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米国政府の指揮下、戦場で敗北したウクライナはゲリラ戦へ移行する動き
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402080000/
2024.02.08 櫻井ジャーナル
ウクライナの国会議員、つまりウォロディミル・ゼレンスキー大統領の仲間は2月6日、バレリー・ザルジニー最高司令官を数日中に解任する計画があると主張した。
ザルジニーが11月1日付けエコノミスト誌に自分の意見を掲載、戦闘が「膠着状態」にあると説明してからゼレンスキーとザルジニーの対立が話題になり始めた。ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと言われているが、同誌はがイギリス支配層と深く結びついていることから、イギリス支配層がゼレンスキー大統領からザルジニー司令官へ乗り換えようとしているのではないかとする推測が流れ始めたのだ。ウクライナの勝利を主張してきたゼレンスキーはザルジニーの膠着発言に反発したようだが、ウクライナ軍の実態は壊滅状態だ。
イギリスのベン・ウォレス前英国防相は10月1日、戦場で戦うウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているとテレグラフ紙に寄稿した記事の中で指摘、「ゼレンスキーの戦争」が期待通りに進んでいないことを明らかにした。前線で戦う兵士の平均年齢は42歳だと言われ、50歳代や60歳代の兵士もいることになる。ロシア軍の兵士によると、戦場で妊婦のウクライナ兵を見つけたという。
そうした中、ゼレンスキー大統領はザルジニーに対し、ヨーロッパ諸国の大使になるという条件で辞任を求め、拒否されたと言われているのだが、4日に大統領は最高司令官を交代する意向だとことを認めた。アレクセイ・ゴンチャレンコ議員によると、ザルジニーだけでなく、彼の側近も解任するという。
ゼレンスキーがザルジニーにしようと考えているのはGUR(国防省情報総局)のキリーロ・ブダノフ総局長だと言われている。昨年5月、ロシア人の暗殺を主張していると伝えられた人物だが、軍事的な訓練は受けていない。すでにウクライナ軍が壊滅状態だということもあり、ブダノフが軍を指揮するようになった場合、ロシア国内を含む前線の後方における破壊活動を展開するかもしれない。
ゼレンスキー政権内で対立が生じている中、1月31日にビクトリア・ヌランド国務次官がキエフへ入った。ゼレンスキー大統領に何を言ったのか不明だが、平和的な内容でなかったことは間違い無いだろう。彼女がキエフ入りした目的はウクライナ政府をアメリカの支配下に置くことにあり、戦争から反乱へ移行する際には彼女が舵取りすることになると推測する人もいる。
反乱を想定しているとするなら、ブダノフは適任なのかもしれない。すでに偽装帰順している工作員部隊が存在している可能性もある。何らかのタイミングでそうした部隊を蜂起させてロシアを不安定化させ、ウクライナを反ロシア感情を沸騰させる大釜にしようとするだろう。
こうした作戦をアメリカやイギリスの情報機関は第2次世界大戦の終盤に立てている。ドイツの敗北が決定的になるとイギリスのSOEはアメリカのOSSと共同でゲリラ戦部隊「ジェドバラ」をフランスで編成。この部隊は大戦後に軍の特殊部隊や極秘の破壊工作部隊OPCになる。このOPCは1950年にCIAへ吸収され、2年後にはOPCが中心になってCIAの破壊工作担当部署の計画局が作られた。その際、CIAへ副長官として乗り込んできたのがアレン・ダレスにほかならない。
大戦後、アメリカはヨーロッパを支配する仕組みとしてNATOを創設する。その前に編成していたジェドバラ人脈を使った秘密部隊がNATOの内部へ入り込む。イタリアでは1960年代から80年代にかけて爆弾テロや要人暗殺、クーデター計画などが続くが、そうした工作を行っていたのはイタリアにおけるNATOの秘密部隊「グラディオ」だ。ソ連軍が侵攻して来なかったため、アメリカやイギリスの情報機関はヨーロッパを支配するために秘密部隊のネットワークを使ってきた。現在、ウクライナのネオ・ナチもそのネットワークに含まれていると言われている。ザルジニーもネオ・ナチと友好的な関係にあり、その部隊を最前線には投入していないという。つまりネオ・ナチを温存している。
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