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※動画等はリンク先参照。
「NATOが核保有国ロシアに侵攻。世界は第三次世界大戦がはじまったことに気づいていない」。
<記事原文 寺島先生推薦>
“A NATO invasion of nuclear Russia is currently underway, and the world is unaware that it is in World War III”. Has President Putin’s Patience Reached Its Limits?
https://www.globalresearch.ca/has-president-putins-patience-reached-its-limits%e2%80%a8/5865408
筆者:ピーター・ケーニッヒ(Peter Koenig)
出典:Global Research 2024年8月18日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年8月27日
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NATOによる核保有国ロシアへの侵攻が現在進行中であり、メガトロンが報じたように、世界はそれが第三次世界大戦にあることに気づいていない(2024年8月14日)。
ロシアのクルスク地方は、現在、NATOの兵器や兵士、兵站などであふれており、その多くが破壊されている。下の地図を参照。
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ウクライナはクルスク侵攻でロシアを不安定化させようとしている。(BingMaps/Institute For The Study Of War/USA TODAY)
ビデオ映像からは、数十のNATO車両や防空システム、戦車などが見られる。クルスク地方でロシア軍に破壊され、捕らえられたものも撮影されている。
NATO軍の指導の下、約1万1600人のウクライナ軍は、クルチャトフ市とその原子力発電所を征服することができなかった。どうやら、ゼレンスキー大統領は、ウクライナ側に残っていた全兵士と、追加のポーランド(NATO)部隊を使ったようだ。
ロシアのアプティ・アラウディノフ将軍は、クルスク地域を侵略する目的は、ロシアとの今後の交渉のための強力な地位を確保することだった、と指摘した。ところが、ウクライナと、ウクライナの欧米のご主人様の敗北で、ウクライナ政権は、自身の死刑執行令状に署名したことになった。
ウクライナ側の損失は2000人以上だ。
アラウディノフ将軍は更に、ウクライナ側の特別作戦は、ロシア軍の完全勝利と、ウクライナ政権とワシントンとロンドンにいるその主人たちの降伏で、2024年末までに終了する、と予測している。(YouTubeチャンネルのボルジックマン 2024年8月15日)
欧米による降伏が実際に起こるかどうかは、まだわからない。末期的な状況にあっても、面目を失うことは欧米の習慣にはない - したがって、ロシアに対するNATO直接攻撃という、更なる侵略の可能性がある。
この時点でもプーチン大統領は、ロシアの領土が侵略され、NATO軍によって、ロシア人が自国の領土で殺害されているにもかかわらず、まだ宣戦布告を拒否している。そして、より直接的なNATO攻撃が計画されるかもしれない。今のところ、米国政府は「やりたい放題(getting away with a murder)」だ。まさに文字どおり。
一歩一歩、米国政府とそのNATO諸国は、次から次へと越えてはならない一線を越えてきた。
・まず、ウクライナにNATO兵器を提供。
・その後、ウクライナにNATO軍が侵入。
・その後、ウクライナにF-16戦闘機を提供。
・次に、西側から供給された洗練された兵器の使用をNATO兵士が指揮
・その後、ロシア領土へのNATOの進軍。その後、NATOの無人機と航空機がロシア領土内のロシアの標的を攻撃し、最後にはNATO軍がロシア全土を占拠しようとし、ロシア人捕虜を捕らえ、ロシア人を殺害。
ロシア全土の空港は、NATO無人機によって数週間にわたって絶えず爆撃されてきた。
2024年8月9日、ロシアの国営放送は、ウクライナ北東部との国境から約280キロ離れたリペツク地域のロシア空軍基地で爆発が発生し、続いて火災が発生し、ウクライナ/NATO軍が飛行場を攻撃し、倉庫やその他のいくつかの施設を誘導空爆で破壊した、と報じた。この攻撃はNATOの専門家らが指導したものだ。
ウクライナ・NATOが小型の戦術核兵器を使用したのではないかと推測する人もいる。しかし、そのような侵略の証拠はなく、ロシアは沈黙を守っている。
ロシア軍によると、彼ら自身の(ロシアの)攻勢には、約1000人の兵士と20両以上の装甲車と戦車が含まれていた、という。
こちらを参照。(このページは、モスクワ・タイムズの該当ページはもう存在しないという理由で、Googleにより削除されている。あえてリンク先を示したのは、西側による検閲の証拠を示すためだ)。
ロシア軍は、ドンバスで絶えず前進しており、過去10年間で約1万8千人を殺害したアゾフ・ナチスの卑怯な攻撃から、ロシア語話者たちを守っている。
ロシアは、自国の領土で、NATOの兵器から重く痛ましい打撃を受けている。NATOは、通信や兵站、NATOの指揮などの形で、いたるところに存在している。
35カ国以上が、ロシアに対するこれらの致命的な攻撃を実行するための武器をウクライナに供給するために、何千億ドルも納税者の税金を投資しており、加えて、西側が「外国人傭兵」と呼んでいるNATO兵士もロシア領内に存在している。
ロシアがナチス・ドイツを打ち負かした第二次世界大戦から約80年後、ウクライナに与えられたドイツの戦車は、第二次大戦時に天下分け目の重要な戦いがおこわれたクルスク地方を再び通過している。
しかし、今日のファシズムがうごめき、1940年代の時代を彷彿とさせるかのように生き生きと活動している。いまやネオ・ファシズムは、ウクライナに端を発している。それが、バンデラを信奉するアゾフ大隊だ。ナチス・ドイツの同盟者であったバンデラは第二次世界大戦中、何十万人とは言わないまでも、数万人のロシア人を殺害した。
プーチン氏は、ウクライナのナチズムを根絶し、ウクライナを中立でNATO非加盟国にすることを断固として主張し、それが和平交渉の重要な条件だった。
多くの人々は、ロシアがウクライナと小規模な軍事紛争をしているという幻想にまだ陥っており、米国政府・NATOの代理戦争としておこなわれているウクライナでの対ロシア戦争が、1943年の第二次世界大戦の状況よりも遥かに危険な状況になっていることに、気づいていない。
NATOは、ロシアとの対決を目指して、徐々に東欧に旅団を配置しようとしている。
ロシアの反応をじっくりと見守りながら、「どこまで行けるか」という観察ごっこをしているかのようだ。NATOが抱えているかもしれない困難は、旅団に兵士を配置することである。欧州の若者は、欧米の戦争屋や欧米の軍需産業の利益のために死ぬことを望んでいないからだ。
メガトロンの報道によれば、NATOは最終的にベラルーシに侵攻するつもりである可能性が高い、という。
プーチン氏と彼の顧問たちは、NATOの大胆さを読み間違え、NATOはさらなる戦争の激化を避けるために、ウクライナからロシア領に侵入しないことを望んでいた、と考えていたのだろうか?
さて、すべてのレッドライン(超えてはならない一線)が、何度も何度も越えられたとしたら、どうなるのだろうか?
最近の声明で、元ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフ氏は、ロシアはもはや躊躇すべきではない、と語った。
「いまこの瞬間から、(ウクライナに対する)特別軍事作戦は、本質的に公然と治外法権的になるべきです」と、ロシア安全保障理事会の副議長を務めるメドベージェフ氏は、木曜日(8月15日)のSNSの投稿で主張した。
「我が国は、まだウクライナ領であるとされている地域に踏み込むことができますし、またそうすべきです。オデッサやハリコフ、ドネプロペトロフスク、ニコラエフ、さらにキエフへも、です。国境と認識されている区域に関して制限があってはなりません」と。こちらを参照。
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もしプーチン大統領が、ロシア領土に対する更なる欧米/NATO侵略に耐えるつもりがあるとすれば、それは彼が強力な対応を用意しているからかもしれない。というのも、ウクライナ・NATOがロシア領土でおこなっていることは、「偽旗」ではなく、明らかに純粋な挑発であるため、プーチン大統領の反応を「偽旗」に対する反応である、として非難できないからだ。
ロシアは、超精密な超音速戦術核兵器で、欧米の意思決定中枢や軍事中枢、金融中枢を同時に一掃する軍事能力を持っており、人命の損失を最小限に抑えながら、欧米の権力構造を無力化することができる。
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ピーター・ケーニッヒは地政学の専門家であり、世界銀行と世界保健機関(WHO)の元上級経済学者で、30年以上にわたって世界中で働いた。著書に『Implosion – An Economic Thriller about War, Environmental Destruction and Corporate Greed』、シンシア・マッキニー氏との共著『When China Sneezes: From the Coronavirus Lockdown to the Global Politico-Economic Crisis』(Clarity Press – 2020年11月1日)がある。
ピーターは、グローバリゼーション研究センター(CRG)の研究員。北京の人民大学重陽研究所の非常勤上級研究員でもある。
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