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「高額療養費の制度改悪「自己負担上限引き上げ」に待った!
がん患者から相次ぐ悲痛な叫び」 (日刊ゲンダイ 2025/1/22)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366608
「治療の断念、生活が成り立たなくなる可能性が危惧される」──。政府が今年8月から負担上限を引き上げる「高額療養費制度」の見直しをめぐり、21日、国会内で開かれた立憲民主党のヒアリングに全国がん患者団体連合会(全がん連)の天野慎介理事長が出席。政府に制度見直しの再考を訴えた。
高額療養費制度は、医療機関や薬局での窓口負担が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる仕組み。政府は年収区分に応じて負担上限額を2.7〜15%段階的に引き上げる。最終的に2027年8月には、例えば年収約700万円なら、上限額が現行の8万100円から13万8600円へと跳ね上がる。実に5万8500円もの負担増だ。
厚労省は上限引き上げについて「保険加入者1人あたり年1100〜5000円の保険料が軽減される」と意義を説明するが、かなり眉唾モノだ。
そもそも、高額療養費制度の見直しは「子育て支援金制度」の創設にかかる財源捻出のため。支援金制度によって増えた保険料負担が高額療養費制度の見直しによって相殺されるだけで「軽減効果」はない。むしろ、がんや白血病など重篤な疾患を抱える患者たちが負担増を強いられる改悪に他ならない。
こうした問題こそが、21日のヒアリングのテーマだった。天野理事長は全がん連が今月17〜19日に実施した「上限額引き上げ反対に関する緊急オンライン調査」を紹介。3日間でがん患者や家族、医師など3623人もの声が寄せられたという。厚労省の担当者に手渡した報告書は厚さ3センチを超えた。
誰もが大病する可能性があり、ゆえに高額療養費制度は全世代にとって重要なセーフティーネットだ。アンケートには、高齢者だけでなく若年の現役世代のがん患者が抱える悲痛な思いが並ぶ。
〈小さな子どもがおり、この子を残して死ねません。高額療養費制度を使っていますが、支払いは苦しいです。(上限額が)引き上げされることを知り泣きました〉(20代女性)
〈小学生、未就学児の子どもがいます。がんの手術、抗がん剤で休職しましたが、今の高額療養費制度の負担上限でもかなりキツかったです。子どものためのお金を優先させ、治療を断念する可能性もあります〉(30代男性)
〈月の手取りの約半分が毎月(治療費に)飛び、生活はすでにカツカツです。その上更なる引き上げ。正直政府に「治療をやめて死ね」と言われているのかと思いました〉(20代女性)
こうした声を受け、天野理事長はヒアリングで「現役世代で中間層の方は、ギリギリのところで踏ん張っている。(上限額引き上げは)そこに最後の一撃を加えることになりかねない」と強調した。
「家族に申し訳ない」と思いながら治療を続ける患者もいる。社会的弱者を追い込む「制度改悪」を許してはダメだ。
◇ ◇ ◇
高額療養費制度の見直しは弱者切り捨て以外の何物でもない。●関連記事『【もっと読む】高額医療費見直し「現役世代の負担軽減」は政府の詭弁…恩恵どころか、弱者に負担を付け回し』では、全国保険医団体連合会事務局次長に話を聞くなど詳報している。
------(引用ここまで)---------------------------------
数年前に、医療費の個人負担がどんどん増え、やがて貧乏な人は満足な治療を
してもらえず、見捨てられ死んでいく暗い未来が来るという記事を書きましたが、
その通りになってきました。
がんや白血病の治療費は高く、再発すれば1千万円を超えることも珍しくありません。
働けなくなり収入も失う患者も多いのに、負担額が多くなったらどうなるのか。
そもそもがん・白血病が激増しているのは、福島原発事故とコロナワクチンが原因であり、
政府に責任があることは明らかです。
本来なら治療は無料にすべきなのに、負担増というのはとても納得できるものでは
ありません。
フジテレビ、中居問題で世間は大騒ぎしていますが、実はこういう重要な問題から
目をそらすためのスピン報道ではないでしょうか?
高額療養費制度を改悪させないよう、政府に強く訴えていく必要があります。
(関連情報)
「今年も高額療養費が見直され、患者の負担が増える やがて全額負担になり、
貧困層は切り捨てられるだろう」 (拙稿 2018/6/25)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/870.html
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