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ウクライナ軍は圧倒的戦力差に苦境…ドニプロ川の渡河作戦「兵力100倍のロシア軍と後方の川、少しも引き下がれない自殺任務」/
読売新聞 によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E8%BB%8D%E3%81%AF%E5%9C%A7%E5%80%92%E7%9A%84%E6%88%A6%E5%8A%9B%E5%B7%AE%E3%81%AB%E8%8B%A6%E5%A2%83-%E3%83%89%E3%83%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E5%B7%9D%E3%81%AE%E6%B8%A1%E6%B2%B3%E4%BD%9C%E6%88%A6-%E5%85%B5%E5%8A%9B%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90%E5%80%8D%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%A8%E5%BE%8C%E6%96%B9%E3%81%AE%E5%B7%9D-%E5%B0%91%E3%81%97%E3%82%82%E5%BC%95%E3%81%8D%E4%B8%8B%E3%81%8C%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E8%87%AA%E6%AE%BA%E4%BB%BB%E5%8B%99/ar-BB1ixJZ3?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=9854572e45404a86bdfff1301c029d65&ei=8
ロシアがウクライナに侵略してから24日で2年となる。ウクライナ軍の兵士が激しい戦闘の様子などを読売新聞の取材に証言した。(倉茂由美子、敬称略)
■「最も過酷」戦場の実態
ウクライナ軍は、ロシア軍との圧倒的な戦力差で、苦境が続いている。
「背水の陣」。南部ヘルソン州ドニプロ川の渡河作戦は、まさにそんな戦いだ。
「前方は兵力100倍の露軍、横は地雷原、後方は川。少しも引き下がれない自殺任務だ」。昨年12月末までドニプロ川東岸沿いの村クリンキで戦ったイーホル(44)は「最も過酷」とも言われる戦場の実態を語った。前線で負ったトラウマ(心の傷)からか、証言している途中も腹部はけいれんしていた。
クリンキは、ウクライナ軍にとって露軍が占領している地域奪還に向けた橋頭堡(きょうとうほ)だ。ウクライナ軍はクリミア半島に通じる露軍の補給路断絶を狙っている。昨年6月からの大規模な反転攻勢では南部ザポリージャ州からの突破に失敗しており、新たな突破口として期待されている。
■今は防衛戦、ひたすら攻撃に耐えるだけ
昨年9月、最初の部隊がクリンキ付近に到達した際には、「最大の戦果になる」との高揚感があった。だが、状況は変わった。「今は防衛戦。ひたすら露軍の攻撃に耐えるだけだ」
イーホルが初めて渡河に臨んだのは昨年12月中旬だった。すでに多数の死傷者が出ていた。「家庭に事情がある者は行かなくていい」。司令官は離脱の機会を与えたが、全員が「苦楽を共にした部隊は家族と同じだ」などと固い決意だった。
東岸には約1万人の露軍兵士が待ち構える。深夜、6人乗りの小型ボートで1時間かけて渡るが、半分ほど渡ったところで露軍に気づかれ無人機攻撃や砲撃が始まるのが通例だ。川岸には大量の地雷も敷設され、3隻に1隻は到達できない。
イーホルの耳には、70メートル先にいる露軍兵士の笑い声や音楽も聞こえてきた。だが、気は抜けない。露軍の突撃部隊「ストームZ」の兵士が「ゾンビのように次々と襲ってくる」かもしれないためだ。両軍部隊がにらみ合う境界線一帯には、露兵の遺体が積み重なったまま放置されているという。
■10倍もの砲弾に多様な無人機攻撃
攻撃は地上だけではない。露軍が放つ砲弾や銃弾の数はウクライナ軍の約10倍に上る。無人機の運用パターンも多様化させている。ウクライナ側の陣地に無人機を着陸させて、搭載しているカメラで監視し、兵士が近づくと爆発させる手法が一例だ。クリンキに1か所しかない水飲み場の上空では、常に無人機が目を光らせる。
最もつらいのは、本来助けられたはずの仲間も救えないことだ。負傷者の搬送手段もボートのみ。負傷者が複数いれば優先順位を決めざるを得ない。昨年12月に迫撃砲で負傷した同僚も、手当てが遅れボートの上で死亡した。
「死を覚悟し何度も人生に別れを告げた。神に祈ることしかできない」。イーホルは今、後方の基地で再度の出撃命令に備えている。
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