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No. 2009 パレスチナの虐殺を止めよ
投稿日時: 2023年12月19日
Stop the Slaughter in Palestine
by Eric Margolis
パレスチナ人は中東の砂になった。どうしてこうなったのか?彼らはどこから来たのだろう?
どこからでもない、とイスラエルの故ゴルダ・メイア首相は言った。彼女はパレスチナ人など存在せず、人間の漂流物に過ぎないと主張した。ロシアはキエフのユダヤ人家庭に生まれたゴルダ・マボビッチの言葉としては、かなり恵まれた話だ。
では、イスラエル軍の爆撃でこれまでに1万5000人が死亡し、その半数が子どもたちであるガザ周辺で、イスラエル軍による恐ろしい包囲下にあるパレスチナ人はどこから来たのだろうか?このパレスチナ人たちは、パレスチナの隣のガリラヤからやってきた。彼らは難民三世なのだ。
1950年代初め、ジャーナリストであり講師でもあった私の母は、米国の新聞社や国務省の後援でパレスチナに渡った。
建国されたばかりのイスラエルの公式見解は、パレスチナ、とりわけ肥沃なガリラヤ地方は、「土地なき民(ユダヤ人移民を意味する)のための、人のいない土地」であるというものだった。
母は、何十万人ものパレスチナ難民がブリキ缶や段ボール箱で作った小屋に住んでいるのを見つけた。外国の援助機関や国連が建てたテントもあった。厳しい寒さの中、難民たちは身を寄せ合っていた。多くの難民は餓死寸前だった。
医師や医療関係者はわずかしかおらず、病院もなかった。東ヨーロッパからユダヤ人入植者が押し寄せ、耕作可能な土地をすべて奪っていった。アメリカはこれらの入植者に資金を提供していた。アメリカからイスラエルへの寄付は、ほとんどが税控除の対象になっていた。プロパガンダ本『エクソダス』(1958年)とそれに続く映画(1960年)は、パレスチナの土地接収への道を開いた。
パレスチナ人が所有する土地に大イスラエルを建設することに異議を唱える人々は、米国では悪意を持って攻撃された。私の母が執筆していた新聞は沈黙に追い込まれた。新聞社は、パレスチナに関する母の著作や講演を削除しなければ、重要な広告主からボイコットを受けると脅されたのである。
さらに悪いことに、親イスラエルの支持者たちが、ニューヨークの私たちの家のドアを叩き、母や私の顔に酸をなげかけ、殺害予告をした。戦争が終わって間もない頃でホロコースト後の感情はまだ生々しかった。
母は結局、私が酸で失明するという脅迫におびえて沈黙を守るようになった。彼女はパレスチナ人の悲惨な運命を暴露することを諦めざるを得なかったのだ。一方、東ヨーロッパからユダヤ人や非ユダヤ人がパレスチナに流入し、アラブ人が所有する土地を収奪し続けた。通常、彼らはイスラエル政府やアメリカのシオニスト組織からの援助を受けていた。
今年、イスラエルの新しい強権的な連立政権が誕生すると、その最初の行動のひとつはガリラヤでの民族浄化を継続し、ガザとの国境にある入植地をさらに拡大すると宣言することだった。イスラエルの偉大なコラムニスト、故ウリ・アヴネリが「ユダヤ人ファシスト」と呼んだ新たに力を得た強権的な右派は、ガザとそこに住む200万人のアラブ系住民にも目を向けていた。それがハマスによるガザ攻撃の導火線となった。皮肉なことに、ハマスの設立は、故ヤセル・アラファト率いるパレスチナ解放機構(PLO)を分裂させるためにイスラエルが支援し、資金を提供したものだった。
イスラエルの極右勢力は、大統領や国務長官を含むバイデン政権をほぼ完全に掌握している。議会は、オバマ大統領を冷遇する一方で、ネタニヤフに拍手を送るために立ち上がった。税金控除の対象となるアメリカの寄付金と、イスラエルへの年間55億ドルを超える表向きと秘密の援助(ウクライナがアメリカの主要な資金受領国になる以前)、それにウクライナへの同様の援助がアメリカの外交政策の掌握を可能にしている。このようなアメリカの政策と資金の誘拐に抗議する少数のメディア批評家は、無視されるか、傍観されるか、ブラックリストに載せられた。
衝撃的な例として、私は200万ドルで大手テレビ局の公共ニュースネットワークから『買収』された。
ビッグ6のニュースメディアに頼っているアメリカ人は、イスラエルの強力なプロパガンダ・マシンが用意したデータを受け取っている。だからフランス、イタリア、スペインの中東ニュースはまったく異なるのだ。かつては独立志向が強かったイギリスのBBCでさえ、いまやイスラエルの言いなりになっている。その一方で、イラクにおけるアメリカの戦争犯罪を暴いた男、ジュリアン・アサンジは、イギリスの最高警備刑務所で朽ち果てようとしている。有名な『報道の自由』など、どこにもないのだ。
https://www.unz.com/emargolis/stop-the-slaughter-in-palestine/
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