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NATOがいつもの金儲けになるのを望んでいるトランプ
2024年2月24日
Moon of Alabama
ドナルド・トランプが大統領に再選されたらNATOを避けるという奇妙な主張をリベラル・メディアがしている。
トランプ元大統領が権力の座を狙う中、NATO離脱の懸念高まる - NY Times, 2023年12月9日
見出しを裏付ける証拠を私は見つけられなかった。実際、著者はこう述べている。
だがホワイトハウス復帰のため立候補する中、トランプは彼の意図についてほとんど語っていない。彼の選挙運動サイトには「NATOの目的とNATOの使命を根本的に再評価するという私の政権下で始めた過程を終わらせなければならない」という謎めいた一文が掲載されている。彼と彼のチームは詳細説明を拒否している。
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トランプの扇動的NATO発言、ヨーロッパに非常に現実的な震撼をもたらす-CNN、2024年2月12日
実際に「震撼」を引き起こしているのは、NATOを利用して、トランプが加盟諸国を脅迫し、アメリカ製兵器をもっと買わせようとしていることだ。
先週土曜日、国防支出指針を満たさないNATO加盟国に対して、ロシアに「やりたい放題」にさせると元大統領が示唆した際、影響は深刻だった。
彼は「大きな「NATO加盟国」との会話と言うものを思い出した。どの国のことを言っているのか、いつ会話が行われたのか不明だ。彼によれば、その同盟国は、GDPの2%相当の推奨額を防衛に使うのを拒否したのに、ロシアが攻撃した場合には守るアメリカの保証を求めていた。同盟国は「義務不履行」なのだから、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は思い通りにすべきで、彼らを防衛する保証はしないとトランプ大統領は述べた。
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トランプのNATO恫喝は、世界におけるアメリカの地位の広範な変化を反映 - ニューヨーク・タイムス, 2024年2月15日
この「恫喝」は、もっぱら他国を恐喝し、防衛費をもっと使わせるためのものだった。
先週末、サウスカロライナ州での選挙集会で、「金を払わない」NATO同盟諸国はロシアが攻撃するよう奨励するとドナルド・J・トランプ前大統領が述べた際、ワシントンやロンドンやパリや東京や世界中の都市が、衝撃に息を呑んだ。
そのことに誰も衝撃を受けなかった。NATO発足以来、アメリカもトランプもこの駆け引きをしてきたのだから。
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トランプはNATOを離脱しなかったが二期目の可能性が同盟諸国国を警戒させている - Washington Post, 2024年2月19日
サウスカロライナ州コンウェイで、歓声を上げる何千人もの群衆に居丈高に発言したトランプの挑発は、少なくとも1980年代以来、NATOに対し彼が表明してきた立場とほぼ一致している。彼はその後いくつかのソーシャル・メディア投稿で同盟諸国に「支払い」を要求し、軍事支出を増やすよう圧力をかけるためアメリカ撤退をちらつかせると示唆した。
記事はこの「恫喝」で「警戒」したとされるアメリカ同盟諸国の一国たりとも挙げていない。
トランプはNATOに反対しているわけではない。最初の大統領職中、トランプがNATOに反対して行動したことは一度もないことをマイケル・トレーシーは想起させている。
トランプがNATOを弱体化させるという考えは、在任中トランプが実際したこと全てと矛盾する - マイケル・トレーシー, 2024年2月22日
不幸なことに、マスコミでトランプに警鐘を鳴らすのが商売の連中は、現実に基づくトランプを容認できず、代わりに連中がでっち上げたプーチンとの共謀説に永遠にしがみつくしかない。例えば、2017年のモンテネグロと2020年の北マケドニアという二度のNATO拡大をトランプが主導したことすら知らないかもしれない。NATO軍事同盟中で最も手ごわい大国でないにせよ、NATOに懐疑的な曖昧な言説を彼が不用意にしたかもしれないにもかかわらず、ブロック拡大をトランプが全面的に支持したことで円滑な吸収が可能になったのだ。
こうしたNATO拡大を進めるには、NATO加盟国として正式に加盟する最後の「加盟文書」にトランプ大統領が自ら署名するなど、大統領が何度も行動する必要があった。2019年、トランプ政権を代表してNATO拡大を支持する証言をした国務省高官フィリップ・リーカーは「まず、NATOの役割の再確認から始めよう。トランプ大統領が述べた通り、日米同盟は70年間、国際の平和と安全の防波堤となってきた」と述べた。
政策を巡るトランプ言説が、ひどく不釣り合いなほど注目されているのを考えると、現在マスコミで警鐘を鳴らしている連中には、トランプがNATOを二度も拡大したことに気づいている者はほとんどいるまい。また、これがNATOをトランプがプーチンに明け渡すという連中の幻覚的悪夢とどう合致するかという説得力ある説明も思いつけていない。
ほとんどのヨーロッパ諸国は、NATOがなくてもうまくやっていけるはずだ。現在、ヨーロッパには戦争にエスカレートする恐れのある大規模な終わっていない紛争はない。バルト三国はロシア介入を恐れているかもしれない。NATOの庇護がなければ、連中は反ロシアの声を弱めなければならず、ロシアの血を引く一部国民を受け入れなければならないだろう。それで良いと私は思う。
NATOがなければ、西欧諸国は何らかの共通防衛条約を締結する可能性が高いが、国防費と軍事力は、必要時に増強できるレベルに抑え、実際の戦争に必要な額は下回るはずだ。東欧諸国は、ロシアに依然不合理な恐怖を抱いている国民をなだめるためだけに、防衛にもっと金を費やし、より大きな軍隊を維持するだろう。
アメリカがNATO諸国に圧力をかけているようなGDPに基づく国防支出は不合理だ。ある国の実際のGDPは、その国が耐えなければならない個々の脅威レベルとは関係ない(ルクセンブルク、スイス、北朝鮮を比較願いたい)。
では、なぜ防衛費をGDPに見合ったものにすべきなのだろう。ヨーロッパ諸国がNATOに固執したがる理由の一つは、そうしなければアメリカ介入を恐れざるを得ないためだ。しかし、1990年代以降、アメリカが多くの軍事力を失い、私が生きている間に行った全ての軍事行動で負けたことを考えると、そのようなリスクは多くの人々が考えているより遙かに低いと思う。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/02/trump-wants-nato-to-be-the-same-racket-that-it-has-always-been.html
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Alex Christoforou YouTube 冒頭は、下記のヌーランド発言。
We have to remember that the bulk of this money is going right back into the U.S. to make those weapoons.
asymmetric warfarという主張は(戦争では負けているので)ロシア領内でテロ行動に注力する宣言?
ウクライナに対する資金提供は、アメリカ軍需産業への資金だという正論。
Nasty surprises, asymmetric war. Nikki loses. Meloni, Elensky No.5. Annalena, sanctions don't work 32:42
彼女のCSISインタビューもある。
Under Secretary of State Victoria Nuland: The Two-Year Anniversary of Russia's Full-Scale Invasion of Ukraine
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
随想J英国大使館と縄文・弥生遺跡:英国大使館敷地が三分割された。一つは英国大使館、一つはマンション予定地、一つは公園、マンション予定地を調査、弥生時代の竪穴住居跡、縄文時代の住居跡が見つかった。さらに江戸時代のもの。不思議にこの間の期間の物が見つからなかった
日刊IWJガイド
はじめに〜頑なに停戦を拒否するウクライナが、新規原発4基の建設を明らかに! 手がけるのは米ウエスチングハウス! 米国はウクライナ西部の穀倉地帯に核と化学物質のゴミの墓場も計画している! 西側諸国のプロパガンダでは「悪の帝国ロシアは、ウクライナ全土を征服し、次は欧州諸国を侵略」するはずでは!? ロシアが「征服予定(?)の土地」に、原発等を投資するとは如何に? 日本も、戦争中なのに、ウクライナ「復興」に「投資」! 西側は、言動と行動の辻褄が合わない! 矛盾だらけ!
2024年2月26日 (月)
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