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米中覇権争い、新戦線はアフリカの海軍基地/The Wall Street Journal
Michael M. Phillips によるストーリ
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E4%B8%AD%E8%A6%87%E6%A8%A9%E4%BA%89%E3%81%84-%E6%96%B0%E6%88%A6%E7%B7%9A%E3%81%AF%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E5%9F%BA%E5%9C%B0/ar-BB1i8oyd?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=8f5f0ac1701c42c4ac4ea10ee11a9218&ei=8
アフリカ中部ガボンで昨年8月、当時の大統領アリ・ボンゴ氏が米ホワイトハウス高官に驚くべき事実を打ち明けた。ボンゴ氏は同国大西洋岸へ中国軍の駐留を認めると習近平国家主席に秘密裏に約束していたという。
米国のある国家安全保障当局者によると、国家安全保障を担当するジョン・ファイナー米大統領副補佐官は驚き、申し出を撤回するようボンゴ氏に迫ったという。米国は大西洋を戦略上の前庭と位置付けており、そこに中国が恒久的な軍事施設――特に再軍備や軍艦の修理が可能な海軍基地――を置くことは米国の安全保障にとって深刻な脅威になると受け止めている。
「中国がアフリカの沿岸国をかぎまわり始めると心配になる」。ある米政府高官はそう話した。
ガボンの首都リーブルビルでのボンゴ氏とファイナー氏の緊迫したやり取りはアフリカを舞台に米国と中国が繰り広げる駆け引きの中の一つの小競り合いに過ぎなかった。米当局者によると、中国は現在、アフリカ西岸に海軍基地を確保するための裏工作を展開しているという。米国はこの2年以上、中国人民解放軍の海軍に大西洋の港を使わせないようにアフリカの指導者を説得してきた。
中国政府に書面でコメントを求めたが回答はなかった。中国外務省はガボンなどアフリカ大西洋岸での政府の軍事計画について認識していないと述べた。
ファイナー氏との面会から何週間もたたないうちに、ボンゴ氏は大統領警護隊によって大統領の座を追われ、米国はまた最初からやり直さざるを得なくなり、中国の申し入れを拒否するよう軍事政権のトップの説得に努めている。
米当局者によると米国はこの戦いで勝利を収めているという。米国政府当局者によると、これまでのところ、大西洋沿いのアフリカの国で中国と合意を結んだところはない。
「ガボンが人民解放軍の恒久的な駐留を許可したり、中国の軍事施設を設置したりすることはないと確信している」と米国家安全保障当局者は話した。
中国の軍艦は公海を自由に通過している。中国政府によると、中国企業は2000年以降、アフリカ西部のモーリタニアからインド洋に面するケニアまでアフリカに約100の商業港を建設した。
しかしアフリカで中国軍の恒久的な基地としての機能を果たしている港は、ジブチにある紅海を見晴らす人民解放軍の施設一カ所だけだ。紅海では現在、米国と同盟国が、イエメンの親イラン反政府勢力フーシ派による攻撃から航路を防御している。中国の同基地は空母や原子力潜水艦を停泊させることが可能で、アフリカにおける米国最大の基地、キャンプ・レモニエから車ですぐの場所にある。米国はキャンプ・レモニエを拠点に、ソマリアで活動するアルカイダ系イスラム武装勢力アル・シャバブへの軍事作戦を行っている。
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