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岸田首相に来春訪米「国賓待遇」での花道論浮上、見返りはウクライナ復興100兆円?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/332387
2023/11/23 日刊ゲンダイ
G7サミットでのスリーショット(代表撮影)
20%割れ目前まで落ち込んだ内閣支持率に苦しむ岸田首相が、国会日程の合間を縫って米サンフランシスコで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席。得意と信じる外交で挽回したかっただろうが、案の定、見せ場はひとつもなかった。唯一の“成果”が、日米首脳会談でバイデン大統領から公式訪問の招待を受けたことだ。訪米は来年春ごろで、国賓待遇になるという。
ただ、これは奇妙な話だ。日本時間17日午前に現地で行われた日米首脳会談は、わずか15分程度で、踏み込んだ話をした形跡はない。防衛費増額を決めたのは1年近くも前で、今回新たに米国を喜ばせる“お土産”を差し出したという話はまだ聞こえてこない。米国にしてはずいぶん気前がいいのだ。
国賓待遇の公式訪問が実現すると、2015年4月の安倍首相(当時)以来となる。米議会で演説させてもらった安倍氏は栄誉に舞い上がり、安保法制を「この夏までに成立させる」と宣言。当時はまだ法案も出来上がっていなかったのに、日本の国会をスッ飛ばして米国に約束してきた。
さらに、その直後には、米国防安全保障協力局が垂直離着陸輸送機V22オスプレイ17機と関連装備を約30億ドル(約3600億円=当時)という法外な高値で日本に売却する方針を通知。在日米軍関係経費も前年度から大幅に増えた。国賓待遇と議会演説の代償は、日本国民の血税だったわけだ。
安倍元首相以来の議会演説も
来春の国賓待遇訪米でも、米国は岸田首相に議会での演説をプレゼントする方針だという。安倍氏以上に対米隷従を強める岸田首相は、その見返りにどんな無理難題をのまされるのか。
「米経済に陰りが見える中で、米国内にはウクライナ支援疲れが広がり、中東シフトもあってウクライナに注力できなくなっている。来年は米大統領選もあるので、日本を財布代わりに使おうとする可能性はあるでしょう。国賓待遇は、外交で見せ場をつくって支持率回復につなげたい岸田首相にとっては助け舟ですが、代償は大きなものになる。もっとも、ダッチロール状態の政権が春まで持つのかは疑問です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)
ウクライナの復興にかかるカネは100兆円規模ともいわれている。米国はその大部分を日本に負担させるつもりなのかもしれないが、国民生活にそんな余裕はない。
ただでさえ、物価高に苦しむ国民には1回きり4万円の定額減税でお茶を濁し、自分たちの給料を率先して上げた岸田首相に対する世論の反発はすさまじい。今後も支持率が下がり続ければ、政権は来秋の総裁選まで持たないだろう。国賓待遇訪米が決まったことで、自民党内でも「花道論」が囁かれ始めた。
「岸田総理は、これで来春までは居座れると胸をなでおろしているかもしれないが、今さら外交で支持率が上がるとも思えない。来年3月に予算案が成立したら、その後の訪米と議会演説を花道に退陣するシナリオが現実的かもしれません」(自民党閣僚経験者)
国賓待遇訪米は、米国からポチへの最後のご褒美になるのか。
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