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中国で感染拡大の“厄介ウイルス”「ヒトメタニューモ」の正体…春節の大移動スタートで日本上陸は必至
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/366273
2025/01/16 日刊ゲンダイ
90億人が大移動(C)新華社/共同通信イメージズ
中国では14日から春節(旧正月)の帰省や旅行に伴う特別輸送態勢「春運」がスタート。期間は2月22日までの40日間で、今年は過去最高の延べ90億人が、地域をまたいで移動すると予測されている。
すさまじい「人流」が一気に発生するわけだが、気がかりなのは中国国内で聞き慣れない感染症が流行していること。その名は「ヒトメタニューモウイルス感染症」(hMPV)。発熱や咳などインフルエンザと似た症状が出るウイルスである。
2001年にオランダで発見され、飛沫や接触感染で拡大する点はインフルと同じ。乳幼児や高齢者、免疫力が低下している人ほど重症化しやすいのも一緒だ。異なるのはワクチンや特効薬がまだ存在しないこと。解熱剤や咳止め薬などの対症療法に頼らざるを得ないだけに厄介だ。
新型コロナ禍で思い知った通り、感染症は人流の活発化が大好物。春節の大型連休は今月28日から始まり、連休中の海外旅行先は日本が人気だ。日本国内では感染者数が過去最多に達するほどインフルが猛威を振るう最中、国外からの厄介ウイルスの“上陸”には神経をとがらせたくもなる。
「hMPVは、インフルや新型コロナほど致死率も重症化率も高くありません。そのため、ワクチンや特効薬が存在しない。研究の優先順位が低いからです。WHO(世界保健機関)も中国国内の感染増加について、今月7日に『冬のこの時期に想定される範囲内だ』と公表済み。過度な不安を打ち消す狙いがあるのでしょう」(昭和大学医学部名誉教授・二木芳人氏=臨床感染症学)
とはいえ、油断は禁物である。
「免疫負債」の最中に
「これだけ日本国内で感染症が流行しているのは、社会全体の『集団免疫』が衰えている証拠です。コロナ禍の数年間で感染対策を徹底したことで、他のウイルスへの抵抗力が低下する『免疫負債』の影響を受けている可能性があります。手洗い、うがいなど予防に努めるに越したことはありません」(二木芳人氏)
再び人混みではマスクを外せない冬本番を迎える。
◇ ◇ ◇
統計開始以来の最多を更新してしまったインフルエンザ。増加し続ける訪日客がさらなるインフルエンザ流行拡大の攪乱因子になる可能性もあるという。●【もっと読む】『インフル患者数が過去最多更新と猛威振るうも、ピークはこれから…専門家は「3つの型に罹患することも」と強く警鐘』もあわせてどうぞ。
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