http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/871.html
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https://mainichi.jp/articles/20240110/k00/00m/040/225000c
能登半島地震の発災から10日が経過し、やっと広域避難の動きが出てきた。
遅いのか、遅くはないのか、・・・今はそのことを問うまい。
希望者が全員、インフラの安定した場所に避難出来ることを見守るしかない。
被災した人たちが、一時の安らぎを得ても、此の先のご苦労を考えたら、言葉も無い。
被災住民の救助、救援活動の混乱に隠れてしまう傾向になるのは仕方がないことかもしれないが、志賀原発の被災状況に関して、北陸電の情報発信が、その質、量、ともに足りないことに加えて、原子力規制委会の動きが気になってしまう。
岸田首相の口からも、志賀原発の被災状況について語られることも無い。
新聞報道を読んで思った。
何じゃ?。
なんか、変じゃないですか?
この違和感、どこからくるんだろう。・・・と。
原子力規制委員、各氏の発言。
「発電所内の設備はもっと強くてもいいのではないか」(毎日新聞)
「志賀の変圧器故障は原因をきちっと解明してもらう必要がある」(共同通信)
「リアルタイムで把握できないのは大きな問題。航空機やドローンをすぐ使えるよう機動性を高めておくことが重要だ」(共同通信)
もう、ボケてんじゃないのか?。
失礼、もとい。ピンボケしてるんじゃないのか?。
このこと一つ取っても、原子力規制委員会が、常日頃から「電力会社様への気遣い」を怠っていない様子をうかがうことが出来ようか。
怠ってはいけないのは、「電力会社への監視」だと思っていたんだが。
以下記事の抜粋。
能登半島地震で北陸電力志賀原発(石川県、停止中)の変圧器が破損したトラブルについて、原子力規制委員会は10日、原因の究明を北陸電に求めることを決めた。破損により外部電源の一部が使えなくなっており、安全性への影響が大きいと判断した。・・・
・・・
・・・規制委によると、1日の地震で志賀原発では震度5弱を観測。揺れの加速度が最大の想定(基準地震動)を一部わずかに上回った。
安全上重要な設備に異常はなかったが、変圧器が破損して大量の油が漏れた。この影響で一部の外部電源が使えないままだ。
原発の新規制基準では、変圧器の耐震設計は3段階あるクラスで最も低い。しかしこの日の定例会では、震度5弱の揺れで破損したことを疑問視し「発電所内の設備はもっと強くてもいいのではないか」と指摘が相次いだ。【土谷純一】
記事の抜粋はここまで。
「発電所内の設備はもっと強くてもいいのではないか」(毎日新聞)
この言い方では、「強くしても困らないのではないか」と言っているんだよね。
すなわち、要求する強度を強くしても、「電力会社様」は困らないんじゃないかと。
そして、指摘が相次いだというのは、目を見つめ合って皆さん頷いた・・・。
コスト優先、電力会社の利益優先の姿勢が、図らずも露見したということなのか。
住民の安全、国民の安全を第一に考えて発言すれば、
「発電所内の設備は、もっと、もっと、もっと、強くしなければならないのではないか」
となって然るべきだろう。
「志賀の変圧器故障は原因をきちっと解明してもらう必要がある」(共同通信)
(https://nordot.app/1117657161317990847)
これは山中伸介委員長の言葉ということだ。
伸ちゃん、それは拙いわ。
毎日新聞他、全ての報道で「変圧器が破損」と表現している。
一般市民でさえ、車の故障と車の破損は区別している。
つまり、日本では「故障」と「破損」は機器が動作しなくなる現象が同じであっても、その原因は全く異なることを理解して、使い分けているってことさ。
原子力規制委員長がそのことを知らない筈がないとすれば、この表現はどうしたものか。
まるで、「変圧器の偶発故障にしてね」と、「電力会社様」へ送ったサインのごとし。
ちなみに、
「故障」とは、機械の一部に問題が起きて正常に機能しなくなること。
「破損」とは、器物が傷つけられ壊れてしまうこと。
やっぱり、全く違うわ。
「リアルタイムで把握できないのは大きな問題。航空機やドローンをすぐ使えるよう機動性を高めておくことが重要だ」(共同通信)
(https://nordot.app/1117657161317990847)
今まさに、
外部電源の一部が使えなくなっている。
原発周辺の放射線監視装置の一部が測定できなくなっている。
原発の安全性が、地震の一撃で極めて脆弱になってしまっている今、その事実を前にしての議論がこれかい?
原子力規制委員会としては、真っ先に、追加の外部電源の構築、追加の放射線監視装置の設置を要求し、実行を促すべきではないのか。
何故なら、既に規制基準を満たしていないのだろうから。
当然、次に起きるかもしれない地震に対しての備えを最優先すべきなのは言うまでもない。
テレビでは、向こう一か月くらいは震度7相当の地震に気を付けるようにと、注意喚起しているというのに。・・・
この齟齬は理解に苦しむ。
「電力会社様」あっての「原子力規制委員会」としては、やはり無理なのかな。
「原子力規制・・・」の看板は下ろした方がいいのでは?
もう一つ気になることがある。
「・・・1日の地震で志賀原発では震度5弱を観測。揺れの加速度が最大の想定(基準地震動)を一部わずかに上回った。・・・」
震度5弱の地震で「想定を上回った」と臆面もなく言う。
どんな想定をしていたんじゃい?
結果は、
使用済み燃料プールの水が大量に溢れる、冷却ポンプが一時停止する、複数の変圧器付近で配管の破損による大量の油漏れがあり、その影響で外部電源の一部系統が使用不能になるなどかなりの異常が発生した。
まさに「危機一髪」。
幸運にも、メルトダウンという事態に至ることは避けられた・・・。
危ないところだったね・・・。
巷で普通に会話をすればそうなる。
原子力規制委員会はこれまでの規制基準の甘さを「間違い」と反省するなら、その「間違った規制基準」で稼働を認めてきた今現在稼働している原発を「すべて即時停止」を命令するぐらいの危機感を持たんかい!。
ところで、林官房長官が報告していた志賀原発の「火災」の調査は済んだのかな〜。
調査していなければ、なんか、変じゃないですか?
「火災調査規程」が訓令で出ていたと思うけど。
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