http://www.asyura2.com/24/ban12/msg/240.html
Tweet |
イエスは、二十九歳のときイスラエルに帰った。
彼がいない間、異教徒はイスラエルの民に、なお一層恐ろしい苦しみを与え、人々の気力はどん底に沈んでいた。
イエスは町々を巡り、絶望の重みに耐えかねていたイスラエルの民の勇気を、神のことばによって強めた。
数千人の群集が、イエスに従って説教を聞いた。
町々の指導者らは、イエスを恐れはじめた。
そしてエルサレム駐在の統治者に通報した。
イエスと呼ぱれる男が町に来たこと、説教しながら、権威に抗うよう民をそそのかしていること、群集は国の仕事もかえりみず、熱心に彼に聞き従っていること、そして侵人
して来た統治者が、間もなく迫い払われるだろうと彼は断言している、と。
エルサレムの統治者ビラトは、説教者イエスの身柄を抑え、町に迎れて来て裁きにかけよ、と命令した。
しかし民衆の怒りを買わぬよう、祭司や学識あるへブライの長老たちに、イエスを神の宮の中で裁くようにと勧告した。
しかし、イエスの釈明を聞いた祭司と、賢い長老らは、彼を裁かぬことに決めた。
なぜならイエスは、だれも傷つけてはいなかったから。
そして彼らは、ローマの国の異教徒の王によって、エルサレムの統治者として定められていたピラトの前に出て、こう述べた。
「町々の長らは、あなたに間違った報告をしています。
というのは、この男は民に神のことばを教える義人です。
彼を尋問して私たちは安心し、彼を行かせました」
これを聞いて統治者は怒りに駆られ、変装させた家来をイエスの身近に送り込んだ。
イエスの行動すべてを監視させ、彼が民に向けて語ることばを、細大漏らさず報告させるために。
イエスの驚くばかりの人気は、統治者ピラトをおののかせるようになった。
イエスに敵対するものたちによると、民衆の中にはイエスこそ王だと主張するものがあり、イエスが彼らをそそのかしているという。
ピラトは彼のスパイの一人に、イエスを告発せよと命じた。
そこで兵士らが、命じられてイエスの逮捕に向かった。彼は捕らえられ地下牢に囚われた。
牢にはさまざまな拷問が待っていた。彼らは彼を死に定めるため、拷問にかけて自白を得ようとした。
聖者が受けている苦しみと、拷問のことを聞き知った大祭司、賢い長老たちは、統治者のもとへ赴き、近づいている祭りの栄光のためにも、イエスを自由にしてほしいと頼んだ。
だが為政者は、にべもなく拒んだ。
…
イエスは総督に向き直り、こう言った。
「どうしてあなたは、自分の品位を恥ずかしめるのですか。
どうして家来に、間違った生き方を教えるのですか。
自分の手は汚さずに、無実のものを罪に落とす方を持っているあなたが」
総督はこれを聞いて怒り狂い、イエスに死の宣告と、二人の盗賊の赦免を命じた。
協議を終えた裁判官らは、ピラトに言った。
「私たちは無実の人を有罪にし、盗賊らを釈放するという大きな罪を負うことはできません。 それは法に背きます」。
「だからどうぞ、あなたの思いのままに」。
祭司と賢い長老たちは、こう言い残して法廷を出、聖なる鉢で手を洗って言った。
「この義人の死について、私たちに責任はない」
_____________________
_____________________
イエスが言った。
この世は橋である。
渡って行きなさい。
しかしそこに棲家を建ててはならない。
________
イエスが言った。
過ぎ去り行く者となりなさい。
- キリストはユダに対し、自分達を取り巻く圧迫が最終局面に至っている事を語り、それへの「最終的な打開策」を打ち明け、最も信… 中川隆 2024/10/14 04:45:01
(0)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。