の行動がある。日本でも「検察クーデター」と言えそうなことが何度かあった。
2012年10月、BBCの人気パーソナリティだったジミー・サビルの小児性愛スキャンダルをITVがドキュメンタリーで明らかにした。サビル本人は前年に死亡していたが、数十年にわたり、彼が虐待していた疑いが浮上したのだ。そしてサビルの関係していた複数の施設に公式調査が行われた。
実は、2007年の段階でサビルから暴行やレイプを受けたと証言する少なからぬ女性が警察と接触、サビルは警察から事情聴取を受けることになったが、捜査は打ち切られ、捜査資料は2010年に破棄された。これはCPSのガイドラインに違反した行為だ。警察当局がCPSの指示で捜査を打ち切ったことは確かだと見られている。
この件をボリス・ジョンソンは2022年2月に取り上げ、スターマーがCPS局長として「ジャーナリストを起訴し、ジミー・サビルを起訴できなかった」と非難している。この発言はイギリスの政治家や有力メディアから名誉毀損だと非難され、ジョンソンは3日間で発言を撤回した。
2010年11月にスウェーデンの検察当局はWikiLeaksのジュリアン・アッサンジに対する逮捕令状を出し、イギリスの裁判所は身柄の引き渡しを認めた。ふたりの女性が2010年8月にスウェーデンの警察へ出向いて被害を訴え、「臨時検事」が逮捕令状を出したのだが、主任検事はその翌日、容疑が曖昧だということで令状を取り消している。ところが、取り消しの前に警察がスウェーデンのタブロイド紙へリーク、「レイプ事件」として報道することになった。
アッサンジは警察から事情を聞かれ、容疑を否認しているが、その翌日、9月1日に検事局長だったマリアンヌ・ナイが介入して主任検事の決定を翻し、捜査再開を決め、その捜査の打ち切りをスウェーデン当局は2017年5月に決めた。
しかし、その後もイギリスの司法当局はアッサンジを逮捕する意思を変えない。そして2019年4月11日、ロンドン警視庁はアッサンジをエクアドル大使館の中で逮捕した。エクアドルのラファエル・コレア大統領が2012年に政治亡命を認め、大使館が保護していたのだが、次のレニン・モレノ大統領が亡命を取り消して逮捕させたのである。アッサンジの弁護団によると、アメリカからの引き渡し要請に基づくものだという。
アッサンジを保護していたエクアドル大使館の内部でどのような動きがあるかを調べるため、大使館の警備を請け負ったUCグローバルSLのデイヴィッド・モラレスは建物内に盗聴器を設置し、アサンジらに関する機密事項をCIAへ報告していたことが判明している。
モラレスがCIAと連絡を取り合っていたと見られているサムスンの携帯電話は2019年9月、モラレスの自宅を警察が捜索した際に押収され、データに関する報告書がスペイン高等裁判所へ提出されたが、通信記録を含むデータの一部を提供しなかったと伝えられている。
スターマーは2009年、11年、12年、13年、4度にわたってワシントンDCを訪問している。2011年にはイギリスの代表団を率いて訪米、司法長官だったエリック・ホルダーらと45分にわたって会談した。代表団にはアッサンジの身柄引き渡しを担当するイギリスの対米連絡検察官も含まれていたという。この4回の訪米に関するイギリス側の資料は全て破棄された。
スターマーはイスラエルとの緊密な関係を自慢しているが、アメリカ政府とも密接な関係にある。
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