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「石破おろし」支持率急落でも起きず、夏までは続投か 失った信頼…起死回生の一手は?/東京新聞
〈久米晃が解く政界の実相〉 2025年4月5日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/395405?rct=politics
2025年度予算が成立し、政界は夏の東京都議選や参院選を見据えた新たな局面に入った。石破茂首相は商品券問題などで国民の信頼を大きく損ね、内閣支持率も急落したが、各党の思惑が作用し、少なくとも夏までは続投しそうな雲行きだ。この背景と、今後予想される政治の動きを、久米晃さんに読み解いてもらった。
◆維新・国民にとって都合がいい
――首相は高額療養費問題で対応が二転三転し、自民党新人議員への10万円の商品券配布が発覚。各世論調査で内閣支持率が急落しています。しかし、与野党ともに退陣論は広がらず、「25年度予算の成立を花道に退陣」とはなりませんでした。どういうことでしょう。
まず、国民が今の政治にいろんな不平不満を持っているのは事実です。かといって、予算が成立しないと国民生活に影響が出るのは、みんなが分かっています。昔のように、予算を「人質」にとって野党が首相を追い詰めるようなことはできません。
衆院本会議で2025年度予算が成立し、一礼する石破首相(前列右)=3月31日(佐藤哲紀撮影)
――野党が首相を追い詰めない理由は、ほかにもありますか。
自民党と政策協議を重ねてきた日本維新の会や国民民主党にとって、石破首相は組みやすくて都合がいい相手です。ずっと自民党の非主流派でやってきて、党内基盤が弱く、野党の要求を聞いてくれる。強烈な主義主張がある人や、党内基盤の強い人が首相になれば、そうはいきません。
――自民党も、西田昌司参院議員ら一部から退陣論が出ましたが、広がりませんでした。
自民党にとっても、維新や国民民主と手を握れる人が首相でなければいけないのです。そうしないと少数与党なので、政権を失ってしまいますから。都議選や参院選の前に、石破首相が引きずり降ろされるようなことはないと思います。
維新と国民民主が自民党にいろんな要求をして、自民党も妥協できるところは妥協しているわけですが、この状況を、立憲民主党や共産党は打ち破ることができない。今の日本の政治は、こういう「三すくみ」というか、3極体制で動いていますね。
◆国民の不平不満が向かってくると分かっている
――自民党は今後も、維新や国民民主を連立政権に取り込んで少数与党を解消しようとはしませんか。
それはないでしょう。維新も国民民主も、結局、軸足は野党なんです。この両党は、自民党政治に飽き足らない人、不満を持っている人の票を追っていますから。連立入りしたら、その票が入らなくなります。
――維新や国民民主は、夏の参院選の結果、与党が参院でも過半数割れすることが望ましいのでしょうか。
商品券配布について説明する石破首相=3月14日、首相官邸で(佐藤哲紀撮影)
もちろんです。参院も少数与党になれば、維新と...
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