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自民党裏金キックバック騒動で露呈した安倍晋三の正体【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2522128/
2023.12.13 適菜 収 だから何度も言ったのに 第53回 BEST TiMES
令和の大疑獄事件に発展している「安倍派」裏金キックバック問題=B安倍晋三亡き後、次々と露わになる「国家の私物化」の実態。政財界から言論・マスコミ界まで、うみを出しきることはできるのか? 「日本人の道徳心−−−お天道さまが見ている」なんて言ってられるのか? 『日本人は豚になる 三島由紀夫の予言』(KKベストセラーズ)の著者適菜収氏の「だから何度も言ったのに」第53回。
12月12日、衆院本会議で松野博一官房長官の不信任案が否決。その瞬間、思わず笑みをこぼしながら起立し議場に頭を下げた。
■政治資金パンティー
今回の裏金問題は、悪党による国家の私物化という問題の一環である。
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月刊「マスコミ市民」編集委員の「m TAKANO」氏が、《安倍晋三という世襲政治家は、本当に日本という民主主義国の根幹をめちゃめちゃにしようとしたことを改めて思い出す。もしもあの時、検察庁法が改悪され黒川検事総長が誕生していたら、裏金作りの疑惑は表沙汰にはならなかったのではないか。準司法機関である検察の独立が保たれることの意義は大きい》とツイートしていた。これは本当にそのとおり。安倍は政権からの独立性が求められる機関を次々と支配下に置いていった。日銀、最高裁判事、NHK会長の人事……。検察庁の人事にまで介入しようとしていた。今回の裏金問題の発覚により、日本は首の皮一枚でつながったところもある。まだ、油断はできないが。
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西村康稔は「うみがあれば出す」、河野太郎は「きちんとうみを出し切ることが大事だ」などと言っていたが、自民党自体がうみなのだから、更迭や議員辞職といった小手先の対応では意味がない。早急に下野、あるいは解党を。
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今回の事件の最初の印象については、「哲学系ゆーちゅーばーじゅんちゃん」の番組でまとめて喋っておきました。タイトルは「自民党裏金騒動が話題の今忘れてはいけないこと」です。リンクを貼っておきます。https://www.youtube.com/watch?v=1pV8f8P76iY
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結局、日本の中枢に泥棒が食い込んでいたという話。自民党はすでに制御不能になっているが、岸田文雄は「来年秋に今の健康保険証を廃止」「総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかの変わりもない」と言い出している。火事場泥棒そのもの。
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パンティー関連で逮捕された自民党国会対策委員長の高木毅が、今度はパーティー関連で逮捕される可能性も出てきた。なお、高木の手口は巧妙だ。報道によれば高木は単に出来心でパンツを盗んだのではない。合鍵をつくって女性宅に忍び込み下着を物色中、警察に踏み込まれたのだ。目撃者によると、その際、白い手袋をつけていたという。要するにプロの犯行。高木が事件を起こしたのは三〇を過ぎてからであり若気の至りなどではない。
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一度でいいから見てみたい。高木がパンツを隠すとこ。歌丸です。
■安倍礼賛カルトの末路
「安倍晋三という社会のダニを野放しにしておくと日本が壊れる」と、私は昔からほぼ毎週のようにくどいほど言ってきたのにね。本当に、この連載のタイトル通り。「だから何度も言ったのに」。
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東京五輪に関し、安倍から「五輪招致は必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す」「官房機密費もあるから」と告げられたとする証言(その後、説明は二転三転)や、広島の大規模買収事件などもそうだが、安倍周辺では不自然なカネの動きが多すぎた。なお、河井克行は現金を配るとき「これ、総理から」「安倍さんから」と口にしていたという。現金を受け取った繁政秀子町議は「(自民党支部の女性部長に就いており)安倍さんの名前を聞き、断れなかった。すごく嫌だったが、聞いたから受けた」と振り返っている(「中国新聞デジタル」2020年6月25日)。
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今後は、安倍周辺一味だけではなく、安倍を礼賛していたエセ保守界隈、カルト月刊誌、アホメディアの責任も追及すべき。連中によりバカが誘導され、日本を大きく傾けた。政権交代後は「WiLL Hanada 正論」の研究をプロジェクトを組んでやったほうがいい。日本が劣化していった理由を考える上で、学術的資料にもなる。
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お馴染み「産経新聞」では最近、こんなことがあった。「今村裕の一筆両断 こんなに劣化したのか? 日本人の道徳心――お天道さまが見ている」という記事。産経新聞によると、「当記事は、作家・百田尚樹氏から『盗作』との指摘を受けました。筆者本人も文章を書き写したことを認めており、記事を取り消します」とのこと。盗作疑惑のあるコピペ作家から盗作するというのもすごすぎる。「こんなに劣化したのか? 日本人の道徳心――お天道さまが見ている」というタイトルも、産経新聞にはお笑いの神がついているようにしか思えない。
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神といえば、安倍の神格化を始めた元NHKの岩田明子。今度は「安倍晋三元首相が初めて派閥領袖に就任した2021年11月より前から同派の悪習は続いており、それを知った安倍氏は激怒し、対応を指示していたという」などと言い出した。どこからツッコめばいいのかわからないが、岩田は以前「雨が降りがちな地域で予報も雨だったが、安倍氏が現地に到着した瞬間、雲が切れて夜空に満天の星が広がった。梅雨のシーズンに開催された伊勢志摩サミットや、ほかの外遊でも同様のシーンがよく見られた」などとも言っていた。カルトの末路は悲惨だね。
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反日カルトや政商、反社とつながる安倍と周辺一味が、日本を乗っ取ろうとしていたことを、日本人は自覚し反省したほうがいい。これは安全保障の問題でもある。安倍周辺メディアも含めて、腐敗は臨界点にまで達していた。
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「アベガー」という言葉がある。これは主に安倍をアイドル視する情報弱者が、安倍に批判的な人に対し使う言葉。「またアベガーか。いつまで安倍さんを批判しているんだ」などと使う。安倍の漢字の読み間違いを指摘しても「アベガー」と言い出したりするので、汎用性は高い。しかし、現在ネット上ではニュアンスが少し変わってきた。「私はアベガーだったけど、やっぱり正しかった」「アベガーを続けていてよかった」という趣旨のツイートもいくつかあった。この先、ネトウヨの類は、「アベガー」という言葉を使いづらくなるのかもしれない。
文:適菜収
適菜 収 てきな おさむ
1975年山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?」(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(講談社)、中野剛志・中野信子との共著『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』(文春新書)、『遅読術』、『安倍でもわかる政治思想入門』、清水忠史との共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)など著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。https://foomii.com/00171
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