http://www.asyura2.com/23/senkyo292/msg/628.html
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https://www.fnn.jp/articles/-/628753
記事で取り上げられている写真は、決して気持ちのいいものではないが、必見。
是非、上記URLで確認されたい。
これほどまでの大量の死骸は過去にも見たことが無い。
普通の感覚で言えば、「何が起こっているのか?」という「不安」と同時に、やはり原因が分からない「不気味さ」を感じるのは仕方無いのではないか。
そして、地球の反対側から英紙が真っ先に取り上げた。
「・・・日本政府が『核汚染水』を海に放出し始めた3カ月後に起きており、これが地元の生態系を破壊しているのではという臆測を呼んでいます。・・・」
と。
イギリスではやはり「RADIOACTIVE WATER(核汚染水)」と表現しているんだね。
全く「忖度」は無し。
「処理水」なんて呼んで平気な顔をしているのは日本くらいだ・・・恥ずかしいったらありゃしない。
日本人の「真実から目を逸らせる、非科学的な態度」を象徴するような、「欺瞞と詭弁に汚染」された言葉の「代名詞」になりつつある。
以下に記事の抜粋を記す。
函館の海岸に漂着した大量のイワシをめぐって、処理水の放出を結びつける海外報道が拡散。
水産庁が異例のコメントを出すなど、波紋が広がっている。
■英紙は処理水を「核汚染水」と表現も
・・・見つかったのは12月7日の朝だが、海岸には雪をかぶった状態で大量の魚が残されていた。
12日から重機を使った作業が始まったものの、函館市によると1日に40トンの魚を処理しても、打ち上げられたイワシの撤去には15日ほどかかるという。
その余波が続く中、思わぬ形で新たな波紋が広がっている。きっかけとなったのは、イギリスの大衆紙「デイリー・メール」の報道だった。・・・
デイリー・メールのSNSより:
数千トンもの死んだ魚が、日本の北部にある海岸に打ち上げられました。イワシとサバが木曜朝、函館に打ち上げられ、ほぼ1マイルにわたって海岸沿いが異様な銀色で埋め尽くされました。この現象は、日本政府が核汚染水を海に放出し始めた3カ月後に起きており、これが地元の生態系を破壊しているのではという臆測を呼んでいます。
デイリーメールのSNSでは、今回のイワシ大量死と8月から始まった福島第一原発の処理水放出を関連づけるかのような根拠不明の報道がなされていた。
さらにニュースを伝えるにあたって、処理水を「核汚染水(RADIOACTIVE WATER)」と表現。電子版の記事でも、中国や韓国が海洋放出に反対していたことや、処理水のリスクを指摘する団体の主張を含めて報道している。
■「全く根拠が見当たらない理屈」と海洋問題の専門家
根拠不明の憶測に満ちたこの動画は、これまでに150万回以上再生され、「核の魚だ」「カモメすら放射能汚染された魚を食べない」といったコメントも寄せられている。
こうした不安をあおるかのような声の一方、「イワシの大量死は過去15年、何度も世界中で起きているじゃないか」と、冷静な対応を呼び掛ける声も見受けられる。・・・
・・・海洋問題の専門家は、今回のイワシ大量漂着と処理水放出には、全く関係がないと明言する。
東海大学 海洋学部 山田吉彦教授:
福島県の処理水が影響しているということは、全く根拠が見当たらない理屈です。フェイクニュースですね。
処理水はイワシの生態に影響を与えるものではない上、そもそも、福島第一原発周辺の海水が函館周辺に流れ込むことは、海流の関係からまずありえないと指摘。その上で、今回のイワシ漂着についてこう話す。
東海大学 海洋学部 山田吉彦教授:
おそらくイワシを捕食するブリですとか、マグロがイワシの群れに近づいてきたために、逃げ惑いパニックを起こしてしまった。
今回の“フェイク報道”について、水産庁研究指導課は「これらの情報は憂慮する事態で、処理水放出の影響は、モニタリングで問題ないものとなっています。正しい情報の拡散に努めてまいります」とコメントしている。
記事の抜粋はここまで。
FNNの本記事の方がよほど「偏向」気味ではないか。
「フェイク」かどうか、根拠も示さずに「今回の“フェイク報道”について・・・」と断言しているあたりは、公正であるべき報道機関としては如何なのか・・・。
FNNが「フェイク」と断定しているのはどの部分なのか?
@「処理水を「核汚染水」と表現した」ところなのか?
A「・・・この現象は、日本政府が核汚染水を海に放出し始めた3カ月後に起きており、これが地元の生態系を破壊しているのではという臆測を呼んでいます。・・・」と報じたところなのか?
@であるとすれば、「処理水」と呼ぶFNNの方が「フェイク」を垂れ流していると非難される立場だ。
Aなら、「・・・臆測を呼んでいます。」と、大量の死骸を目の当たりにした住民の不安が、その原因の一つに「日本政府が核汚染水を海に放出した」そのことを連想するのは至極当然であり、そのような住民の不安心理を正確にとり上げた」記事といえるもので、「フェイク」の欠片も見いだせない。
何処をもって「フェイク」と断定するのか。
現地調査なり、現物調査なりをした風でもない大学教授の言葉として、
「福島県の処理水が影響しているということは、全く根拠が見当たらない理屈です。フェイクニュースですね。」
と言わせたり、
「おそらくイワシを捕食するブリですとか、マグロがイワシの群れに近づいてきたために、逃げ惑いパニックを起こしてしまった。」
「おそらく・・・」などと。
全く根拠が見当たらない理屈ですね。フェイクとは言わないけど〜・・・。
そして、
「そもそも、福島第一原発周辺の海水が函館周辺に流れ込むことは、海流の関係からまずありえないと指摘。」
そもそも、そんなことは誰も言っていないのではないか?。
勿論、英紙のデイリーメールもそんなことは報じてはいない。
同件を朝日新聞も報じたが、さすがに“フェイク報道”とは言っていない。
今回の英紙の報道で、福島からの「汚染水」の海洋放出が、世界中の重大関心事であり、重大懸念事項であることが拡散されたことは、人類にとっては幸いといえる。
それにしても、「不気味な光景」。
そして今日は、三重県志摩市の波切漁港でサッパと呼ばれる小魚が大量に打ち上げられた。
25年間、波切で漁師をしているという男性は「こんなのは初めてだ。・・・海の生態系が変わっているのを感じる。」
と、毎日新聞が報じる。
こうして、海洋とそれを抱く地球は、ゆっくりと壊されていくのか・・・。
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