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繁栄の守護神作戦は人種差別放火魔
2023年12月22日
Simon Chege Ndiritu
New Eastern Outlook
背景
国連の停戦決議を破壊するためのアメリカの取り組みのせいで、パートナーのイスラエルを利用したアメリカの対ガザ作戦が2ヶ月半続く中、イエメンのフーシ派に対する繁栄の守護者作戦をロイド・オースティン国防長官が発表し、説明できない、放火魔にたとえられる、戦争に対するアメリカの愛情を証明した。戦争に飽き足らずに、イスラエルがパレスチナ人にしているのと同じように既に最悪の人道的惨事に陥っている貧しい無防備なイエメン人に、快適な艦船や航空機からアメリカが爆弾や弾丸を放ち始めるのも時間の問題かもしれない。人々を殺す無意味な戦争を始めるのは、アメリカがこれまで使った中で最高の金だと言うためリンゼイ・グラハムが立ち上がりさえするかもしれない。アメリカ率いる対中東戦争という第二戦線の可能性は、イスラエル船舶が紅海を自由に航行するように、ガザの「航行の自由」をアメリカ実行すれば回避できるはずだ。フーシ派の合理的な要求を示すのではなく、フーシ派の行動と、それが世界貿易に及ぼす影響を欧米の主流マスコミが増幅する中、戦争の機運が高まっている。12月17日から20日にかけて、アメリカとイスラエルが国際法を尊重し、ガザの人々に食料と医薬品の供給を認めろというフーシ派の要求を欧米マスコミは無視した。国際貿易を混乱させているフーシ派無人機をアメリカが迎撃したとCNNは報じただけだった。彼らの攻撃は、ガザへの食料と医薬品の搬入を認めるようイスラエルに圧力をかけることを意図していたとフーシ派が主張しているとCNNがさりげなく報じただけだ。食料や医薬品がガザの人々に届くのを阻止するため、アメリカが戦争をするのをCNNは認めるのだろうか? アメリカが奉じると主張する航行の自由や国際法はどうなるのだろう? アメリカとイスラエルがガザを虐殺する前、これらの攻撃はなかった現実を一体なぜCNNが無視するのか不思議に思う人もいるだろうが、イスラエルがガザを封鎖するのをアメリカは支援し続け、戦争で疲弊したパレスチナ人が食料や医薬品を手に入れるのを不可能にし、フーシ派の反撃を強いている。今やアメリカはフーシ派の行動を、2019年以来望んでいた海軍連合をまとめる口実にしている(こちら)。
欧米が強制する東の「繁栄」
イギリス、カナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペインなど、アメリカが率いる「繁栄の守護者作戦」に参加している国々は、パレスチナ人の自由やイエメン人の平和を含まず、自分たちだけの「繁栄」をこの地域で強行したいと考えている。バーレーンとセーシェル(どちらも象徴的な役割を担っている)を除けば、これら参加国は紅海から何千キロ、何百キロも離れた場所にいるが、自国海岸に接する海で、イエメンは防衛に無関心だと思い込んでいる。彼らの視点は、アメリカと同盟諸国による攻撃にさらされているパレスチナ人やイエメン人に対してこれまでそうだったように、あらゆる資源の支配権を欧米列強に与え、現地人集団には屈辱を与えるため利用するのを正当化する植民地主義的視点を明らかにしている(こことここ)。2023年12月18日のロイド・オースティン(戦争)国防長官声明が指摘する通り、同盟諸国がこれらの権利を他の国々には拒否するのをアメリカは可能にし続けながら、欧米-リベラル-秩序が必要とするものは全て「国際的権利と自由」になるのだ。
最近のイエメンから発するフーシ派の無謀な攻撃のエスカレーションは商業の自由な流れを脅かし、無辜の船員を危険にさらし、国際法に違反している。紅海は、航行の自由にとって不可欠な重要な水路で、国際貿易を促進する主要な商業回廊だ。
重要なのは非パレスチナ人船員と通商だけ
フーシ派の行動が、罪のない船員の命、商業の自由な流れ、国際法をいかに危険にさらしているかオースティンは詳述しながら、イスラエルがパレスチナ人の権利を侵害しているの三つの例を無視した。例えば、2022年7月、ボートに乗った5人のパレスチナ人がガザ海岸で漁業をしていたところ、イスラエル国防軍から発砲された(こちら)。これとは別に、イスラエル国防軍は、ガザに物資を運ぶ船舶を沈没させてパレスチナの通商を妨害したが、これは国際法違反だ(こちら)。それゆえ、アメリカは偽善的に、船員と通商の安全を実施すると称しているが、パレスチナ人に対し同様の権利をイスラエル国防軍が侵害するのを許している。アメリカとイギリスの歪んだ論理によれば、地中海との歴史的・地理的接触から生じる権利をパレスチナ人は享受すべきでないのだ。同様に、アメリカは、イランの兵器だという口実で、イエメンに送られる物資を差し押さえ、サウジアラビアに爆弾を提供し続け、無辜の民間人や学童を殺害する標的データを提供した(こちら)。それゆえ国際法や航行の自由実施にアメリカは関心がなく、偏狭な植民地主義の思惑推進に関心があるのは明らかだ。
もしガザの人々のために国際法と航行の自由を実施する意思がアメリカにあるなら、アメリカ率いる作戦は不要だったはずだ。フーシ派作戦が始まり、イスラエルと関係する船舶を拿捕し、後に攻撃して以来、フーシ派は、ガザの無力なパレスチナ人に食料と医薬品を届けるという非常に単純な条件を要求している。アメリカが「貴重な」航行の自由と国際法を平等に実施していれば、この組織は決してこれら条件を課すことはなかったはずだ。だが繁栄の守護者作戦の人種差別主義参加諸国や家臣連中は、ガザ人やイエメン人に対し中世風封鎖を行っても構わないと考えており、連中の不合理な信念のため世界を戦争に巻き込むのを厭わない。
狭量な狙いを推進するため世界を騙す
狭量な狙いを人類の利益として偽装してきた長い歴史がイギリスとアメリカにはある。現在の紅海状況と、イギリスとフランスがイスラエルにエジプトを攻撃させ、その資源、つまりスエズ運河から利益を得るのを阻止した1956年のスエズ運河危機との間には著しい類似性がある。通過する貿易の85%がイギリスに属するのを理由に、エジプトが開通する予定の運河を各国に防衛させると称してイギリスは国際会議を招集した。(こちら)現在、フーシ派攻撃は無差別だとアメリカは世界を欺いているが、攻撃は主にイスラエルを狙うものなのだから不正確だ。イスラエルにガザ封鎖を解除させ、そうすればイスラエルを出入りする船舶は今後紅海を自由に航行できるという合理的な選択肢をアメリカは隠そうとしている。それどころかアメリカと西側諸国は、イスラエルに国際法を守らせるより、むしろ世界大戦を始めたがっている。中東で新たな戦争を始めようとしているアメリカの熱狂は、放火魔としか言いようがない。
本格的放火魔
アメリカがあちこちで引き起こす殺戮や破壊を他の国々が応援していないのに、他国に対する戦争を国会議員やマスコミ関係者を含むアメリカ支配層は繰り返し企てている。人命の遺憾な損失を避けるため、世界の国々がガザでの停戦を固唾を呑んで待つ中、国連のあらゆる和平プロセスにアメリカは拒否権を行使し、ロイド・オースティンは新たな軍事作戦を発表したばかりだ。だからガザでの死と破壊はジョー・バイデンにとって問題ではなく、オバマ政権下で国家安全保障会議高官を務めたセルドウィッツの言葉を借りれば、イスラエルに殺された赤ん坊4000人では不十分なのだ。国際法が全ての人に平等に適用され、アメリカ率いる無意味な戦争が不要になるのは一体いつのことだろう。
Simon Chege Ndirituはアフリカ出身の政治評論家、調査分析専門家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のURL:https://journal-neo.su/2023/12/22/operation-prosperity-guardian-shows-racism-and-pyromania/
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Scott Ritter 深刻な打撃を受けたイスラエル軍、ガザから逃亡。
5,000 IDF permanently disabled, Israel flees Gaza in fear 33:15
デモクラシー・ナウ Democracy Now! アメリカ大手労組さえ停戦要求。
大手労組にはCIAが潜入して労組に帝国主義侵略を支援させているはずだろうに。
一方、日本では原発や軍需企業労組を含む、戦争推進連合が与党と結託。
Labor Demands a Ceasefire: UAW, Electrical & Postal Workers Call for Israel’s Assault on Gaza to End
December 26, 2023
東京新聞 朝刊 国際・総合面
米、155ミリ砲弾売却へ
イスラエル支援 ハマスは反発
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
安倍派はなぜ、狙われたのか…裏金問題発生以降にあった大きな政策変更、パトリオットを米国に輸出、間接的にウクライナへ供給。安倍派無傷の時できるか。安倍派実質オーナーの森元首相は@ロシアは負けない、Aウクライナ支援にのめりこんで日本の国益になるのかと発言。その中できない。
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2023年12月31日 (日)
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