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No. 2191 西側メディアが中国について報じないこと
投稿日時: 2024年6月28日
What Western mainstream media won’t tell us about China
by Jerry Grey
私たちはこれを読みたくないかもしれない。しかし西側メディアが、香港、台湾、新疆ウイグル自治区について伝え忘れていることがある。
香港では、1987年の共同宣言{1}で、国防に関することは中国本土の手中にあり、地方警察や行政に関することは特別行政区(SAR)に属すると明記されている。中国は共同宣言を100%遵守しているが、英国は遵守していない。私の言うことが信じられないなら共同宣言を読んでみてほしい。
台湾に関連しては、米国の歴代大統領が台湾からすべての軍隊を撤退させることに同意した共同コミュニケが3つある。1972年にニクソン{2}が言い、1979年にカーター{3}が同意し、1982年にはレーガン{4}も約束した。米国の歴史家たちは、現在では日付が示されていないと主張しているが、軍備を縮小し、軍隊を撤収させるという明確な示唆は常に存在していた。
したがって、台湾に駐留させている米軍が侵略軍といえるのは間違いなく、米国は自国の「台湾関係法」は順守しているのかもしれないが、国連憲章や国連決議に違反しており、自国の3人の大統領が約束したことを破っているのだ。
次に新疆について。
国連がつい先月に新疆を訪問している{5}が、これは主要メディアが伝え忘れたもう一つのことである。なぜ都合よくそうしたかというと、国連はそこで中国による人権侵害がないことを確認しただけでなく、違法かつ恣意的な制裁によって現地の人々から高賃金の仕事を奪うという米国による人権侵害を明らかにしたからだ。
また米国は、推定無罪、つまり中国からデュー・プロセスを排除していることも判明した。ある企業は、人事政策に関する独立した評価を含む10,000ページにも及ぶ情報を提供したが米国はそれでは不十分だと言ったのだ。
メディアがこのことを伝えなかったのは、新疆から発信される肯定的な情報はすべて否定的に報道されなければならないからだ。もし肯定的な情報があったとしても、アラナ・ドゥハン博士の訪問のように完全に無視されてしまうのである。
私たちに中国について肯定的なことを伝えるのではなく、真実を告げないという嘘をつく。メディアは我々にきかせたくない話はしないのである。
香港についてメディアが私たちに伝えていないことはさらに信じがたい。香港では最近、何人かが法廷に立たされた。西側メディアが報じているように彼らが民主的な考えを持ったという理由ではなく、ガソリン爆弾を準備し、大量殺人を計画し、そこにすでに存在する民主的なシステム全体を台無しにしたという理由で裁判にかけられたのだ。そしてその計画には国際的な資金と2つの爆弾、警察官を殺害する狙撃手の提供{6}があったことを信じられるだろうか?テロリストの何人かは台湾に行き、身元不明の人物に訓練を受け、できるだけ多くの警察官を殺害する計画を練っていた。香港や中国以外のほとんどの人はこのことを知らないが、私は事実だと断言する。ジャーナリストが同席している公開の法廷でこれらが明らかになったにもかかわらず、私たちには知らされないのだ。関係者の多くは有罪を認め、共犯者に証拠を突きつけた者もいる。
これは中国が無実の民主化デモ参加者を迫害しているのではない。
西側メディアが、民主主義的な考えを持った人々が有罪判決を受けたと伝えるとき、彼らが省いているのは、彼らの民主主義の形が殺人や騒乱を意味し、経済や社会の崩壊、統治の完全な失敗につながったということだ。多くの国で死刑判決を受けるようなことが香港の法廷で今まさに裁かれている。裁かれているのは民主主義ではなく、国際的に組織され資金提供されたテロリズムなのだ。
ティム・サマーズ博士は香港大学の教授であり、2020年から2023年にかけて何千もの英国メディアの記事を長い時間をかけて調査した。その結果彼が見つけたのは:
さまざまなメディアの中国に関する記事のうち、明らかに大多数が否定的な論調を採用し、英国の読者にとって中国を否定的に捉えているということだ。大多数というのは3分の2程度であり、おそらくそれ以下というよりそれ以上であろう。さらに中国を肯定的にとらえている記事はほとんどない。
このことが意味するのは、肯定的なニュースを報じないだけでなく、肯定的なものはすべてゆがめて報じるということだ。もちろんこれに気づくのに大学の研究は必要なかったが、説明責任があり、透明性がある方法で、また中国に対する容赦ない偏向があることを証明する、どこの国の学者にも受け入れられる方法論で事実が証明されたのは喜ばしいことだ。
中国のすべてが悪いというわけではない。14億人に聞けば、そうではないと答えるだろう。西側メディアのお金を払っている黒幕が視聴者にそう思わせたいのだ。同様の調査がイラク戦争に至るまで{7}行われ、その結果がどうだったのかを見てみよう。
ロシア、ベネズエラ、イラン、北朝鮮など、米国政府が不正な政府が存在すると思わせたい場所については、同様の否定的な偏向報道があったと断言できる。しかし批判的な読者は注意深く見るべきである。ティム・サマーズ博士や他の多くの学者たちがしてきたように、注意深く見ればわかるだろう。西側メディアの頭の中をのぞいては、これらの国々は『ならず者国家』ではないのだ。
中国は何百万人もの人々を貧困から救い出してきた国であり、平和と協力、そして発展途上国への発言力強化を呼びかけているだけだ{8}。中国は侵略していないし、侵略すると脅していないし、侵略するかもしれないとさえ言っていない。わずか150年前に起こったように、自国の領土の一部である台湾が外部の影響によって奪われないように守ると明言しているだけである。中国は、14億人の国民にとって有効であることが証明されたイデオロギーを持つ国として存在しているだけであり、そのイデオロギーを世界の一部の国が好まないだけなのだ。
その結果、私たちは中国について、中国の意図や政策について嘘の数々を聞かされている。もし中立的な主要メディアがあれば、香港のテロ計画のようなことを知らされただろう。台湾に関する共同宣言や共同コミュニケについても知っていたはずだ。新疆ウイグル自治区の現実を知り、あらゆる中国について両側の意見を知り、独自の判断を下すこともできるだろう。現状では、ストーリーのネガティブな部分だけを知らされて西側諸国の多くは中国が脅威であると信じている。
中国は脅威ではない。本当の脅威は中国は脅威だと言っている人々から来るのだ。
Links:
{1} https://www.cmab.gov.hk/en/issues/jd2.htm#:~:text=The%2520Government%2520of%2520the%2520People%2527s%2520Republic%2520of%2520China,Hong%2520Kong%2520with%2520effect%2520from%25201%2520July%25201997.
{2} https://afe.easia.columbia.edu/ps/china/shanghai_communique.pdf
{3} https://www.history.com/this-day-in-history/deng-xiaoping-and-jimmy-carter-sign-accords
{4} https://history.state.gov/milestones/1981-1988/china-communique
{5} https://www.ohchr.org/sites/default/files/documents/issues/ucm/statements/20240517-eom-statement-sr-ucm-china.pdf
{6} https://www.scmp.com/news/hong-kong/law-and-crime/article/3262513/leader-bomb-plot-targeting-hong-kong-police-admits-he-spent-most-crowdfunded-money-himself
{7} https://imes.elliott.gwu.edu/events/bad-news-how-the-media-marched-us-to-war-in-iraq-and-beyond/
{8} https://www.mfa.gov.cn/eng/zxxx_662805/202309/t20230926_11150122.html
What Western mainstream media won’t tell us about China
https://johnmenadue.com/what-western-mainstream-media-wont-tell-us-about-china/
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