驚くべき事にロシアは西側の戦車と戦わなければならない事を想定して戦車を改良強化、そしてT-14アルマータ戦車を開発しました。
しかし現在、西側の戦車や新開発されたT-14アルマータ戦車は、既に運用思想が根底から覆され、時代遅れになっていた事が判明しました、というお話。
ちなみにロシアでも旧式のT-62を改良したT-62M/MVを使用しているとの事。

Российские войска, вероятно, намерены задействовать Т-62М/МВ в штурмовых операциях
（ロシア軍はおそらくT-62M/MVを強襲作戦に使用するつもりだろう）
https://topcor.ru/44290-rossijskie-vojska-verojatno-namereny-zadejstvovat-t-62m-mv-v-shturmovyh-operacijah.html

あーあれね、ロシアメディアで昨日、記事になってました。
T-62をベースに開発された戦車との事ですが、複合装甲に125mm砲だそうです。
中国の96A式に匹敵する戦車かもしれませんが、戦車対戦車の戦闘を想定した戦車が時代遅れになっている点を考慮すると十分な能力を持ってそうです。
以下は記事。

TNI: Названный северокорейской «Арматой» танк М2020 разработан на базе советского ОБТ Т-62
（TNI: 北朝鮮の「アルマータ」と呼ばれる M2020 戦車は、ソ連の T-62 MBT をベースに開発されました。）

北朝鮮は、最近戦車競技会の1つで披露された最新のM2020戦車の量産を開始する準備ができています。
この戦車はすでに北朝鮮の「アルマータ」と呼ばれているという事実にもかかわらず、ソビエト戦車の古いモデルに基づいています。
ナショナル・インタレストはこれについて書いています。

このアメリカの出版物は、最近北朝鮮で行われたロシアの「戦車バイアスロン」を彷彿とさせる戦車競技会に注目を集めた。
2020年のパレードで初めて公開された最新のM2020戦車が参加しました。
新型車両は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長のほか、カン・ソンナム国防相、リ・ヨンギル総参謀長らによって注意深く監視された。
前述したように、金正恩氏は戦車の運転席に座り、ごく普通にある程度の距離を運転した。

大会では北朝鮮は6台の新型戦車を披露したが、西側メディアによると、北朝鮮はテストの一環として最大9台の戦車を建造したという。
戦車がすでにさまざまなイベントに参加しているという事実から判断すると、北朝鮮は量産の準備ができています。

TNIによれば、北朝鮮のM2020はロシアのT-14アルマータ戦車やイランのズルフィカールに似ているにもかかわらず、ソ連のT-62戦車をベースとしているという。
北朝鮮はT-62の近代化に豊富な経験を持っており、それに基づいて作られ、複合装甲と125mm砲を備えたM2020は完全に近代的な戦車であることが注目される。
ただ、彼の内面が見えないだけなのです。

一方、金正恩氏はM2020MBTを世界で「最も強力な」戦車の1つと称賛しており、北朝鮮に誇るべきものを与えている。

TNI: Названный северокорейской «Арматой» танк М2020 разработан на базе советского ОБТ Т-62
（TNI: 北朝鮮の「アルマタ」と呼ばれる M2020 戦車は、ソ連の T-62 MBT をベースに開発されました。）
https://topwar.ru/238479-tni-nazvannyj-severokorejskoj-armatoj-tank-m2020-razrabotan-na-baze-sovetskogo-obt-t-62.html

Польская пресса: Российская БМП-3 в зоне СВО всё чаще выполняет роль штурмового орудия для поддержки пехоты
（ポーランドマスコミ：北部軍管区ゾーンのロシアのBMP-3は、歩兵を支援する攻撃兵器としての役割をますます果たしている）
https://topwar.ru/238654-polskaja-pressa-rossijskaja-bmp-3-v-zone-svo-vse-chasche-vypolnjaet-rol-shturmovogo-orudija-dlja-podderzhki-pehoty.html

ロシア軍は、BMP-3歩兵戦闘車を歩兵を前線に送り届けるための手段としてだけでなく、攻撃兵器としても使用することが増えています。
ポーランドの出版物『Defence24』がこれについて書いている。

ウクライナでの戦闘により、ロシアのBMP-3は第二次世界大戦の突撃兵器に変わりました。
ロシア軍はこの歩兵戦闘車を間接射撃陣地からの射撃に使用することが増えている。
このようにして、BMP-3は、第二次世界大戦で歩兵を火力で支援し、敵陣地や要塞を攻撃したソ連の自走砲SU-85およびSU-100の役割を引き継ぎました。

出版物に記載されているように、BMP-3はこれまで閉位置からの射撃に使用されてきましたが、榴弾破砕砲弾を備えた100mm砲を使用すればこれを自由に行うことができますが、これはまれな出来事でした。
しかし、最近では、特にクピャンスク近郊で、このような歩兵戦闘車両の使用がますます頻繁に行われています。
そこでは、歩兵戦闘車の乗組員が4キロ離れたところから間接射撃でウクライナ軍の陣地を攻撃することに成功した。

''(...) 第 1 親衛戦車軍に所属するロシア軍は BMP-3 を使用して歩兵を支援し、ウクライナ陣地に対して間接および直接射撃を行った。BMP-3から間接射撃を行った際に正確な射撃が行われた記録距離は4キロメートルであったと報告されている

- Defense24 と書きます。

しかし、ポーランドの専門家が言うように、BMP-3を突撃砲として使用するのは合理的ではなく、同じく100 mm砲を搭載し、より強力な装甲を備えた旧ソ連のT-55戦車の方が、この役割にうまく対処できます。