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わずか10日で2人目 岸田首相を襲う臨時国会「辞任ドミノ」の悪夢再来…昨年秋は政務三役が5人も辞任
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/331410
2023/11/02 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
参院予算委再開の冒頭、頭を下げ謝罪する岸田文雄首相(左)、無言で法務省を去る自民党の柿沢未途衆議院議員(C)日刊ゲンダイ
「先日の山田太郎文部科学大臣政務官に続いての辞任について、任命権者としての責任を重く受け止めています」
10月31日の参院予算委員会で岸田首相が謝罪に追い込まれた。
4月に行われた江東区長選で、当選した木村弥生区長の陣営が投票を呼びかける有料ネット広告を流した公職選挙法違反の疑いに関連し、柿沢未途法務副大臣が辞任。それも、自分が呼ばれていた予算委の開催中に辞表を提出して“出席逃れ”をするという悪質さだ。国会軽視も甚だしい。
柿沢氏の辞任をめぐり、予算委は2時間ほどストップ。午後の再開時は冒頭、岸田首相の謝罪から始まった。岸田首相の脳裏には、閣僚の辞任ドミノに苦しんだ昨秋の臨時国会の“悪夢”がよぎったのではないか。
昨年10月3日に召集された秋の臨時国会では、旧統一教会との接点が相次ぎ発覚した山際経済再生相が10月24日に辞任、11月11日には葉梨法相が失言で辞任、11月21日に寺田総務相が政治資金問題で辞任した。会期後の12月には政治資金や公選法違反の疑惑がくすぶっていた秋葉復興相と、差別発言の杉田水脈総務政務官も辞任させることになった。3カ月足らずで政務三役が5人も辞任したことで、岸田首相の任命責任が問われ、内閣支持率もみるみる落ちていったものだ。
それが今年は、先週の「週刊文春」にパパ活疑惑を報じられた山田太郎文科政務官に続き、早くも柿沢氏が辞任。10月20日に臨時国会が召集されてから、わずか10日で2人が辞任というスピード感だ。
「岸田首相はよく“人事は適材適所”と言いますが、公選法に違反するような人をよりによって法務副大臣に就けるとは、適材適所ではないことを象徴しています。能力ではなく、派閥の推薦や女性を増やす目的で任命しているから、こういうことになる。これから国会審議が進めば、新閣僚も次々とボロが出てくるでしょう。ただでさえ、場当たりな減税政策が不評で支持率が急落している岸田首相には、閣僚辞任ドミノの再来は大打撃です」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
野党は閣僚に照準
答弁もおぼつかない加藤鮎子子ども政策相=参院予算委、31日(C)日刊ゲンダイ
まず野党が照準を定めるのが、加藤鮎子こども政策相だ。加藤の資金管理団体が母親に事務所賃料として月15万円を支払っていた問題が浮上。野党から母親の税務書類の提出を求められても、「母親は別人格」「個人情報」と拒んでいる。
「事務所費問題は、昨年、閣僚を辞任した寺田氏や秋葉氏と同じ構図です。個人情報を理由に税務書類の提出を拒否しても、結局は辞任に追い込まれた。加藤鮎子の場合、国会答弁も不安定で、閣僚の資質に疑問符が付くのは否めない。能力不足を承知で抜擢した岸田さんの責任ですよ」(自民党ベテラン議員)
31日の予算委でも、官僚に助けられながらの答弁だった。少子化対策の財源や、社会保障の歳出改革についてもマトモに答えられず、しまいには「詳細は厚労省の方にご確認いただきたい」とか言い出す。何のためのこども政策相なのか。
予算委は1日でいったん終わるが、今後は補正予算案の審議がある。柿沢氏の不始末によって、閣僚の資質を議題とする集中審議が衆参両院で開催されることも決まり、野党は手ぐすね引く。ドミノは始まったばかりだ。
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