How America’s Military Is Falling Apart
by Indrajit Samarajiva
米国の軍隊がなぜ崩壊しつつあるのかについて述べてきた(年をとっても賢くならない)。ではどのように崩壊しているのかについて説明する。具体的には、どの歯車が外れていくのかだ。飛行機も、船も、地上軍も、すべてが塵と化している。
これまで議論してきたのは、米国経済全般と同様、米軍も投資詐欺だということだ。新しい成長で古い負債を返済している。この場合、失敗した戦争を新たに失敗する戦争で覆い隠している。ひどい調達を、さらにひどい調達でごまかし続ける。それは、もはや確実に砲弾を製造することができないインチキ賭博だ。
今、米国の詐欺戦争はますます緊密化し、1つに融合しつつある。アフガニスタンから追い出されるのに20年かかったのに対し、イエメンは数カ月で米国を打ち負かした。かつては地球上で最も貧しい人々と戦っていたのに、今では中国、ロシア、イランを結束させたことで米国よりもはるかに多くの資源と富を持つ「若い」軍隊を敵に回している。中国、ロシア、イランは、実際の戦争も、世界の覇権をとることも望んでいない。彼らはただ平和にほっておいてほしいのだ。しかし米国は、暴力を選んだ。でもジェノサイドの爺さんには、もうその気概がない。魂のない人たちは、意欲的だが肉体は弱っている。古い戦争マシンは、要求されたことを処理できない。こうしている間にも車輪がとれていくのだ。もしあなたが米国の戦争マシンを三輪車だと思うなら、空・海・陸の3つの支配の車輪はすべて狂って、最終目的地の手前で激しく揺れ動くだけだ: 金融の崖である。
飛行機
まずは飛行機から始めよう。
アントニー・ブリンケン、米国で死んだ目をして大量虐殺を囁く人物、は、特注のボーイング737に乗っている。私は彼の飛行機を米国の戦闘機に含める。なぜならブリンケンが和平を結ぶことはないからだ。ブリンケンのボーイング737型機は何度も飛行停止になっている。一度はダボス会議でオリガルヒと会っているときに酸素漏れで、またヨーロッパで家臣と会っているときに「機械的な問題」を起こした。ブリンケンは車で移動し、彼のスタッフは恐ろしいことにカーテン一枚隔てた民間機に農民たちと共に乗らなければならなかった。これは米国の戦争マシン全般の状態を象徴している。
米国の軍用機もあまり良くないようだ。ミリタリー・タイムズの2018年調査報告書によれば、米軍の有人戦闘機、爆撃機、ヘリコプター、貨物戦闘機すべてが関わる事故は、2013年度から2017年度にかけて40%近く増加している。海軍と海兵隊のF/A-18ホーネットやスーパーホーネットなど、一部の航空機では倍増した。ミリタリー・タイムズが入手したデータによると、これらの2013〜2017会計年度の事故で少なくとも133人の軍人が死亡した。
この報告を受けて、ジェームズ・マティス国防長官(詐欺会社である血液検査会社セラノスの取締役を務めた)はいくつかの命令を下した。彼は、F-35、F-22、F-16、F-18の航空機の準備態勢を80%にするよう命じた。この命令は、セラノスの血液検査機と同じくらいの結果をもたらした。まったく機能しなかったのだ。
2019年、うやむやにされた政府説明責任局は、「2019会計年度の各日の任務遂行可能率データを平均すると、これらの航空機のどれもが80%の任務遂行可能率目標を達成していないことがわかった 」と述べた。2021年については、F-35は69%、F-22は51%であり、悪化の一途をたどっている。
米国空軍任務遂行可能な軍機の割合(表中のairframeは機体)
米国の飛行船が墜落することは、正直なところ、世界にとって良いことではない。米国は60%の即応性では戦争を戦うことができず、自国の戦争ゲームではすぐに0%に低下する。米国の航空機に必要なメンテナンスの中には、正気の沙汰とは思えないものもある。例えばB-2ステルス爆撃機だ:
B-2は1時間の飛行につき119時間の整備が必要である。B-1は60時間、B-52は53時間だ。B-2のコストにさらに拍車をかけているのは、B2の172フィートの翼幅を収容するのに十分な大きさの、1機あたり500万ドルの特殊な空調付き格納庫(B2のステルス特性を維持するために使用される)が必要なことだ。
これは爆撃機なのか、それともプリマドンナなのか?米軍が赤字経営なのは、戦争に負けるほど脆弱だからというだけではない。もちろん、それは世界にとって良いことでもある。目に見えない死を平然と支配するのに適した最強の権力者であっても、自らの傲慢と老いによって、滅ぼされていくのだ。これがアラーの偉大な力なのだ。彼らは例外なく、最後にはすべての人を連れ戻す。人間であれジン(再:エンジン)であれ、生きているものは必ず死ぬ。たとえ世界一の大バカ野郎でも、最後には救うのはアラーしかいない。そして米国は神の側にはいない。翼を切り落とされた偉大なる悪魔なのだ。
燃える船
米国はその見せかけの行動の一つとしてガザに桟橋を建設しているが、米国には大西洋を横断する船さえない。負けて立ち去った彼らの紅海艦隊のように、ガザ船団は到着する前に炎上した。ジョン・P・ボボと名付けられた船は火災に見舞われ引き返さなければならなかった。ベッセン号は何らかの問題を抱え、アゾレス諸島を通過することはできなかった。ウィルソン・ワーフ号はカナリア諸島を通過できなかった。ロペス号は減速し、何らかの問題があったことを示したが、最終的には到着した。これらは孤立した問題ではない。USNSバトン(ボボとロペスの姉妹船)は数週間前に火災を起こした。米海軍は文字通り火の海なのだ。
このようなメンテナンスの問題は、神の御業ではない。人間の不作為なのだ。米国政府説明責任局(GAO)は、軍の各部門がいかにめちゃくちゃであるかについて報告書を出している。海軍についてはこう言っている:
GAOは10艦級の主要な維持管理指標を検討し、2011会計年度から2021会計年度にかけて、これらの艦級が持続的かつ悪化する維持管理の課題に直面していることを明らかにした。具体的には、メンテナンスのカニバリゼーション(部品不足のため、作業部品を取り外して別の場所で再利用すること)、カジュアルティレポート(船舶の主要任務遂行能力を損なう事象の報告)、メンテナンス遅延日数(デポメンテナンスの予定終了日を超過した日数)がそれぞれ増加している一方で、ステイミングアワー(船舶が通常、運航または訓練状態にある時間数)は減少している。
これらのシーホースは激しく乗られ、濡れたまま片付けられる。ボボやウィルソン・ワーフなどについて、ある無名の退役陸軍准尉はこう言った。「もしこれらの船が何度も大きな機械的故障を起こさないなら、つまり『水中で動かなくなる』ような機械的故障を起こさないなら、私はショックを受けるだろう。それらのメンテナンスはひどい。ボロボロになっていく様子をビデオで見たことがある」。
私は逸話的な例を挙げているが、これは逸話的な問題ではない。GAOの別の報告書(2022年)によると、海軍は膨大なメンテナンスの滞留を抱えており、その問題が実際にどれほど大きいのか知らないかまたは嘘をついている。その報告書によれば:
海軍は、2021年の財務報告で、艦船のデポメンテナンスの延期額を約16億ドル過小評価した。海軍は、GAOのために作成した見積もりでは18億ドル近いバックログ(投稿者注:未処理分)を示しているにもかかわらず、2021年の年次財務報告書では、資金不足の船舶の繰延保守を約1億8100万ドルしか報告していない。
米国政府が「過少」と呼んでいるのはもちろん不正である。もしどこかの企業が負債を16億ドルも過少申告していたら、それは不正行為だ。もちろんトップは誰も気にしない。なぜならグルだからだ。これまで述べてきたように上まで、すべては投資詐欺なのだ。海軍の帳簿に積み重なっている物理的な負債を見て、古い放置された車と同じように、これらの負債が時間の経過とともに複合していくことを思い出してほしい。
図5:重大なメンテナンス義務違反が見受けられる軍船舶数-2020年レポートより
補給所での整備必要であったのに取りやめとなった-しかもこの事由が原因でこの船舶使用不能となり廃棄となる事が予測できる
補給所での整備必要であったのに取りやめとなった
資金がなく修繕の予算が取れない、コストを節約する締め付けが厳しいなどの状況で資金をやりくりするために修繕を延期>これを’繰延保全’という
予想される耐用年数を早める恐れのある重大なメンテナンス義務違反
Source: Navy Surface Ship Engineered ">Operating Cycle Report for FY2020. GAO-22-105032
複合的な負債は、艦船の修理が年々難しくなり、ついには不可能になることを意味する。そうなれば、早期に退役させなければならない。こうして米海軍は、能力が低下した状態から、まったく能力を発揮できない状態になる。
繰延保全のまま予想あるいは現実に廃船となったもの
推定できる耐用年数
予想できる廃棄
現実廃棄
海軍関係者によれば、複合的なメンテナンスのバックログにより海軍は9隻の艦船を退役させることを決定したといい、その結果、艦船の耐用年数34年が失われることになる(図参照)。早期の退役は、艦隊の縮小につながり、作戦とプレゼンス要件を満たす努力を妨げる可能性がある。(GAO)。
GAOが指摘するように、整備不良の艦船は最終的にスクラップにせざるを得ず、米国はもう艦船を作っていないし、作っているものは高価で、予算オーバーで、遅れがちで、現代の戦場にブリーチローダーとブリーチパンツを履いて闊歩するリップ・ヴァン・ウィンクルのように、どんな戦場にも全く適応できないのである。
紅海での敗北
米海軍の公式インスタグラムに、光学照準器を逆向きに取り付けたM4アサルトライフルで発砲する兵士の写真が投稿された(Via)。
米国の艦隊は大きいが、恐竜もそうだった。物事は変化し、突然、うまく適応できなくなる。今日の世界では、大型空母はドローンや安価なミサイルの格好のカモだ。沈めるのは難しいが、修理も難しい。米国はイランのような脅威に対抗するため、より小型の沿岸艦を開発しようとしたが、イランはその遅れの間に進化したため、これらの艦は現在では基本的に役に立たない。米国はまだ強力な空軍力を持っているが、海軍力に関しては完全に失っている。紅海を失い、それは彼らの『スエズ危機』の瞬間でもある。
米国はもちろん帝国であり(目に見えないので私はホワイト帝国と呼ぶ)、その軍隊にはイギリス、フランス、ドイツといった属国も含まれている。 多くの国々が米国に軍事費を払いそれをNATOと呼び、ガザでの大量虐殺を支援するなど召集があればいつでもその帝国軍に軍隊を提供している。だから結局は同じなので私は彼らの船も含める。これが帝国海軍の現状で、イエメンのような勇敢な非国家に簡単にやられてしまう。
37億ドルのHMSクイーン・エリザベス(イギリスの空母)は、「昨日の出航前の定期点検で、HMSQNLZの右舷プロペラシャフトのカップリングに問題があることが判明した」として、その名を冠した役立たずのように何の役にもたたずに死んだ。そのため空母は日曜日の出航を見合わせることになった。エリザベス号はNATOの戦列に加わることができなかった。姉妹艦のHMSプリンス・オブ・ウェールズもプロペラを維持することができず、18ヶ月前に故障していた。イギリスとヨーロッパ全般はますます役立たずの属国になりつつある。熱心だがまったく役に立たない。
フランスのFREMMフリゲート艦アルザスは実際に戦場には到着したが、4月4日に紅海から撤退し、逃げなければならなかった。トゥーロンへの旅路。
同艦の司令官は、「イエメン軍は無人機や弾道ミサイルを、非常に意外で印象的な方法で使用することをためらわない。これほどの武器と暴力に対処するのは久しぶりだ。フーシ派はテクニックを完成させている。撃ちまくれば撃ちまくるほど、その精度は上がっていく」と述べた。
司令官はLe Figaro紙に、「フリゲート艦には、アスター・ミサイルから機関銃に至るまで、すべての戦闘装備が使用された」と語り、アスター1発が200万ドルであることを指摘した。(レジスタンス・ニュース・ネットワーク)
チンギス・ハン以前の中国の貴族についての、おそらくは偽りの物語を思い出す。金王朝は芸術としての弓術にますます執着し、絹を射抜いたり、その他のくだらないことをするようになった。だからモンゴル人はただ激しく走り、速く射て、彼らを打ち負かしたのだ。私が植民地時代の属国について思うのは、基本的に反抗的な農民にランボルギーニやフェラーリを投げつけることだ。彼らは完全に劣勢で、率直に言って彼ら自身の最大の敵である。彼らはこのゴミには甘すぎる。アルザスだけでなく、デンマークのエスベルン・スネアやイギリスの駆逐艦HMSリッチモンドも撤退した。米国は植民地支配者の同窓会を組織しようとしたができなかった。
プロスペリティ・ガーディアン作戦を開始した後、米国は事態をさらに悪化させた。彼らの軍事的目的は、大量虐殺国家のために海を開放することだったが、今ではさらに閉鎖的になっている。今や『イスラエル』海運は紅海からインド洋まで封鎖され、すべての帝国海運はひどい便秘に陥っている。この結果を見てほしい:
一万トン以上の貨物船がバブ・エル・マンデブ海峡(バブ・エル・マンデブ海峡は、アラビア半島南西部のイエメンと東アフリカのエリトリア、ジブチ国境付近の海峡)を通過した回数
イエメン紛争以前
2023年11月9日に起こったフーシ派による初めての拿捕/攻撃
2023年12月18日に開始されたナバル防御作戦以後
2024年1月12日に米英両国で開始されたイエメン本国攻撃以後
ウィキペディア
通過のグラフを見ると、イエメンは大量虐殺条約に基づく義務として、「イスラエル」船を標的にすることで貿易に軽い影響を与えていた。その後、米国は紅海を戦場にしたことで自分たちの海運を悪化させた。それに対してイエメンは、大量虐殺をやめるまではNoだと言った。米国は途方に暮れた。高価な船はすでにボロボロで、積み替えのためにわざわざ米国に戻らなければならない。そして、勇敢で信念のあるイエメン人に譲歩してもらうこともできない。米国が紅海を失ったのは、彼らが大量虐殺をあきらめなかったからだ。そうやって海軍力を安っぽく捨てたのだ。
地上での敗北
米国が地上で敗北したことを示す最も確かな兆候は彼らが姿を現さないことだ。彼らは代理人やプロパガンダの陰に隠れているが、単に軍靴を地面に置くことを恐れているだけなのだ。2000年代初頭の侵略軍とは大違いである。
アフガニスタンから最後の軍隊を撤退させた後、現在米国はパレスチナとウクライナで代理戦争に敗れている。ロシアとの公開戦闘に軍隊を投入することもできず、中東を物理的に保持することもできなくなっている。アフリカからも追い出されようとしている。これは敗北した軍隊で、もう何十年も長い後退を続けている。彼らは自分たちの前に家臣を投げ出している。 ナチス・ドイツとルーマニアのように。しかし米国が後退していることは間違いない。パレスチナからウクライナ、台湾に至るまで、米国は口先だけは達者だが姿を現さない。米国は地上での力を完全に失っている。
この問題はベトナムが米国の徴兵制軍隊をひどく打ちのめした1970年代から始まっている。現在、陸軍は「志願兵」であるが、借金奴隷制度では兵員を十分に早く補充することができない。
国防総省の高官たちは近年、軍のリクルート環境は米国史上最悪だと指摘している。国防総省のデータによれば、17歳から24歳の米国人のうち、兵役に就く資格を持つのはわずか約23%で、以前の世代よりも少ない。その中でも軍に興味を示しているのは9%程度である。(ストライプス)
国防総省の報告書によれば、「米国の若者の77%は、太りすぎ、薬物使用、精神的・肉体的問題などの理由で、免除がなければ兵役に就く資格がない」(via)。米軍は、肉体的な衰えと世間の不評の両方に直面しなければならない。誰も株主のために死にたくない。もう誰も投資詐欺を買いたがらない。
残っているのは、自分たちのために死んでくれる腐敗した代理人だけだ。イスラエルは米国のお気に入りの植民地であり、最も多くの「防衛費」を受け取り、兵器の人体実験の舞台となっている。王冠の宝石の中の最高峰はイスラエルの防空であり、これは米国が提供できる最高のものである。彼らは、米国がいかにして地上を守り、誰を爆撃することができるかを伝えている。しかし、その方程式は今打ち砕かれた。
4月14日の報復攻撃でイランは、占領下のパレスチナ周辺の防空という、帝国内で最も手強い防空を破った。これは外科的な攻撃であり、意図的に人を殺すのではなく、メッセージを送るためのものだった。私のお気に入りは、イランがネバティム基地の将校用プールを攻撃したことだ。そのメッセージとは、「もし、あなた方が手を引かなければ、我々は深刻なダメージを与えることができる」というものだ(『The Cradle』)。国際的には、馬の頭をベッドに置くのと同じことだ。原住民はもはや抑止力を失っており、より若く、より優れた軍隊を持っている。駆け引きは終わったのだ。
砲撃戦
大砲は戦争の神であり、米国はもうそれを生産することができない。米国は砲弾とミサイル、つまり大きな弾丸が不足しているのだ。クリス・ロックのジョークに「銃規制は必要ない。何が必要かって?弾丸規制だ。すべての弾丸を5000ドルにすべきだと思う。なぜかわかるか?もし弾丸の値段が5000ドルなら、罪のない傍観者はいなくなる」。アメリカは世界規模でこのような状況を作り出してしまったのだ。
2024年の陸軍省予算要求を見てほしい。大きな銃の割に、「弾丸」の数はわずかだ。2023年には、パトリオット・ミサイル230発、スタンダード・ミサイル125発、ヘルファイア40発、トマホーク34発を生産した。この数字の後にゼロはない。熱戦の数週間でほとんどの軍需品の年間生産量を使い果たしてしまうのだ。これはジョークだ。
戦争省、2024年予算要求
米国はウクライナ人の居間にある帝国時代の食器棚をすべて空にしてしまった。米国人は、ロシア軍を衰退させ、「いい買い物をした」と言う(死んだウクライナ人は彼らにとって何の価値もない)。しかし帝国がこれまで行ってきた非難はすべて自白である。帝国は弾丸を使い果たしているが、ロシアは戦争経済で潤っている。ロシアは実際に砲弾を作ることができるが、米国は誓いをたてることしかできない。米国は存在しない資源を追い求めて金を印刷し続け、現実逃避をしている。そしてウクライナでは劣勢に立たされ、それは彼らが直面している一つの反乱に過ぎない。
米国の大砲も空砲だ。米国は地上核抑止力を50年前のミニットマンミサイルに頼っているが、もう頼ることはできない。米戦略軍トップのチャールズ・リチャード提督は言う:
「まったくできない……。 あれはとても古いもので、場合によっては(アップグレードの指針となる)図面がもう存在しない。」リチャードはDefense Writers Group主催のZoom会議でそう語った。図面が存在する場合、「業界標準から6世代遅れているようなものだ」と彼は言い、それを完全に理解している技術者もいないと付け加えた。「彼らはもう生きていないのだ」。
ミニットマンに代わるセンチネルもまた、存在しない資源を追い求め、終わりのない遅延を繰り返すでっち上げの事例である。この新型ミサイルは1基1億6200万ドルで、計画費用は1315億ドル(!)に膨れ上がっている。実際には存在しないにも等しい。実際、キャンセルに近づいている。これで米国の大規模な減価償却問題を実感できるだろう。彼らは自己破産しなければ収支を合わせることすらできない。さらに何兆ドルも費やさなければならない。これらの計画はすべて、50年前よりもミサイル能力を低下させることになる。そしてそれすらできないのだ。
米国の軍事予算は長い間、崩壊しつつあるインフラを架空の新しいガラクタの下に隠すというペテンだった。人生の終末期にある人間のように、最悪の結果をもたらすために最後には最も高い医療費がかかるのだ。米国の覇権は今、ホスピスにある。
監査不能
米国は自分たちがどれほどダメなのかさえわかっていないのだから、余計にダメだ。国防総省は6回連続で監査に失敗しており、説明責任のなさは下へ下へと流れている。「国防総省の資産の半分がいまだに監査基準を満たしていない」。GAOの報告書を読むと、軍隊がいかに完全な詐欺であるかがわかる。
GAOが海軍について述べているように、海軍は負債について嘘をついているばかりでなく、「海軍は、GAOの事前の勧告にもかかわらず、艦船の有効性を評価する上で重要であると国防総省と海軍が決定した他の指標(運用可能性と資材の入手可能性)を完全かつ正確に追跡していない」のである。
孫子は「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。敵を知らずとも己を知れば、勝ったり負けたりが交互にやってくる。敵も自分も知らなければ、すべての戦いで必ず負ける」と言った。米国は、敵は弱いというプロパガンダと、自分たちは強いというプロパガンダを信じている。実際、彼らは監査に耐えられず、本当の敵とのファーストコンタクトで生き残れない。負けるに決まっている。
連邦軍の現状
連邦軍の状態は良くない。何十年もの間、すべての戦争に敗れてきただけでなく、米国の兵器は老朽化し、錆び付き、若者は太りすぎたり無関心だったりする。艦船は炎上し、飛行機は地面に墜落している。そして、そのすべてを取り替えるには、彼らの経済力をはるかに上回る費用がかかり、もう存在しない製造拠点で再構築する必要がある。米国が中国を攻撃するには、文字通り中国の支援が必要だ。それは不可能だ。巨額の不正会計により、天命は撤回される。アメリカの軍隊は崩壊しつつある。今はプロパガンダで動いているだけだ。
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