http://www.asyura2.com/24/kokusai34/msg/502.html
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「人類は放っておけば、勝手に増えて行き、食糧不足を招き、資源を浪費してしまう。CO2をまき散らし地球は温暖化し、新しいウイルスや病原菌によりパンデミックを引き起こし、挙句の果てには核戦争により人類自身を絶滅させかねない。また貧富の格差は広がって社会を不安定化させる」
この種の懸念は以前からあり、ローマクラブによる人口削減案、世界連邦による核の共同管理構想(国連核武装論)も提唱されてきた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%80%A3%E9%82%A6%E9%81%8B%E5%8B%95
現在は、WEF(世界経済フォーラム、ダボス会議)やWFP(国連世界食糧計画)やWHO(世界保健機関)等の国連下の専門部門が中心となり、CO2排出削減、昆虫食の提唱、パンデミック条約やIHR(世界保健規則)改定により統制を強めようとしている。
また、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の導入により、違法な国内国際間取引や脱税の防止、国際富裕税の導入による貧富の格差の解消や、所有からシェアへの流れ、ベーシックインカム導入の流れ等もある。
こうした流れには、賛否が分かれる。個別に見れば有用なものも危険なものもあるだろうが、概ね管理統制を強めて行こうとするものである。
これらを、乱暴にザックリ名付けるなら「世界政府」志向と言えるだろう。
管理統制により、社会を安定化させようとする志向は、古くは始皇帝による法家思想による中国統一、共産主義による画一化社会の理想にもみられる。
「世界政府」が民主的に運営されればよいが、どうしても法家思想や共産主義のように、少数者による支配に向かう懸念がある。少なくとも性急に進めようとすればその懸念は一層強まる。
また民主的に進められたとしても、世論を誘導するのは画一性が高い大手メディアであったりする。
ビル・ゲイツ氏が、「CO2削減を唱えるダボス会議に、あなたのような金持ちはプライベート・ジェットでやってくるが、矛盾を感じないのか?」と問われ、「ジェットで排出するCO2の何倍も、私はCO2を減らすための大きな仕事をしている」旨答えたのは有名なエピソードだが、そうした特権意識は「世界政府」志向ととても親和性が高く感じられる。
それは、「民主集中制」と称し寡頭制を敷いた共産主義や、人類が家畜を管理するマインドにも通じかねない。
「世界政府」志向の各要素の中には、一概に否定するべきでないものも入っているかも知れないが、その危険性に注意し、少なくともブレーキを掛けながら各国民が慎重に判断して行くべきだろう。
佐藤戦略総研 blog.livedoor.jp/ksato123/
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