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シリアにおける傭兵を使った侵略の背後でトルコ、イスラエル、米国、ウクライナ(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/826.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 12 月 06 日 02:10:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアにおける傭兵を使った侵略の背後でトルコ、イスラエル、米国、ウクライナ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202412060000/
2024.12.06 櫻井ジャーナル

 ​イスラエルの治安機関「シン・ベト(総合治安局)」を統括するロネン・バールは11月18日にトルコを訪問、同国の情報機関「MIT(国家情報機構)」のイブラヒム・カリンと会談したという​。11月25日にはNATOのマルク・ルッテ事務総長がトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会った。アル・カイダ系武装集団でトルコを後ろ盾にするハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)数千人がシリア軍を奇襲攻撃したのは、イスラエルとレバノンの停戦が合意された直後の11月27日のことだ。

 イラン外務省のエスマイル・バガエイによると、この奇襲攻撃はアメリカとイスラエルが調整したというが、シリアの特殊部隊関係者の話として、ウクライナの顧問がアレッポ占領で重要な役割を果たしたする話が伝えられている。

 ウクライナ人はドローン、アメリカの衛星ナビゲーション、電子戦システムを提供、シリア内の工作員やTIP(トルキスタン・イスラム党)の協力者にそれらの使い方を教えたという。停戦の直前にイスラエルはシリアとレバノンとを繋ぐ通信網をほぼ破壊、HTSはウクライナから提供された電子戦システムによってシリア軍の通信を妨害する一方、GPSとAIが攻撃に利用された。

 なお、中国政府によると、TIPは新疆ウイグル自治区で破壊活動を続けてきた東トルキスタン・イスラム運動と実態は同じだ。そうした軍事的な支援の代償としてHTSは兵士不足のウクライナへ戦闘員を派遣したとも言われている。中東の戦争はウクライナにおける対ロシア戦争、新疆ウイグル自治区における対中国戦争と結びついているとも言えるだろう。

 バラク・オバマ政権がムスリム同胞団やサラフィ主義者を主力とする戦闘集団を使い、シリアのバシャール・アル・アサド政権を倒す工作を始めたのは2011年3月のことだった。一歩先に軍事作戦を始めたリビアでは2011年10月にムアンマル・アル・カダフィ政権を倒したが、シリアでは難航。そこで反シリア政府軍への支援を強化した。

 ​そうしたオバマ政権の方針を危険だと警告する報告書を2012年に同政権へ提出したのがアメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)だった​。反シリア政府軍の主力はAQIであり、その集団の中心はサラフィ主義者やムスリム同胞団だと指摘、さらにオバマ政権の政策はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配地域を作ることになると警告したのだ。その時にDIAを率いていた軍人がマイケル・フリン中将にほかならない。この武装集団がHTSになった。

 DIAの警告通り、シリアでは2014年に新たな武装集団ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)が出現する。この年の1月にこの武装集団はイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言、6月にはモスルを制圧。そして8月にフリン中将は解任された。

 フリンだけでなく、ジハード傭兵を危険だと考える人物をオバマ大統領は政府から排除していく。2015年2月に国防長官をチャック・ヘーゲルからアシュトン・カーターへ、同年9月には統合参謀本部議長をマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードへといった具合だ。

 デンプシーが統合参謀本部議長の座を降りてから5日後の9月30日、ロシア軍はシリア政府の要請で介入し、ジハード傭兵を攻撃して占領地域を急速に縮小させていく。そうした戦闘集団はイドリブへ逃げ込むのだが、ロシア軍がその気になればイドリブの戦闘集団を壊滅させることは可能だった。ただ、そうした展開になると武装集団はトルコへ逃げる可能性が高く、すでにジハード傭兵の拠点になっていたトルコの不安定化が予想された。

 そうしたこともあり、2020年にはロシアのウラジミル・プーチン大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、イランのハッサン・ロウハニ大統領とビデオ会議を開いて協議、シリアでの戦争に軍事的な解決はなく、政治的プロセスを通じてのみ解決しなければならないという「確信」を3カ国は共同声明で表明した。

 その結果、イドリブの戦闘集団は排除されず、この協定はウクライナのミンスク合意と同じような働きをることになる。戦闘集団は外部からの支援で戦力が増強されてきたのだが、シリア政府側は対応策を講じず、今回のHTSによる奇襲攻撃につながった。しかも、事前にシリア政府へロシア政府から警告が伝えられていたのだが、シリア政府軍は反応しなかったと言われている。

 ロシア、トルコ、イランの3カ国首脳が会談した翌年、2021年1月にアメリカではジョー・バイデン政権がスタートするが、バイデン大統領はプーチン大統領を殺人者呼ばわりし、軍事的な挑発を開始、22年に入るとウクライナの反クーデター派が支配するドンバスへ軍事侵攻する動きを見せた。そこでロシア軍はウクライナの軍事基地や生物化学兵器の研究開発施設を攻撃し始めるのだが、その段階ではまだロシア政府は西側への信頼を完全には失っていなかった。それが状況を悪化させたと批判する人もいる。似たことがシリアでも起こっていたわけだ。

 ​HTSに反撃するため、イラクからカタイブ・ヒズボラ、ファテミユーン旅団、ハシュド・アル・シャアビなどの戦闘員数万人がシリアへすでに入り、イランの軍事顧問がシリアに戻ったとも伝えられている​。12月3日にはイスラム革命防衛隊の幹部、ジャバド・ガファリがダマスカスへ入ったという。

 ミンスク合意や2020年の3カ国協定は敵に戦力増強の時間を与えただけだった。アメリカをはじめとする西側諸国やトルコなどは話し合いで物事を解決する意思がないことをロシア政府は学んだはずだ。中東だけでなくウクライナでも相手を信用したなら、ロシアやシリアだけでなく世界の人びとにとって致命的なことになる。

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コメント
1. 赤かぶ[231760] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:13:22 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[1] 報告

2. 赤かぶ[231761] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:16:29 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[2] 報告

3. 赤かぶ[231762] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:17:37 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[3] 報告

4. 赤かぶ[231763] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:21:25 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[4] 報告

5. 赤かぶ[231764] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:22:25 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[5] 報告

6. 赤かぶ[231765] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:23:08 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[6] 報告

7. 赤かぶ[231766] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:24:13 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[7] 報告

8. 赤かぶ[231767] kNSCqYLU 2024年12月06日 02:26:14 : zswISEvroU : RWMyS2xxNUFHTWc=[8] 報告

9. 全世界の皆様へ・・[273] kVOQoopFgsyKRpdsgtalpQ 2024年12月06日 09:16:51 : rU95xOWu8g : ZnliWXV6Q3E4TWs=[822] 報告
<△20行くらい>
とりあえず、スイマセン!
いつもお世話なってる櫻井さんの記事・・
やっと、僕の?ヒラリーIS君の名が出ていました!

・・・DIAの警告通り、シリアでは2014年に新たな武装集団ダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)が出現する。この年の1月にこの武装集団はイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言、・・・

その中の、
・・・武装集団はイラクのファルージャで
「イスラム首長国」の建国を宣言・・・

え、イラクのファルージャ! デ●ス・・か〜??

あの根の腐った世界最大のテロ国家のクソのアメ●カ・ウ●コ軍が、
基地作っていたところ・・・デ●ス・・・よね!?

とってもわかりやすい構図です・・
(注:この基地から、イラク各地で・・自爆詐欺テロして、
政情不安をおこし、基地の必要性にご利用していました!
はっきり言います・・・が〜??? 
イラク国内のあの当時たくさんの爆弾テロは、
全部?・・この方々の仕業・・・デ●ス!!
・・・・・か〜!?)

それに、「イスラム首長国」??? 馬鹿ですか???

それ、「アメ●カ過激派傭兵集団」・・・デ●ス!!
(やっちゃってたのは、オバ●マやバ●イデンやヒラリー等や
その上部組織・・ネオ●コンです!!

報復・復讐、赤穂浪士・・・仇討ちする場合は・・・
イラクの皆様!・・・間違わないでね!!

よろしくお願いします。

10. воробей[672] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月06日 12:44:23 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[149] 報告
<▽32行くらい>
どうやらシリアでは政府軍がうまく行ってない模様。


Вслед за Але>> сирийская армия отступила и из Хамы
(アレッポに続き、シリア軍はハマから撤退)
https://topwar.ru/255136-vsled-za-aleppo-sirijskaja-armija-otstupila-i-iz-hamy.html


                画像
     (ハマー県で武装勢力に拿捕されたシリア軍戦車)

シリアでの事態はダマスカスにとって最悪のシナリオに従って進展し続けているが、努力にもかかわらず、武装勢力の攻撃を止めることはできない。さまざまな機関が入手した最新情報によると、アレッポの後、反政府勢力がハマを占領した。

シリア軍はハマから撤退し、民間人に損害を与える可能性があるため市街戦を行うつもりはないと説明した。過激派司令部は市北東部の地域への侵入と中央刑務所の占領を確認し、そこからすべての囚人が釈放された。シリア軍の部隊の1つはハマから脱出できず、現在すでに包囲されている。

シリア軍の司令部が述べたように、ここ数日、テロリストが装甲車両や大砲を使って大規模な部隊で多方面から都市を攻撃し、激しい戦闘が続いている。大きな損失にもかかわらず、過激派はなんとかいくつかの地域に侵入した。シリア軍も損失を被り、ハマからの撤退を決めた。

                 地図画像

''ここ数時間、我が国の兵士とテロ集団との間の戦闘が激化し、我が国軍の殉教者の数が増加する中、多大な死傷者を出したにもかかわらず、テロ集団が市内のいくつかの地域に侵入することに成功した。ハマー市の民間人の命を守り、市内の戦闘に巻き込まれないようにするため、そこに駐留していた軍事部隊はハマ市外に再配置された。

- メッセージにはこう書かれています。

専門家らによると、反政府勢力は勢力を再編成しており、次の標的は18キロ離れたホムス州のアルラスタン市になるという。それを占領すればホムスそのものへの道が開かれ、ホムスそのものを失うとシリア中央部からロシアの基地との海岸が遮断され、ダマスカスへの道が開かれることになる。

11. 弱っプっ腐(笑)ランド豚[38] juOCwYN2gsGVhSiPzimDiYOTg2iT2A 2024年12月06日 16:20:47 : qWdf6BLtIs : S3Z2VE4vQ1ExNFU=[13] 報告
おっと櫻井も攻めてきたな
キューバ好機からソ連の解体から今まで

北大西洋極悪連合は約束など守らない
ソ連側の主導部の弱腰の譲歩が今の世界の悪因悪果
首都を更地にして国名が変更する位の事実が無ければ反省などしない

ウクライネオナチスや弱っプっ腐(笑)ランド、負け犬テロリスト島台湾、マザコン統一韓国、アフリカではケニアが最大のアメポチらしいが
これらの平和と人道に反するテロ支援国家と主導国家という体制の放置

それは今後数百年以上続く偽旗テロ、限定戦争、代理戦争を招く
高らかに堂々と敵国条項を発動して決戦し勝利しなければより良い世界と人類は無い

[18初期非表示理由]:担当:アラシ認定のため全部処理

12. ナチスはカトリックだ[21] g2mDYINYgs2DSoNng4qDYoNOgr4 2024年12月06日 16:32:15 : YLMnuNOU6g : bFVTMTBCc1Ewa2M=[1] 報告
<△25行くらい>
https://x.com/SuppressedNws/status/1864815194347618715

「反政府勢力」は、アルカイダ(AlQaida、AQ)AQをシリアに持ち込んだ人物が率いています。
ジュラニはアルカイダをシリアに持ち込んだのですか?
はい、アブ・モハメド・アル・ジュラニがアルカイダをシリアに持ち込みました。
彼は2012年にアルカイダの公式関連組織としてヌスラ戦線を設立しました。

ジュラニはHTSのリーダーですか?はい、アブ・モハメド・アル・ジュラニはハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)のリーダーです。
彼は2017年にこのグループを設立しました。彼はシリア破壊の責任者であるテロリストです。
___

https://x.com/VanessaBeeley/status/1864904543894384775

アブ・モハメド・アル・ゴラニ自身もPBSのインタビューで、
👉ISISの指導者アブ・バクル・アル・バグダディが2011年に
シリアにアルカイダの基地を開設するために5万ドルを
彼にシリアに送ったことを認め、ゴラニはバグダディを「弱い性格」と表現した。

インタビューの最後の部分で、アブ・モハメド・アル・ゴラニは
アメリカに媚びへつらうことを表明し、公然とアメリカの助けを求めた。
このインタビューで、PBSは元アルカイダ指導者ゴラニを穏健な反政府勢力として再ブランド化しようとした

https://youtu.be/4pr_k47E6zo
動画を再生できません
この動画は、お住まいの国では公開されていません

13. [2295] iKQ 2024年12月06日 17:42:54 : 0N8QgYXMNE : eUlyZGhocFpRZWs=[2302] 報告

 まあね  ロシアのミサイルの出番ですよ〜〜〜〜

 

14. воробей[673] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月06日 18:16:15 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[150] 報告
<■111行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
シリアに関するRTの分析記事です。

Syria’s crucible: Why the battle for Aleppo matters
(シリアの試練:アレッポの戦いがなぜ重要なのか)
As militants move on the city of two million, Damascus’ military weakness and Tehran’s inaction raise questions about the future
(武装勢力が人口200万人の都市に進攻する中、ダマスカスの軍事的弱さとテヘランの無策が将来への疑問を生んでいる。)

リサ・アイザック、アディゲ国立大学国際関係専門家
https://www.rt.com/news/608708-syria-battle-for-aleppo-matters/


シリア北西部での最近の緊張の高まりにより、レバノンで停戦が発表された直後に衝突が勃発し、アレッポは新たな紛争の中心地となった。この予期せぬ激化は、4年間見られなかった暴力の新たな局面の始まりを示している。トルコが支援するシリア国民軍や、レバント解放機構(旧称ジェブハト・アル・ヌスラ)などのジハード主義派閥を含む武装集団の連合が、200万人以上の住民が暮らすこの都市に対して計画的な攻撃を開始したのだ。

アレッポの戦いは、単にアレッポ市だけの問題ではない。シリア内戦の特徴である、より広範な地域的勢力争いの縮図でもある。この新たな攻勢は、この地域の安定性と、世界の他の国々による外交努力の有効性に疑問を投げかける。国際社会が和平を仲介しようと試みているにもかかわらず、シリアは依然として深刻な分裂状態にあり、今やアレッポの地政学的利害関係はかつてないほど高まっている。

よく調整された攻撃で、複数の過激派グループの戦闘員が市の西部郊外に侵入し、市の象徴的な中心地であるサアダラ・アル・ジャブリ広場に向かって進撃した。これらのグループはすでにアレッポの北と西、およびイドリブ東部の一部でかなりの領土を掌握していたため、これは戦略の転換を示すものである。多くの地元住民にとって、過激派の急速な進撃は衝撃的な展開であり、平和がまだ達成されていないことを暗に思い起こさせるものである。

シリア軍の対応は期待外れだ。シリア国防省は反政府勢力による「大規模」かつ「予想外の」攻撃を認める声明を出したが、説得力のある反撃戦略は示せなかった。ロシア軍とシリア軍がアレッポとイドリブ郊外の武装勢力の補給路を狙って空爆を行ったという報道も出ている。これらの取り組みは戦況を一変させることはないかもしれない。ダマスカスが新たな攻撃の波に直面して反政府勢力を食い止められるかどうか疑問が残る。

シリア第2の都市アレッポは経済の中心地であると同時に、シリア政府による同国支配の重要な拠点でもある。過激派グループがアレッポを占拠すれば、ダマスカスの権威は壊滅的な打撃を受けるだろう。首都からわずか200マイル(310キロ)のところにあるこの古代都市は、象徴的かつ戦略的な重要性を帯びている。アレッポが陥落すれば、シリアの勢力バランスが変わり、バッシャール・アサド政権は大きく弱体化するだろう。

この最新の戦闘をさらに複雑にしているのは、シリアで大きな存在感を示しているイランの役割だ。アレッポの52の軍事基地と177の追加施設を含む多数のイラン軍事施設があるにもかかわらず、イラン軍は進撃するテロ集団に対して決定的な行動をとることができていない。この不作為は、シリアにおけるテヘランの戦略に疑問を投げかけている。なぜなら、イランの軍事インフラは、より機敏な反政府勢力からの攻撃に対してますます脆弱になっているように見えるからだ。

イランは、軍事力の面で大きな存在感を誇っているにもかかわらず、なぜこれらのグループに効果的に対抗できなかったのか。航空支援の欠如とシリアのインフラへの依存度の高さが、この失敗の大きな要因である可能性がある。これらの欠点に加え、イラン軍は、おそらくより広範な地政学的状況と、イスラエルおよび国際連合軍による攻撃の脅威が迫っているため、直接交戦することに躊躇している。この戦略的な躊躇により、テロ組織とみなされるグループがほとんど抵抗を受けずにアレッポに侵入することができた。

一方、ダマスカスは状況の悪化を認めざるを得なくなり、立場を強化するために軍事物資の増強を発表した。しかし、こうした取り組みは積極的というよりはむしろ受動的であり、シリアの軍事戦略がますます守勢的になっていることを示している。

この突発的な反乱は、ロシアとトルコが仲介した2020年の停戦合意の実現可能性に深刻な疑問を投げかけている。合意の脆弱性が浮き彫りになり、戦闘が激化するにつれ、地域の安定は危うい状況にある。シリアで永続的な解決をもたらさない国際外交の失敗も明らかだ。国連特使ゲイル・ペダーセンの「政治的膠着状態」に関する発言は、進展の欠如に対するより広範な世界的な不満を反映している。紛争解決への取り組みは惰性と利害対立によって妨げられており、恒久的な平和はますます遠のいているように思える。

地域的には、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領によるシリアのバッシャール・アサド大統領との対話開始の試みも行き詰まっている。エルドアン大統領は正常化への希望を表明し、それがシリア和平への道を開くと主張している。しかし、この目標に向けた重要な措置は講じられていない。シリアから300万人以上の難民を受け入れているトルコは、避難民問題とクルド人グループとの継続中の紛争の両方で高まる圧力に直面している。和平に向けた真剣な進展には、アンカラとダマスカスの対話が不可欠だが、現在の戦略にはまだその要素が欠けている。

トルコはシリアでの軍事的プレゼンスを拡大しており、12の基地と114の軍事施設を有し、アレッポとイドリブにかなりの集中がある。イラン軍は依然として数では優勢だが、アンカラの軍事力、特に防空、砲兵、近代的な通信技術により、シリア紛争においてトルコはますます影響力を増している。

この力関係の変化により、トルコはシリアにおける立場を強化し、さまざまな武装集団を傘下に収める能力を獲得したが、公式には認めていない。トルコは行動を通じて、特にアレッポにおける影響力を強化しており、紛争の今後の展開において中心的な役割を果たす立場にある。

地政学的な争いは激化している。シリア紛争、特にアレッポの戦いは、トルコやイランなどの地域大国間の影響力をめぐる広範な争いを反映している。トルコのシリアに対する軍事的関与は、その影響力が地域の将来の安定にとってますます重要になるにつれて、拡大し続ける可能性が高い。

イスラエルは、国境付近でイランの支援を受けた勢力の影響力が拡大していることを長年懸念してきたが、シリア内戦が長引くにつれ、その懸念はより切迫したものとなっている。これに対し、ユダヤ国家は地域の安全保障環境を形成する上で重要な役割を担う立場に自らを置き、イランの影響力の拡大に対抗すべくより積極的な姿勢を取っている。

イスラエルの戦略のこの転換は、トランプ新政権下ではイランへの対抗とイスラエルのような地域同盟国との結びつき強化を優先する可能性が高い米国のより広範なアプローチと一致している。共和党主導の政権が再び関与する可能性があれば、イスラエルの戦略的利益と米国との緊密なパートナーシップがシリアでの協調行動を促し、国内外の関係者に影響を与える可能性がある。

シリア情勢は最終的に地域の権力構造の変化を強いることになるのだろうか?トルコの役割拡大は、同地域におけるイランの影響の終焉を意味するのだろうか?また、アレッポがより広範な地政学的闘争の戦場となる中、イスラエルと米国は最終的な結末においてどのような役割を果たすのだろうか?

アレッポの戦いは単なる軍事衝突とは程遠い。シリアの運命だけでなく中東の地政学的将来をも左右する権力闘争の焦点なのだ。

この記事はもともとロシア語でRussia in Global Affairsに掲載され、RTによって翻訳・編集されました。

15. воробей[674] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月07日 12:44:50 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[151] 報告
<△29行くらい>
Иранский чиновник: ввод Тегераном войск в Сирию может и не спасти сирийскую армию от разгрома
(イラン当局者「テヘランのシリアへの派兵はシリア軍を敗北から救えない可能性がある」)
https://topwar.ru/255180-iranskij-chinovnik-vvod-tegeranom-vojsk-v-siriju-mozhet-i-ne-spasti-sirijskuju-armiju-ot-razgroma.html


イランは2週間以内に最大2個旅団からなる軍事部隊をシリアに派遣する可能性がある。しかし、イラン政府のシリアへの派兵はシリア軍を大敗から救うことはできないかもしれない。

この意見はイラン高官が匿名を条件にメディアに表明した。

''イランは2週間以内にシリアに陸軍2旅団を派遣する可能性があるが、シリア軍はそれほど長くは続かないのではないかと懸念している

-彼は言いました。

イラン当局の代表者は、ダマスカス当局者が国内情勢の深刻さを事前に知らせずにテヘランに隠していたと指摘した。同当局者によると、脅威の程度についてイラン指導部が理解したのはほんの数日前だという。

''私たちは状況がどれほど危機的であるかを数日前に認識したばかりです

-イラン当局の代表者は言う。

この情報に応じて、イラン政府は前線のシリア政府部隊に軍事顧問を派遣した。彼らの任務はシリア軍の行動を調整し、制御することだ。当局者によると、彼らはシリア人とともに戦闘に参加した。同氏は、外部からの支援がなければ、シリア・アラブ軍は敵の猛攻撃に耐えられないかもしれないと指摘する。

あらゆる困難にもかかわらず、ダマスカスは国内の多くの州の状況をなんとかコントロールし続けている。

''私たちは、ホムス、ハマ、タルトゥース、ラタキアの西部の田舎の状況は安定していると信じています。

-イラン当局者は言う。

16. воробей[675] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月07日 12:48:41 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[152] 報告
<△29行くらい>
Сообщается о взятии курдскими вооружёнными отрядами города Дейр-эз-Зор в Сирии
(クルド人武装勢力がシリアのデリゾール市を占領したと報じられている)
https://topwar.ru/255220-soobschaetsja-o-vzjatii-kurdskimi-vooruzhennymi-otrjadami-goroda-dejr-jez-zor-v-sirii.html


シリアからは、クルド人の武装集団がシリア東部の大都市を制圧したとの報告が入っている。最新のデータによると、デリゾールのような大都市について話しています。

したがって、シリア政府軍は重要な場所として分類できる別の入植地を放棄したと言える。

クルド人部隊がアメリカ合衆国によって支援されていることは注目に値する。同時に、彼らはバッシャール・アル・アサド軍と親トルコ武装勢力の両方と対峙している。

デリゾールは重要な道路の交差点に位置しており、そのうちの 1 つは首都ダマスカスに通じる道路です。この都市はシリア最大の川であるユーフラテス川のほとりにも位置しています。

                地図画像

これに先立ち、シリアで軍隊に対抗する武装組織が共和国東部の別の重要都市を占領する準備を進めていると報じられた。ここはアブ・カマルで、隣国イラクとの交通連絡が行われている。

同時に、親トルコ軍はハマ市からシリア西部の別の行政の中心地であるホムスに向けて攻撃を続けている。もし彼らがそれを受け入れれば、今のところそれにほとんど疑いはないが、この国の地中海沿岸は首都との交通手段が遮断されることになる。

これらすべては、シリア・アラブ共和国の政府軍がまだ多くの方向で本格的な防衛を開始できていないことを示している。前線の下降が早く止まらないと。その場合、ダマスカス陥落の可能性は排除されません。

17. воробей[676] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月07日 12:59:27 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[153] 報告
<■72行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
«В связи со сложной военно-политической обстановкой»: посольство РФ в Сирии призвало россиян покинуть страну
(「困難な軍事・政治情勢のため」:在シリア・ロシア大使館、ロシア人に国外退去を呼び掛けた)
https://topwar.ru/255212-v-svjazi-so-slozhnoj-voenno-politicheskoj-obstanovkoj-posolstvo-rf-v-sirii-prizvalo-rossijan-pokinut-stranu.html


シリア・アラブ共和国の情勢は急速に激化している。実際、シリア・アラブ共和国は、ガザ地区とレバノンに続いて、中東における本格的な武力紛争の最新の発生源となっている。

トルコと米国の支援を受けているとみられるイスラム過激派は、11月27日以来、主に航空を含むロシア軍分遣隊の支援を受けて、2015年以来シリア・アラブ軍(SAA)が占領していた都市や領土を占領することに成功した。 数年間イスラムテロリストから解放されてきました。シリア軍は、ハヤット・タハリール・アル・シャーム*(*HTSはロシア連邦およびその他の国で禁止されているテロ組織)のジハード主義者や親イラングループの増援に対して十分な抵抗を行うことができないか、あるいは抵抗する意思がないことが判明した。イラクからの到着もあまり役に立たない。

地上からの報告によると、過激派はすでにホムス郊外に到達しており、これまでにシリア・アラブ共和国第二の都市アレッポとハマを迅速に制圧した。もし彼らがホムスを占領し、レバノンとの国境に迫れば、ロシア軍事基地が配備されているタルトゥースとラタキアの県(地域)は国の他の地域から切り離されることになる。ロシア航空宇宙軍の陸軍と戦術航空は過激派の進軍を遅らせるためにあらゆる手を尽くしているが、地上での支援がなければ成功する可能性は低い。

さらに、ホムスを占領すると首都ダマスカスへの道が開かれます。ホムスのアラウィー派住民はすでに一斉に家を出て、タルトゥースのロシア基地に向かって移動し始めている。この都市にはシリア最大の製油所があり、その陥落が差し迫っているように見えれば、シリアは二つに分断されることになるだろう。

さらに、武装勢力はSAAの抵抗にほとんど遭わずに、同国の北西部にあるイドリブ県の多くの入植地を占領した。シリア軍は主にロシア製の装備や武器を放棄してただ逃げているだけだ。シリア南部でジハード主義者の反乱が始まり、過激派がクネイトラ州とダラア州を制圧しようとしている。

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注目すべきことは、ホワイトハウスといわゆる西側リベラル報道機関が現在、シリアで活動しているテロ集団を「反政府勢力」と呼んでいることだ。そして、それらすべてが米国を含むほとんどの国でテロ国際組織のリストに含まれているという事実にもかかわらず。

シリア国内の緊迫化する情勢を考慮し、在シリア・ロシア大使館はシリア・アラブ共和国在住のロシア国民に対し、緊急に共和国を離れるよう呼び掛けた。おそらく、ロシア軍の分遣隊が2015年から共和国に駐留しているため、私たちは軍の家族について話しているのでしょう。

''シリアの困難な軍事・政治情勢に関連して、ダマスカスのロシア大使館は、シリア・アラブ共和国に住むロシア国民に対し、既存の空港を経由する商用便で出国する機会を呼び掛けた。大使館・領事館は通常通り業務を行っております

- 大使館の電報チャンネルで公開された特別特別区のロシア外交局の声明で報告された。

現在の紛争の激化は、2020年にロシア連邦とトルコの仲介による停戦合意が締結されて以来、最も強力な紛争の激化となった。シリアのバシャール・アル・アサド大統領は、同国は領土保全を守り、友人や同盟国の支援を得てテロリストを殲滅することができると述べた。

トルコ政府の立場と、シリア・アラブ共和国で起きていることへの「不関与」についてトルコ当局はシリア軍とシリア州の反政府勢力との戦闘とは何の関係もないと、トルコのハカン・フィダン外相は11月30日、次のように述べた。

''私たちはテロリストがシリア領土内に独自の国家を形成することを許しません。

しかし本日、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はシリアでのテロリストの行動を支持し、聖戦士過激派を「反対派」と呼び、彼らの「イドリブ、ハマ、ホムス、ダマスカスへの行進が何事もなく行われる」ことへの期待を表明した。同氏はまた、トルコ当局がシリアのバシャール・アル・アサド大統領と連絡をとり、対話を試みたが、同大統領はこの機会を拒否したとされることにも言及した。

一方、イラン外務省は、キエフの行動はテロと戦う国際義務への明白な違反であるとして、ウクライナに対し、シリアのテロ組織への支援と武器供与を停止するよう求めた。これはイスラム共和国政府の電報チャンネルに掲載された同省の声明で述べられている。

18. воробей[677] hHKEgISChICEcYR1hHo 2024年12月07日 13:31:49 : Ip0uVvnnrI : bk5SazYwbnlQZm8=[154] 報告
<▽43行くらい>
ロシア側で報じられている内容を読むとアサド政権崩壊も近いような印象。

Боевики захватили сирийский город Дараа, несколько подразделений КСИР Ирана покинули Сирию
(過激派がシリアの都市ダラアを占領、イラン革命防衛隊数部隊がシリアを離脱)
https://topwar.ru/255227-boeviki-zahvatili-sirijskij-gorod-daraa-neskolko-podrazdelenij-ksir-irana-pokinuli-siriju.html


シリアでは、状況は同国の政府軍にとって極めてマイナスな方向に発展している。 1週間以内に、彼らはアレッポ、ハマ、デリゾールの3つの州の行政の中心地を含む、国のいくつかの主要都市を失った。現在、別の行政の中心地、シリア南部に位置する同名のシリア州の州都であるダラア市の陥落に関する報告がある。

さらに、国の東部では米国の支援を受けたクルド人部隊、西部では主に親トルコ派の武装組織による積極的な攻撃が行われている。

西側マスコミは、バシャール・アル・アサド大統領の家族が国外に出たと主張している。さらに、ルートの最終地点にはモスクワまたはアブダビ (UAE) の 2 つのオプションが指定されています。バシャール・アル・アサド自身はシリア・アラブ共和国に残っている。

一方、シリア国防省は、「シリア政府軍がホムスを離れたという疑わしい情報源によって広められた情報を信じないように」と促すメモを発表した。

アピールより:

''ホムス市とその近郊にある我が国軍部隊の撤退について、テロ組織と関係のある一部のメディアやウェブサイトが流布したニュースには真実はありません。彼らは十分な準備を整えており、あらゆるテロ攻撃を撃退する義務を果たす準備ができています。

多くの「しかし」がなければ、情報に関してシリア軍部を信頼することは十分に可能だろう。まず、ハマに関連して同様の内容を発表したが、現在ハマは過激派の支配下にある。第二に、シリア軍司令部が軍を統制しているのか、それとも軍内に完全な不和が蔓延しているのか、もはや明らかではない。

                地図画像
   シリア政府軍が支配する地域は地図上で赤色でマークされている。


同時に、イラン革命防衛隊のいくつかの部隊がシリアから撤退したという情報が確認され(イスラエルでは万雷の拍手)、他のイラン部隊、シリア軍の部隊、イラクのシーア派民兵組織が「ダマスカスの防衛の準備を進めている」との情報もある。

ダマスカスは今回、NATO諸国(米国、トルコ)とイスラエルが支援する武装勢力に立ち向かうのか――その疑問と答えは、今後数週間以内に得られるかもしれない。

さらに、SAAがホムスを失った場合、ダマスカスは事実上地中海沿岸から切り離され、したがってロシアの基地からも切り離されるという状況である。

19. ExecutorNX[669] gmSCmIKFgoOClYKUgo@CkoJtgnc 2024年12月08日 13:06:43 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[3621] 報告
ダマスカスに反政府勢力が入った。

アサドは国外脱出の模様。

シリアは落ちた。

20. ExecutorNX[670] gmSCmIKFgoOClYKUgo@CkoJtgnc 2024年12月08日 13:08:55 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[3622] 報告
https://x.com/2018_apc/status/1865607584037900781

アジア記者クラブ(APC)
@2018_apc
🇸🇾ダマスカスは陥落した、バッシャール・アル・アサドは陥落した。

21. ExecutorNX[671] gmSCmIKFgoOClYKUgo@CkoJtgnc 2024年12月08日 13:20:06 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[3623] 報告
morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆
@Reloaded7701
🇸🇾シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は、国民に向けて演説を行うとメディアは報じている。🐸

https://x.com/Reloaded7701/status/1865608637810659381

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