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捕虜交換に向かう輸送機を撃墜したのはパトリオットで、米兵が関与した可能性
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202402030000/
2024.02.03 櫻井ジャーナル
捕虜交換に向かう途中のウクライナ兵65名を乗せたロシア軍の輸送機を1月24日に撃墜したのはウクライナ軍のPatriot PAC-3ミサイルだったことが確認された。このシステムをウクライナ軍は扱えないはずで、アメリカ兵が撃ち落とした可能性が出てきた。この問題は尾を引くだろう。
ジャーナリストのシーモア・ハーシュによると、捕虜の交換は何週間も前から行われている。協議は両国の大統領であるウラジミル・プーチンとウォロディミル・ゼレンスキーではなく、軍のトップであるロシアのワレリー・ゲラシモフ参謀総長とウクライナのバレリー・ザルジニー最高司令官によって進められたという。そのザルジニーをゼレンスキーは解任しようと試み、失敗したと言われている。
本ブログでも繰り返し書いていることだが、ザルジニーは11月1日付けエコノミスト誌に意見を掲載、イギリスの支配層がウォロディミル・ゼレンスキー大統領からザルジニー司令官へ乗り換えようとしているのではないかと噂された。
ゼレンスキーはイギリスの対外情報機関MI6のエージェントだと言われているが、同国の支配層は彼に見切りをつけた可能性がある。現在、ゼレンスキーを支えているのはジョー・バイデン米大統領の周辺だと言われている。
そのバイデンが副大統領を務めていたバラク・オバマ政権で国務次官補を務め、2013年11月から14年2月にかけてキエフで実行されたクーデターの際、現地に入って指揮していたビクトリア・ヌランド国務次官は1月31日にまたキエフへ入った。
ヌランドのキエフ入りに合わせ、ウクラニア軍は無人機で黒海艦隊に所属する艦船を破壊。1989年建造、排水量493トンのイワノベッツだ。ちなみに、自衛隊で大きさが近い艦船は基準排水量690トンの「あわじ」型掃海艦であり、「ヘリコプター搭載護衛艦」とされる「いずも」は1万9500トンに達する。つまりイワノベッツの破壊は軍事的に意味はなく、ロシア軍の報復を誘発するだけだ。
そのロシア軍はウクライナ軍の兵站を徹底的に叩いてきたが、近いうちに本格的な攻勢を始める可能性がある。ザルジニーは「膠着状態」にあると主張しているが、実際は壊滅状態だ。それでもゼレンスキーが戦闘を止められないのは、それが彼やその周辺の破滅を意味するからに他ならない。
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