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超人主義の欧米支配者を後ろ盾にするイスラエルがガザにAIロボット兵器を投入へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310310000/
2023.10.31 櫻井ジャーナル
イスラエルはガザに対する攻撃にAI(人工知能)を搭載したロボット兵器を投入すると言われている。すでに空中を飛行、水中を航行するロボット兵器は実用化されているが、さらに進化させたものだ。その先には「超人兵士」の構想もあるという。
将来的には装具で兵士の戦闘能力を高めるだけでなく、遺伝子操作を利用して「超人」を作り出すということも考えているようだ。AIをナノテクノロジー、バイオテクノロジー、情報技術、認知科学と融合、自然の摂理を否定し、「トランスヒューマニズム(超人主義)」の世界を築こうとしているとも言える。
現在、西側巨大資本の広報的な役割を果たしているWEF(世界経済フォーラム)はクラウス・シュワブによって創設された。そのシュワブは2016年1月、スイスのテレビ番組マイクロチップ化されたデジタルIDについて話している。最終的にはコンピュータ・システムと人間を連結する、つまり人間をコンピュータの端末にするというのだ。
シュワブの顧問を務めているユバル・ノア・ハラリはAIによって「不要な人間」が生み出されると見通しているが、相当数の兵士もロボットにすげ替えらるつもりなのだろう。
かつてイギリスではエンクロージャーによって共有地などが私有化され、農民は土地を追われた。生きる術を失った農民は浮浪者や賃金労働者、仕事がなければ失業者になった。19世紀のイギリスで労働者の置かれた状況は劣悪で、その実態はフリードリヒ・エンゲルスの報告『イギリスにおける労働者階級の状態』やチャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』などを読んでもわかる。
ロンドンのイースト・エンドで労働者の集会に参加したセシル・ローズは「パンを!パンを!」という声を聞く。その状態を放置すれば内乱になると懸念、植民地を建設して移住させなければならないと考えたようだ。つまり、社会問題を解決する最善の方法は帝国主義だというわけである。(レーニン著、宇高基輔訳『帝国主義』岩波書店、1956年)
セシル・ローズたちイギリスの支配者はトーマス・マルサスの人口論やフランシス・ゴルトンの優生学から影響を受けていた。ゴルトンによると、「遺伝的価値の高い者を増やし、遺伝的価値の低い者を減らす」ことで社会を改善できるというのだ。
そうした思想はアメリカの支配層を魅了し、優生学運動はカーネギー研究所、ロックフェラー財団、ハリマン家のマリー・ハリマンといった富豪から支援を受けた。そうした運動に感銘を受け、自国で実践したのがアドルフ・ヒトラーにほかならない。
現在でもアメリカやイギリスの富豪たちは人口を削減するべきだと主張している。マイクロソフトを創設したビル・ゲイツは2009年5月、マンハッタンで富豪たちを密かに集め、会合を開いている。
集まった場所はロックフェラー大学の学長だったポール・ナースの自宅。参加者にはデビッド・ロックフェラー・ジュニア、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、マイケル・ブルームバーグ、テッド・ターナー、オプラ・ウィンフリーも含まれている。その参加者は「過剰な人口」が優先課題であることに同意した。
テッド・ターナーは会合の前年、2008年の4月にチャーリー・ローズの番組に出演し、そこで人口が問題だと主張している。人が多すぎるから環境問題も起こるというのだ。ターナーは1996年に「理想的」な人口を2億2500万人から3億人だと主張したが、2008年にはテンプル大学で20億人に修正している。
ゲイツも人口を削減するべきだと発言している。2010年2月に行われたTEDでの講演では、ワクチンの開発、健康管理、医療サービスで人口を10〜15%減らせると語っている。「COVID-19ワクチン」で人口は減っているようだが、これは古典的な意味でのワクチンではなく、遺伝子操作薬だ。
ガザでの戦闘は欧米支配層の人口削減プランと結びついている。そうした人びとの先祖が築いた旧帝国主義国は現在、新帝国主義国として「グローバル・サウス」を搾取している。ガザに対するイスラエル軍の攻撃が激しくなると、そうした搾取への怒りがパレスチナ人への連帯という形になって現れた。人口を減らしたい5%の支配者と生き残ろうとしている95%の人間の戦いとも言える。
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