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プラスチックや缶詰の内側のコーティングは体に有害だと証明されています。
プラスチックの材料や添加剤として使われるBPA(ビスフェノールA)。環境ホルモン問題のきっかけになった化学物質です。BPAはポリカボネートやエポキシ樹脂の原料として使用されるほか、プラスチックの安定剤などの添加剤として使用されます。BPAは、様々な研究によって健康上の問題が指摘されている工業用の化学物質です。
プラスチックの食品パッケージや飲料缶の内側コーティング、缶詰の内側のコーティング、エポキシ塗料などに使われています。欧米では”BPA-free(EPAフリー)”と表示された商品をよく見かけます。なぜなら、実際に気にしている人が多いからです。
BPAの毒性については色々と議論されていますが、いくつかの研究では避けるべき説得力ある報告が出ています。
例えば、2015年の研究によると、BPAとホルモンのかく乱には関係性があることが報告されており、具体的には内分泌疾患や不妊症、男性の精子の減少、さらには乳がんや前立腺がんにつながる可能性が示唆されています(Konieczna et al. 2015)。いわゆる環境ホルモンです。
別の研究では、BPAは体の代謝機能を混乱させ、肥満や糖尿病、さらには心血管疾患を引き起こす可能性があると報告されています(Fenichel et al. 2013)。
FDA(アメリカの食品医薬品局)はBPAを含んだ製品への偏見をなくしていこうとしていますが、国立衛生研究所(NIEHS)では、プラスチックに含まれるBPAやその他の化学物質が、人間の健康に長期に渡って悪影響を及ぼすことを示す多くの研究報告を行っています。
BPAはどうやって体に入る?
NIEHSによると、BPAが人の体に入る最大の要因は「食事」であるといいます。
食品の包装や飲料ボトルに含まれる化学物質は、熱や浸み出しによって食品に移行していきます。
BPAが含まれる樹脂は、古くなったり、温められたり、凍らせたり、洗剤で洗ったり、油性や酸性の食品や液体に触れることにより、より多くのBPAを浸出させると言われています。
BPAの浸出は油性や酸性である缶詰の食品で特に気を付けなければいけません。
それを食べたり飲んだりすることで消化とともに体内にBPAが運ばれ、ホルモンや代謝に影響し始めます。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が行なった研究によると、6歳以上を対象に調査した2,517人のうち実に93%の人から検出可能レベルのBPAが確認されました(Calafat et al. 2008)。
また、母乳中にも検出されていることから、妊娠中だけでなく出生後も胎児に間接的な影響が及ぶことがわかっています。
また少量のBPAであっても乳がんにかかるリスクが高まることがわかっています(Wang et al. 2017)。そして他にも多くの悪影響があることから、できる限りBPAに触れないように気を付けることをお勧めします。
https://lessplasticlife.com/plastics/health_impact/how-to-avoid-bpa/
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