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8年前と変わらない悲痛さ…沖縄県の玉城知事が国連人権理事会で演説 翁長知事も訴えた「自己決定権」は(東京新聞 TOKYO Web)
http://www.asyura2.com/23/senkyo291/msg/780.html
投稿者 達人が世直し 日時 2023 年 9 月 20 日 17:36:52: iuMpjLXhf.DAA kkKQbIKqkKKSvIK1
 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/278400?rct=politics


日本の国土面積の約0.6%に在日米軍専用施設の約7割が集中している「日本の沖縄」。

そのことで沖縄県民の「平和が脅かされている」。

そして、
「県民投票で民意を示したにもかかわらず、政府は貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」

玉城知事が国連人権理事会で世界に訴えた。

沖縄県民の人権が、戦前から敗戦を経て、新憲法が制定された戦後になったにもかかわらず、依然として政治の都合に「踏みにじられ」、「蹂躙され」続けていることを・・・。

まるで「米軍の沖縄」のごとし。

沖縄県民に押し付けられている「過重な基地負担」。

政府は、飴と鞭を使い分け、沖縄県民の心の分断を図る。
そのやり口は、時がたつにつれて、陰湿な「イジメ」を越えて、精神的な「拷問」の様相を示すほどに悪質になっている。

日本の国土面積の約0.6%に在日米軍専用施設の約7割が集中しているという事実は、沖縄県民が日本国内で、あからさまに「差別」を受けていることを示している。

加害の当事者である日本政府に問題解決能力は無く、「国連人権理事会」の場に訴え、国際社会に救いを求めざるを得ない現状を憂う。

沖縄県民以外の日本国民の多くが、70年を越えた長い間、沖縄県民に押し付けられている「過重な基地負担」を見て見ぬふりをし、「沈黙」してきたことを反省しなければならない。

ましてや、「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対運動」を批判するなどもってのほかと言わざるを得ない。

戦後70年を経た今も続く、沖縄県民に押し付けられている「過重な基地負担」。
日本政府は、一刻も早く解消すべきではないのか。
そして、その解決策は政府が「押し付ける」ものであってはならないことは、改めて言うまでもない。


以下に記事の抜粋を記す。


【ジュネーブ共同】沖縄県の玉城デニー知事は18日(日本時間19日未明)、国連欧州本部で開かれている人権理事会で演説し、米軍普天間ふてんま飛行場(宜野湾ぎのわん市)の名護市辺野古へのこ移設反対を訴えた。過重な基地負担で「平和が脅かされている」と指摘。・・・日本政府代表は反論した。

 玉城氏は・・・、国土面積の約0.6%に在日米軍専用施設の約7割が集中していると強調。辺野古移設を「県民投票で民意を示したにもかかわらず、政府は貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」と批判した。

 米中対立や台湾有事を念頭に、政府が進める南西諸島の防衛力強化については「周辺地域の緊張を高め、県民の平和を希求する思いと相いれない」と述べた。(共同)

◆演説を比べると…変わらない沖縄の基地負担

 過重な米軍基地負担に苦しみ、民意が無視されている窮状を国連人権理事会で訴えた玉城知事。8年前の2015年には当時の翁長知事・・・が国連人権理で同様に「沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされている」と国際社会に問題提起していた。だが、地元の願いとは裏腹に、安全保障関連法の成立以降、米軍と自衛隊の一体化が進み、沖縄の軍事的な機能強化が図られている。

 玉城氏と翁長氏の演説を比べると、・・・基地負担を押し付けられている沖縄のいびつな状況がほとんど変わっていないことを物語る。

 国土面積の0.6%の沖縄には現在も在日米軍専用施設面積の7割が集中。名護市辺野古への新基地建設に関しては、翁長氏が演説で「日本政府は民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて強行しようとしている」と非難していた。

 玉城氏は、19年2月の県民投票で反対の民意が示されても、強行されていると強調した。県民が願う米軍普天間飛行場の返還は進展がなく、基地に絡む事件や事故と隣り合わせの生活が今も続く。

 さらに、沖縄の平和への願いに反して、安保法の成立により日米の一体化が深化し、米国と中国の台湾を巡るにらみ合いで緊張は高まる一方だ。政府は台湾有事を念頭に、沖縄の宮古島や石垣島などに陸自駐屯地を開設し、地対空、地対艦ミサイル部隊を配備して南西諸島の体制強化を急ピッチで進める。

 そんな現状に対し、玉城氏は演説で「軍事力の増強は日本の周辺海域の緊張を高める」と危機感をあらわにし、一層の外交努力を求めた。軍事力を競い合えば、かえって衝突の可能性を高める「安全保障のジレンマ」に陥り、沖縄に再び犠牲を強いることになりかねない。(後藤孝好)


記事の抜粋は以上。


東京新聞の記者は、

沖縄の現状を憂い、政府が進める軍事力の増強が、周辺国との間で軍事的緊張感を高め、ついには、「沖縄に再び犠牲を強いることになりかねない。」

と警鐘を鳴らす。


記事中に出てくる「安保法」にしても、「敵基地攻撃能力(反撃能力)」にしても、日本国憲法に明らかに違反するものだ。

そんな憲法に違反する「政策」、「法令」が「閣議決定」なるもので決められ、そのことに対する当初の反対運動を忘れたかのような静けさは、どうしたことか。

憲法に違反する「政策」、「法令」が既成事実化され、あたかも合憲であるかのように大手を振ってのし歩く現状に危機感を感じないわけにはいかない。

「放置」することは、「閣議決定」を「憲法」の上位に位置付けることを認めるようなものだ。
「沈黙」することは、憲法に違反する「政策」、「法令」を、合憲と認めるようなものだ。


日本国憲法が教える防衛理念は「専守防衛」。

文字通り「守りに徹する」。

日本国民は、主権者として、そのことを国際社会に宣言し、憲法に記して、そして「誓った」。

「安保法」にしても、「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有」にしても、それを「抑止力」と言おうとも、軍事力を背景に、隣国に武力を誇示し、武力で威嚇し、武力の行使を表明するものでしかない。

明かに憲法9条に違反する。

そんな「憲法違反」でも、時の経過とともに「反対」の声は小さくなり、いつしかあたかも合憲であるかのごとき振る舞いを見せて、恥じない。

日本人の好む「曖昧さ」が問題の解決を拒み、「放置」が問題をより大きくしてしまう。

憲法9条には、
1項 
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

と記されている。

さらに憲法前文には次のように記されている。

「・・・そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。・・・

・・・われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。・・・」


私達は、
「・・・政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し・・・」

他国に対して「軍事的脅威」にならないと誓った。・・・永久にならないと。

平和憲法を擁する日本国民に、在日米軍は不要であり、記者が言うように「周辺国との間で軍事的緊張感を高める」だけだ。

突き詰めれば、在日米軍の存在も憲法違反であり、米軍への基地の提供も憲法違反だということになる。

私達は、憲法違反に加担するわけにはいかない。

私達は沖縄県民と共に、平和憲法を擁する日本国民ではないか。

「・・・われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。・・・」

憲法が国民に求めているものは、「沈黙」ではなく「行動」だ。

「沈黙」は憲法の精神に違反する。





 

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コメント
1. 2023年9月20日 18:32:19 : aD39qGVdqU : Q3Q3LkplbkZkNTI=[439] 報告
■今日も 岸田のバカが

 国連で ロシアプ〜チンを挑発

 ケンカ売ってたよ!

 バイデンジャイアン様の言われるままの

 スネ夫君 細面・キツネ目は 岸田にピッタリ

 ・・・はまり役でアル!


2. 2023年9月20日 18:45:33 : p2hOIkLev6 : b29oUXQ2QVZCMHc=[3] 報告
ロシア軍、南部で激しい損失か 中部の石油精製所に攻撃
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5fa21c7d09d1e68514236b957b724e3abb2f3f4
3. 2023年9月20日 20:44:56 : 54qpdf8OJs : TnRDenk4Rk5VSkU=[1552] 報告

憲法さえ守らない不正選挙のカルト自公政府。

窮鼠猫を噛む。

沖縄に琉球・独立運動が起きても不思議ではない。

独立運動の末に米軍を追い出し、習近平の中国軍が駐留する結果になるかも。


4. 2023年9月21日 10:34:30 : xutrAnH8Uc : RTEwU1BmR3dDMEU=[4232] 報告
日本の御用マスコミはもうどうでもよいことを毎日のように執拗に垂れ流し、政権と一体となってカルト自公の思うように都合悪いことは隠ぺいし国民を誘導し印象操作している。何故普天間の代わりの基地が辺野古なのか、きれいな海を埋めたてジュゴンを追い出しそれも軟弱地盤と言うことが分かりそれにかかる莫大な税金と長い年月には気が遠くなるほど大変なもの、それをこれからの国民県民が負担を背負ってまで基地が必要なのか、普天間が危険危険と言いながらもう十数年ほったらかしだ、辺野古はマヨネーズのような軟弱地盤、それに7万本もの杭を打ってどうするつもりか、それでも足りないかもしれぬ、沖縄にはアジア一大きな米軍基地嘉手納がある、沖縄には他にも一番良い場所に基地がいくつかある、それでなくても日本全国に米軍基地がある、これ以上米軍基地は必要ないのは小学生でもわかる。多くの国民はもっと沖縄県民の立場になって声を上げるべきだ。その負担は自分達にも負わされる。
5. 2023年9月21日 11:58:14 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[-15] 報告
<■440行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
産経抄
辺野古、知事に承認勧告
2023/9/21 5:00
https://www.sankei.com/article/20230921-JLFFKHQ62FKEBB6AAFKEY4J5CU/?140483
男の人が、飼っているラクダに瓶(かめ)の中の穀物を与えた。
食べ終えたラクダはしかし、瓶から頭が抜けない。
そこに1人の老翁が来ていわく、
「まず首を切りなさい。次に瓶を壊すといい」。
男の人は言われた通り頭を取り出した。
▼『ものの見方が変わる座右の寓話』(戸田智弘著)から引いた。
肌の粟(あわ)立ちを覚える小噺(こばなし)は、順序の誤りがもたらす罪を私たちに教えてくれる。
世の中は広いもので、臆面もなく手順前後をやってのける人もいる。
沖縄県の玉城デニー知事である。
▼米軍普天間飛行場の辺野古移設を難じて曰く、「政府が強行している」。
国の防衛政策に矛先を転じていわく、「軍事力の増強は周辺地域の緊張を高める」。
国連人権理事会でそう述べた。
ラクダの首ならぬ国家の安全を進んで切り落とすかのような、実に危うい発言である。
▼玉城氏といえば、2023年7月の訪中で尖閣に頰かむりした姿が忘れ難い。
今回の発言は中国などに付け込まれる恐れもある。
どの立場でものを言っているのか。
沖縄の人々、ひいては国民全体を危険に晒して何が楽しいのか。
無節操ぶりが目に余る。
▼こんな小噺もある。
「先に鼻をかむ。よく乾かしてからお尻をふくんだ」。
けちな男が無駄のない紙の使い方を自慢げに言う。
感心した与太郎は順序を間違えて…。
玉城氏は重い他山の石とすべきであろう。
辺野古の埋め立て工事を巡っては、最高裁で県の敗訴が確定している。
▼国が申請した移設工事の設計変更を、一刻も早く承認する。
危険性が指摘されて久しい普天間飛行場を、1日も早く辺野古に移す。
なすべきことは山ほどある。
玉城氏は腹を固めては如何か。
手順に従い粛々と。
溝を深めるだけの政府批判は、何も生まない。

阿比留瑠比の極言御免
玉城氏の危ない外患誘致
2023/9/21 1:00
https://www.sankei.com/article/20230921-KUDWLQKQYJIRLPNJP6KUIBL6XI/
沖縄県の玉城デニー知事が2023年9月18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で行った演説が、中国など外国勢力の不当介入を招きかねないと物議を醸している。
玉城氏は演説でこう主張した。
「米軍基地が集中し、平和が脅かされ、意思決定への平等な参加が疎外されている沖縄の状況を世界中から関心を持って見てください」
「軍事力の増強は日本の周辺地域の緊張を高めることが懸念されるため、沖縄県民の平和を希求する思いとは全く相容れません」
■争乱の種撒く言動
そもそも外交や安全保障は
「国の専権事項」
であり、玉城氏の言う
「意思決定への平等な参加」
には根拠がない。
米軍基地と日本の防衛力増強によって地域の緊張が高まり、平和が脅かされているという論法は、中国の言い分そのものだろう。
早速、自民党の佐藤正久元外務副大臣がX(ツイッター)で2023年9月19日、
「第三国の不当な介入を招く恐れがある行動は県民の意思の代表とは言えない」
と反論していた。
その通りであり、玉城氏の言動は平和の希求にはならず、むしろ争乱の種となる危険性がある。
本紙の川瀬弘至論説委員は2023年7月30日付の紙面で、2023年7月に訪中した玉城氏が、北京郊外にある
「琉球国墓地」
跡地を訪れた際の中国メディアの報じ方を紹介している。
<中国のメディアは、清に助けを求めて自決した(久米氏族の)林世功らの墓地だと明確に伝えている。
北京で発行されている大衆紙「新京報」は玉城氏の墓参に合わせて長文の解説記事を掲載。
琉球はかつて中国の属国だった、それを日本が強引に併合して沖縄県とした、沖縄の帰属問題はまだ解決していないーなどと書き立てた。
人民日報系の雑誌「国家人文歴史」は沖縄の米軍基地問題を特集で取り上げ、
「日本政府の対応に琉球の民衆は大きな失望と反感を抱き、独立を求める声も強まっている」
と論じた>
■習近平氏の異論言及
この件については、ジャーナリスト、仲村覚氏も月刊誌「明日への選択」2023年9月号の記事でこう記した。
<琉球人墓地を訪れた玉城知事について、中国側は
「清国の軍事介入を要請した林世功の志を引き継ぎ、日本から解放を求めた人物」
のように描き・・・(中略)台湾有事の際、中国が沖縄に手出し(軍隊派遣)や口出し(恫喝)をする口実を与えてしまった>
中国共産党の機関紙、人民日報の2023年6月4日付の1面記事も意味深長だった。
習近平国家主席が福建省福州市での勤務時代を振り返って
「福州には琉球館、琉球墓があり、琉球との交流の根源が深いと知った」
と発言したことを、突然報じたのである。
習近平氏が日本の地方都市について言及すること自体が異例で、本土と沖縄との分断工作の一環だとも考えられる。
中国人民解放軍元副総参謀長の孫建国氏が2023年5月、自民党安全保障調査会(会長・小野寺五典元防衛相)との会合で、
「琉球は元々中華圏だが、もし独立すると言ったらどう思うか」
と語ったこととも符合する動きだと言えよう。
ちなみに日本の刑法には今まで1度も適用されていない重罪がある。
「外患誘致」(81条)
がそれで、極刑以外の刑罰を定めていない。
条文はこうである。

「刑法
第三章 外患に関する罪
(外患誘致)
第八十一条 外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。」

玉城氏が中国側の工作にうかうかと乗せられて、間違っても初めての適用例とならないことを祈る。

「政治パフォーマンスだ」 沖縄県知事の国連演説、県内で賛否両論
2023/9/19 20:03
https://www.sankei.com/article/20230919-2YGTDKZECJIVZE2RVYWFM4UTCE/
「沖縄の心を発信してくれた」「政治パフォーマンスだ」。
沖縄県の玉城デニー知事が国連人権理事会で、米軍基地問題を巡り政府方針と異なる演説をしたことに、県内では2023年9月19日、様々な声が聞かれた。
基地問題などに対する県民の意見は割れており、玉城氏が国際社会に向けて一方的な意見を表明したことには、批判も上がっている。
■「国際社会に誤解」
スイス・ジュネーブで2023年9月18日に開かれた国連人権理の会議。
玉城氏は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画について、自国の政府方針をあからさまに批判した。
《日本政府は貴重な海域を埋め立てて、新基地建設を強行しています》
玉城氏を支える
「オール沖縄会議」
は、この演説を
「県民の願いが込められた内容」
と評価する。
共同代表の糸数慶子元参院議員は
「米軍基地の存在が県民の負担となり、人権をも侵害しているという現実に、国は真剣に向き合うべきだ」
と話した。
玉城氏は今回、政府の防衛政策にも反対した。
《軍事力の増強は日本の周辺地域の緊張を高めることが懸念されるため、沖縄県民の平和を希求する思いとは全く相容れません》
これに対し保守系の識者からは懸念や批判が上がった。
自民党県連政調会長の座波一(はじめ)県議は
「知事の発言は国際社会に誤解を生じさせかねず、極めて残念」
と強調。
沖縄在住のジャーナリスト、仲村覚氏も
「軍事力を増強し、緊張を高めているのは中国だ」
「知事の演説こそ県民の思いと相容れない」
と指摘する。
■「反対運動は無意味」
基地を含む安全保障問題について、県民の意見は一枚岩ではない。
明星大などの研究グループが2023年6月に発表した県民への意識調査では、沖縄に基地が集中する現状に約7割が
「不平等」
と感じる一方、中国の軍事力増強にも約8割が
「脅威」
を抱き、約4割が
「日米安保の強化」
に肯定的だった。
また、18〜34歳の若い世代の5割以上が
「国防政策は政府に決定権があるので基地反対運動は無意味」
と考え、国との対決姿勢を強める県に批判的な雰囲気が広がっている様子も窺えた。
今回の演説について那覇市内で聞いたところ、
30代女性事務員は
「沖縄の現状を国際社会に知ってもらうのはいいことだと思う」。
20代男性会社員は
「国連で訴えても何かが変わるとは思えない。政治パフォーマンスだ」
と話していた。
■2015年の国連人権理事会でスピーチし、前沖縄県知事の反基地演説を批判したジャーナリストの我那覇真子さんの話
玉城デニー知事は今回、沖縄県民を『先住民族』だと訴えるNGOの発言枠を使って演説をした。
公的立場でありながら、沖縄と本土の分断を図るプロパガンダに加担する行為と言える。
ただ、翁長雄志前知事は『先住民族』と親和性の高い『自己決定権(self-determination)』という言葉を演説に盛り込んだが、玉城氏は使わなかった。
『先住民族』論が県民に全く浸透せず、逆に抗議活動が勢いを得たからだろう。
沖縄を巡る問題で最も注目すべきは、実は基地反対か容認かではない。
『分断して統治せよ』という言葉があるが、本土との分断工作が進んでいることに警戒すべきだ。
その背後に中国がいることも、忘れてはならない。

辺野古、知事に承認勧告 国、代執行へ手続き着手
2023/9/19 19:23
https://www.sankei.com/article/20230919-ZVSWTRMMURLKPHSQLRZUTWPC74/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は2023年9月19日、軟弱地盤改良工事の設計変更を承認するよう勧告する文書を玉城デニー県知事に送った。
勧告は知事の代わりに国が承認する
「代執行」
に向けた最初の段階。
2023年9月4日の最高裁判決で承認する義務を負った知事が対応しないため、手続きを取った。
工事の再開を目指し、福岡高裁那覇支部へ提訴する準備も進める。
政府関係者が明らかにした。
勧告に応じなければ指示に切り替え、それでも対応しない場合は高裁支部に提訴する。
国側が勝訴し、判決が定めた期間内に知事が承認しなければ、国交相が代わって承認し、工事を再開できる。
地方自治法は、国が自治体に委ねている
「法定受託事務」
を巡り、知事が事務の管理や執行を怠った場合などに、担当相が代わりに行うことができると規定している。

辺野古の設計変更、国交相「承認されると考える」と見解 沖縄知事は国連演説で「民意に反する」
2023/9/19 12:14
https://www.sankei.com/article/20230919-N42YULQKBRPNFKZNXBAXJMAF3M/
斉藤鉄夫国土交通相は2023年9月19日の閣議後記者会見で、沖縄県の玉城デニー知事が国連人権理事会の演説で米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設が
「民意に反している」
という趣旨の発言をしたことについて
「コメントは差し控える」
としながらも、確定した県側敗訴の最高裁判決に沿って
「(移設に向けて)速やかに承認されるものと考えている」
と述べた。
スイスで2023年9月18日に開かれた国連人権理事会の演説でで、玉城氏は
「民主的に行われた県民投票で、沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず、埋め立て工事は進んでいる」
「私たちは軍事力の増強が日本の周辺地域の緊張を高めることを恐れている」
などと反対姿勢を強調した。
辺野古移設を巡っては、地盤改良工事の設計変更を承認するよう是正指示を出したのは違法な国の関与に当たるとして、県が国に指示の取り消しを求めた訴訟で、最高裁が2023年9月4日に県側の上告を棄却。
県側の敗訴が確定し、玉城氏は設計変更を承認する義務を負った。
会見で斉藤氏は
「現時点で知事が変更承認したとは承知していない」
と指摘。
ただ、県の代わりに大臣が承認する
「代執行」
に向けた手続きをとるかどうかについては言及を避けた。

沖縄知事「日本政府、新基地建設を強行」と非難 中国などの不当介入招く恐れ
2023/9/19 9:44
https://www.sankei.com/article/20230919-WKJ6XFTGHVKKRMN5M6SAOCXPOU/
沖縄県の玉城デニー知事が2023年9月18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で演説し、米軍基地が
「(沖縄に)集中し、平和が脅かされている」
と主張した。
「日本政府は私たちの貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」
と非難。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に対し反対を表明した。
米軍基地は日米同盟の抑止力を形成する重要要素である中、知事がその配置に国際機関の場で異論を唱えるのは、日本国民の安全という国益を損ない、中国など外国勢力の不当介入を招く恐れがある。
玉城氏は2023年9月18日、国連人権理の本会議場で開催された
「国際秩序」
の会議に出席した。
演説で
「沖縄は日本全体の国土面積の0.6%しかないが、日本にある米軍基地の70%がこの小さな島に集中している」
と指摘。
「米軍基地が集中し、平和や意思決定への平等な参加が脅かされている沖縄の状況を世界中から関心を持ってみてもらうために私はここにきた」
と訴えた。
玉城氏は普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関する平成31年(2019年)の県民投票に触れ
「民主的に行われた県民投票で沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず、埋め立て工事は進んでいる」
と言及。
「私たちは軍事力の増強が日本の周辺地域の緊張を高めることを恐れている」
とし
「沖縄県民の平和を希求する思いとは相容れない」
との見方を示した。
「私たち沖縄県民は、2016年の国連総会で採択された『平和への権利』を私たちの地域において具体化するよう、関係政府による外交努力の強化を要請する」
とも述べた。
一方、日本政府代表は玉城氏の演説に対し
「沖縄における米軍の駐留は、地政学的な理由と日本の安全保障上の必要性に基づくもので差別的な意図に基づくものではない」
と指摘。
「辺野古への移設を着実に進めることが、普天間飛行場の完全返還を可能な限り速やかに実現し、地域住民の危険性の除去に繋がる唯一の解決策だ」
と反論した。
沖縄県知事が国連人権理に出席し、発言するのは2回目。
2015年には翁長雄志前知事が辺野古移設反対を訴え
「沖縄の人々は自己決定権や人権を蔑ろにされている」
とスピーチした。
国連の理事会に非政府組織(NGO)が意見表明する会議があり、関係者によると、玉城氏はNGOの発言枠を譲り受ける形で演説した。
辺野古移設を巡っては、地盤改良工事の設計変更に関する上告審で、2023年9月4日に県側が国に敗訴。
玉城氏は設計変更を承認する義務を負ったが、態度を明らかにしていない。

沖縄知事「平和脅かされている」 国連で辺野古「反対」演説
2023/9/19 1:25
https://www.sankei.com/article/20230919-UM24OHR7GNIDDMQIBNMG3CDZPQ/
沖縄県の玉城デニー知事が2023年9月18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で演説し、米軍基地が
「(沖縄に)集中し、平和が脅かされている」
と主張した。
「日本政府は私たちの貴重な海域を埋め立て、新基地建設を強行している」
と強調。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設への反対を表明した。
玉城氏は2023年9月18日、国連人権理の本会議場で開催された
「国際秩序」
の会議に出席した。
演説で
「沖縄は日本の総面積の0.6%しかないが、日本にある米軍基地の70%がこの小さな島に集中している」
と指摘。
「米軍基地が集中し、平和や意思決定への平等な参加が脅かされる沖縄の状況を世界中から関心を持ってもらうために、私はここに来た」
と訴えた。
また、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関する平成31年(2019年)の県民投票に触れ、
「民主的に行われた県民投票で沖縄の有権者が明確に反対したにもかかわらず、埋め立て工事は進んでいる」
と言及。
「私たちは軍事力の増強が日本の周辺地域の緊張を高めることを恐れている」
とした上で、
「沖縄県民の平和を希求する思いとは相容れない」
との見方を示した。
「私たち沖縄県民は、2016年の国連総会で採択された『平和への権利』を私たちの地域において具体化するよう、関係政府による外交努力の強化を要請する」
とも述べた。
沖縄県知事が国連人権理に出席し、発言するのは2回目。
2015年には翁長雄志前知事が辺野古移設反対を訴え、
「沖縄の人々は自己決定権や人権を蔑ろにされている」
「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるだろうか」
とスピーチした。
国連の理事会にNGOが意見表明する会合があり、関係者によると玉城氏はNGOの発言枠を譲り受ける形で演説した。
辺野古移設を巡っては、地盤改良工事の設計変更に関する上告審で、2023年9月4日に県側が国に敗訴。
玉城氏は設計変更を承認する義務を負ったが、態度を明らかにしていない。

主張
玉城氏が人権理へ 国益を害する言動やめよ
2023/9/16 5:00
https://www.sankei.com/article/20230916-BD3XJLT52FIWJHCDZM2SSZE6WQ/
沖縄県の玉城デニー知事が記者会見で、国連の人権理事会に出席して、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対表明することを明らかにした。
スイス・ジュネーブで2023年9月18日から開かれる人権理の会議で、国の方針を完全に否定するスピーチを行うことを意味する。
辺野古移設は日米両国が交わした重い約束事だ。
米軍基地を国内のどこに置くかは、国の専権事項である安全保障政策に属する。
憲法は地方自治体や首長に安保政策や外交上の合意を覆す権限を与えていない。
米軍基地は日米同盟の抑止力を形成する重要要素だ。
知事がその配置に、国際機関の場で異論を唱えるのは、県民を含む日本国民の安全という国益を損なう。
中国など外国勢力の不当な介入を招く恐れもある。
玉城氏は人権理を利用する反対表明をやめるべきだ。
最高裁は2023年9月4日、国が申請した辺野古移設工事の設計変更を県が不承認とした処分を巡る訴訟で、県の主張を退ける判決を下した。
県の敗訴が確定して玉城氏は国の申請を承認する義務を負ったが、未だに承認していない。
義務を果たさず人権理の会議に出席し、最高裁判決を蔑ろにする内容の意見表明をするのは司法軽視も甚だしい。
言語道断である。
翁長雄志前知事も2015(平成27)年に人権理で辺野古移設反対を訴え、
「沖縄の人々は自己決定権や人権を蔑ろにされている」
などと、日本を貶める演説をした。
だが、辺野古移設ができなければ、市街地中心部にある普天間飛行場の危険性を除けない。
中国に尖閣諸島(沖縄県)が脅かされ、台湾有事の危険も高まっているのに、日米同盟の抑止力を確たるものにできない。
玉城氏は翁長氏の轍を踏んではならない。
玉城氏の言動は、現実の脅威である中国政府の思う壺である点も忘れてはなるまい。
玉城氏が2023年7月に訪中した際、中国政府は序列2位の李強首相が面談するなど異例の厚遇を示した。
中国政府に沖縄への影響力を強めたり、国と県を分断したりする思惑があってもおかしくない。
それを防ぎ、県民を含む日本国民に安心を与えるのが自衛隊と在沖米軍の存在だ。
玉城氏は肝に銘じるべきである。

玉城デニー沖縄知事、国連人権理出席へ 辺野古など政府方針に反対訴え
2023/9/8 12:10
https://www.sankei.com/article/20230908-2YQQT3Y2OROTZJ2XCK4HV6RPSY/
沖縄県の玉城デニー知事は2023年9月8日の記者会見で、2023年9月後半にスイス・ジュネーブで開かれる国連人権理事会に出席すると発表した。
米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画の反対を訴えるなど、政府方針と異なるスピーチを行う。
移設計画をめぐっては2023年9月4日の最高裁判決で県の敗訴が確定したばかりで、玉城氏の言動は物議をかもしそうだ。
玉城氏は会見で、国連出席の目的について
「辺野古新基地建設に反対する理由や基地から派生する諸問題の解決の必要性などを幅広く発信する」
と述べた。
2023年9月17日に出国し、2023年9月18〜21日に人権理事会本会議場で開かれる複数の会議に参加、発言する方向で調整している。
また、現地で米軍基地の人権問題などをテーマにした講演会を行い、2023年9月23日に帰国するとしている。
辺野古移設計画では、埋め立て工事の設計変更申請を承認するよう国が県に是正指示を出したことに対する訴訟で、最高裁が2023年9月4日に県側の上告を棄却し、県の敗訴が確定している。
2023年9月8日の会見で記者から
「最高裁判決と矛盾するのではないか」
との質問が出たが、玉城氏は
「県の正当性は引き続き主張できると考えている」
と述べた。
一方、最高裁判決を受けて設計変更を承認するかどうかは、
「今後の対応を検討している」
と述べるにとどめた。
人権理事会には各国の人権機関やNGOが意見表明する会議があり、玉城氏は今回、日本のNGOの発言枠を使ってスピーチする。
2015年にも翁長雄志前知事が人権理事会でスピーチし、基地問題を巡る日本政府の対応を厳しく批判して物議をかもした。
今回の玉城氏の国連出席については賛否両論があり、自民党沖縄県連は2023年9月6日、玉城氏に
「国内法秩序を蔑ろにしかねない言動は厳に慎んでほしい」
と申し入れていた。

主張
沖縄県の敗訴確定 知事は辺野古移設協力を
2023/9/5 5:00
https://www.sankei.com/article/20230905-PDULABU5XFIK5MZBQGUKJJ4UVE/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡り、工事に反対する県が国の是正指示を違法と訴えた訴訟の上告審判決で、最高裁が県側の上告を棄却した。
県の敗訴が確定したことになる。
玉城デニー知事は判決後、
「極めて残念」

「深く憂慮せざるを得ません」
とし、判決内容を踏まえて今後の対応を検討するとコメントした。
国に対しては
「県民の意思に沿うよう判断してもらいたい」
と語った。
辺野古移設の断念を求めていることになる。
これはおかしい。
法治国家の首長として玉城氏が取るべきは、司法の最終判断を受け入れ、国の工事設計変更への承認を表明することである。
辺野古沿岸部の埋め立て工事海域に軟弱地盤が見つかり、防衛省が地盤改良に伴う設計変更を県に申請した。
だが、県は承認せず、国の是正指示にも従わずに提訴した。
今回の最高裁の判決で、玉城氏は設計変更の申請を承認する
「法的義務」
を負った。
その義務を速やかに果たすべきだ。
玉城氏を支持する革新系団体からは、県が別の理由を付け再び
「不承認」
とするよう求める声が出ているが言語道断だ。
法治国家の基本ルールを逸脱してはならない。
設計変更を承認せず、3年以上も工事を遅らせた責任は県にある。
1996(平成8)年に移設を条件とする普天間飛行場の全面返還で日米が合意してから27年が経つ。
近年は県と国の泥沼の裁判闘争が続き、判決に至ったケースではいずれも県が敗訴した。
いい加減にしてほしい。
普天間飛行場は市街地に囲まれている。
辺野古への移設は、普天間飛行場周辺に暮らす県民の安全を図るための事業だ。
更に、中国などの増大する脅威から沖縄を含む日本を守りぬくためでもある。
返還後は、跡地の利用で県経済の活性化に繋げることも出来よう。
玉城氏は知事として何が県と県民にとって大切かを虚心坦懐「心に何の蟠りもなく,平静な態度で事に臨む・事(様)」に考え、法的義務を履行し、移設協力へ転じるべきだ。
国は移設工事を着実に進め、普天間返還を実現しなければならない。
米軍基地の多い沖縄の負担は大きい。
引き続き整理・縮小に尽力すると共に、基地と辺野古移設の重要性について丁寧な説明が必要である。

国、早期工事着手目指す 承認代執行も視野
2023/9/5 1:30
https://www.sankei.com/article/20230905-DXVCXH55JNOQ5KLESYR5SDUONM/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡る訴訟で2023年9月4日、沖縄県の敗訴が確定したことを受け、政府は未だ着手できずにいる予定地東側の埋め立て工事の早期開始を目指す。
ただ、玉城デニー知事が司法判断に従い、国が申請した工事の設計変更を承認するとは限らず、国による承認の代執行も視野に入れている。
「沖縄県において判決に沿った対応が速やかになされるものと考えている」。
松野博一官房長官は2023年9月4日の記者会見で県側に釘を刺した。
東側の埋め立て工事は、軟弱地盤が見つかったため県が設計変更を承認する必要がある。
国は勝訴を見越し、承認後に速やかに土砂投入を始められるよう、係争中も工事の準備を進めてきた。
防衛省幹部は
「法治国家で司法の判断に従わないことはあり得ない」
と話す。
ただ、不承認処分は移設工事反対の
「切り札」
で、玉城氏が承認に転じるかは見通せない。
2018(平成30)年12月から埋め立て工事が始まった予定地南側約41ヘクタールの進捗率は2023年7月末時点で98%に達している一方、東側約111ヘクタールには未だ土砂は投入されていない。
このため、全体の進捗率は16%にとどまる。
防衛省は2019(令和元)年末の時点で埋め立て工事と飛行場建設には着手から9年3カ月かかるとの試算を示しているが、県の対応次第で移設時期は更に遅れかねない。
県は、2020(令和2)年4月に国が設計変更を申請した際も審査を1年7カ月も引き延ばし、不承認とした。
約9300億円と見積もる総工費が膨らむ可能性もある。
今後、県が引き続き承認しない場合、国は地方自治法に基づき、県の代わりに国土交通省が設計変更の申請を承認する代執行に向けた手続きに入ることが予想される。
防衛省関係者は県の対応について
「非生産的だ。沖縄自身の足を引っ張っている」
と漏らす。

辺野古移設工事巡り敗訴確定 沖縄県知事、かつてない苦境に
2023/9/4 21:34
https://www.sankei.com/article/20230904-5WTSXYC32FO7RCFQXGWOCBDHMI/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を巡る2023年9月4日の最高裁判決で県の敗訴が確定した。
移設阻止を掲げる玉城デニー知事は
「極めて残念」
とのコメントを発表したが、今後の対応については明言を避けた。
判決に従うか、反対を貫くか−。
いずれの選択も批判を免れず、玉城氏は、かつてない苦境に立たされている。
■辺野古地盤改良、県側敗訴が確定
「判決内容を踏まえ、対応を検討したい」
最高裁判決を受けて行われた2023年9月4日の知事会見。
今後の対応を問う記者の質問に、玉城氏は苦渋の表情で何度もこう繰り返した。
県はこれまで、辺野古沖の地盤改良工事に伴う国の設計変更申請を承認しなかった。
だが、最高裁判決により
「承認義務」
を負うことになる。
辺野古移設に反対する
「オール沖縄」
勢力の支持を受けて2018(平成30)年に知事となった玉城氏は、2022年の知事選でも辺野古反対を最重要事公約に掲げて再選した。
行政のトップとして最高裁判決に従わなければならないが、国の申請を承認すればオール沖縄などの反発を受けるのは必至だ。
県や県議会関係者らによれば、考えられる選択肢は3つだ。
1つは、設計変更は承認するものの、サンゴの移植などを巡る別の訴訟で反対を続ける案。
ただし、工事は阻止できず、訴訟でも県の勝訴は望み薄だ。
2つ目は、承認を拒否するか、結論を先延ばしにする案。
この場合、国が承認を代執行する手続きを取ることになるが、確定判決に従わない県への批判が噴出しそうだ。
3つ目は、今回の訴訟に関わる不承認理由とは別の理由で、再び
「不承認」
とする案。
これも単なる時間稼ぎに過ぎず、批判は免れない。
この他、承認せずに辞職し、知事選で改めて
「民意」
を問うという案も一部で囁かれている。
反対を貫くなら最も筋の通った戦術だが、県政が混乱する上、玉城氏が落選するリスクもあり、
「辞職の可能性は低いだろう」
と県議会関係者は話す。
■危険性除去は一致
「現時点で有効策は見出せない」
と県幹部。
だが、市街地に囲まれた普天間飛行場の危険性の除去が目的であることは国も県も同じだ。
防衛省幹部は
「判決を機に国と県が協力し合えるようになれば良いのだが」
と語る。
移設工事は2017(平成29年)4月に本格的に始まり、当初は8年で完了するとされたが、東側の海域で軟弱地盤が見つかったため工期が12年に延びた。
更に県の不承認で3年以上も遅れている。
自民党沖縄県連は2023年9月4日、
「普天間飛行場の早急な危険性除去という県民の総意を蔑ろにしてはならない」
とし、速やかな承認を求める談話を発表した。
■対話チャンネル再開を
元沖縄県副知事 上原良幸
米軍はの1日も早い全面返還を実現するには、国と県とが問題解決に向けて対話し、協力する姿勢が欠かせない。
しかし革新の太田昌秀知事時代にも保守の仲井真弘多知事時代にもあった国と県との対話チャンネルが、移設反対を掲げた翁長雄志知事の時代に裁判闘争に突入してからは途絶えてしまった。
裁判闘争では、何も解決しないということだ。
市街地に囲まれた普天間飛行場が返還されれば危険性が除去されるだけでなく、跡地利用で沖縄が大きく発展するだろう。
だが、かつては国際都市形成構想など魅力的な利用策が議論されていたのに、今は話題にすら上らなくなった。
最高裁判決をきっかけに、国と県が原点に戻ることを期待したい。
勝った負けたではなく、お互いが裁判闘争の不毛さを知り、対話のチャンネルを再開させることが大切だ。
■最高裁判決と今後のポイント
・工事を不承認とした沖縄県に対する国土交通相の是正指示は適法
・知事の工事不承認に対して国土交通相が取り消す裁決をした場合、知事が同一理由で再び承認しないのは地方自治法違反
・移設を巡り県と国が争った一連の訴訟の論点が出揃い、係属中の2件も県側勝訴は厳しい見通しに
・防衛省沖縄防衛局が申請した設計変更の内容の妥当性は判断せず


[18初期非表示理由]:担当:スレ違いの長文多数のため全部処理

6. 2023年9月21日 12:37:56 : 1XkaGuQHqo : Z2dxLmU5VEY3aWc=[468] 報告
<国連での空席だらけの岸田の演説のことを、なぜ報道しないのだろう>

世界は、岸田に全く興味がない。
あれだけ大量のカネを配って、この様である。

7. 2023年9月21日 12:50:15 : ZVfystqlsM : ZUY2UVpNd2t4eHc=[270] 報告
玉城氏の主張は沖縄県県民の民意を代表する当然の主張。

その声を日本国政府は米国と交渉すらしようとしていない。地方自治を無視する民主政治に反する。

民主主義を重視すると言われる米国、なぜ、交渉すらしないのか、こんな日本政府だから、何をしても日本は逆らわないと遇われるのだ。
日本は米国の従属国と国民に揶揄されるのだ。

8. 2023年9月21日 17:40:25 : JSNt5L7AwY : N0ZrRlQvZkpDbWs=[87] 報告
一時期グァムかサイパンが沖縄のアメリカ軍施設の受け入れを表明した事があったな。
やっぱり日本全国のアメリカ軍施設を1つ残らずアメリカ本土に持って帰ってもらって、日米安保条約も止めた方がいいな!!
9. 2023年9月21日 18:54:54 : tD9wVhkBgc : VUFwRHRDLkNXaGs=[2] 報告
いやあ>>5の産経記事、沖縄県民に対する大日本帝国との無理心中の強要、以外の何物でもない。

端から県民反故なんて発想もない。

寄り添うなんてかけらもない。

戦前と同じ、国家へ命を捧げよ。

戦って死んだら靖国へ霊示簿を出してやってもいい。

まーペーパーだから金かからんで済むし。

沖縄戦で民間人がどれほど死んでも無関心。

そもそも国民の命は国家のものという発想なんだろう。

一家全員が死に絶えたところもあれば、幼子が孤児として世に放り出されたり、そういうことに対する責任なんて考えたこともなかろう。

県民を危険にさらしたのは旧軍だったし、今は現政府。

それが知事が住民を危険にさらしているとはなんという口草か。

10. 2023年9月21日 20:05:09 : niyy4hTwUA : OHU1UGRCUHhtN0k=[11165] 報告
自己決定権獲得運動=独立運動
まあ、ガンガレ?
11. 2023年9月21日 22:58:56 : aaJMLQchdI : WEhWWW1WSWpMWHM=[31] 報告
そもそも、日米の密約文章を保管せず
破棄したのにお咎めなしの2011年の外務省
を見れば、日本には主権ないのわかるでしょう

日本の教科書が間違い
サンフランシスコ条約で主権回復
訂 回復したのは、日本が国もどきの
市レベルの条例のみ決められる
アメリカのカーターも日本に自主権
無いのは認めている

アメリカは北や韓国と違い日本を憎んでいない

訂 アメリカ人の6割は原爆投下賛成
真珠湾攻撃わすれなは未だにアメリカ人
共通のシンパシー
真珠湾攻撃された場所は未だに保存され
日本の憎しみは消えていない
だから8月6日になるとアメリカのSNS
で原爆投下祝うメールがくる

しかし、日本の内閣府雇われ部隊や
電通下請けのDAPPIよろしいネトウヨ
などのアメポチはこれをスルー

真珠湾攻撃をわすれなを
日本も防衛頑張れとかお花畑の解釈する

政治や外交問題をする教育を
怠ったアメポチ自民党のツケである
本末転倒甚だしい。

12. 2023年9月22日 03:01:38 : 7LT6VRNeYw : eG1YcVJGN2J6ZWs=[92] 報告
<△26行くらい>
  新聞報道によれば米国共和党内部でもウクライナに対する支援について議論があるという。各政党毎に完全一致で数合わせで政策と予算化が決定するのは国民代表議会制民主主義国で法治国家である限り有り得ない。日本は二大政党制に非ず無所属議員も多数いるところ、自民党が数の力で押し切る政策と予算化は、国民代表議会制度最大の汚点である。
  かつ戦後の暫定的な官と与党による政策決定と予算化が地方自治をも形骸化させている。原発設置はもとより首長の承認を得ることで箱もの設置後の維持費を自治体任せにする政府の思惑が、中央の政策決定に従う選択肢を首長に強要している。原発政策しかりで、交付金を飴と鞭にしながら首長を従わせるも、万が一にも首を横に振れば中央が憤怒するのは不条理極まる独裁である。自治体の承認を必要としながら先に結論ありきの、中央政府の思惑を押し付けた力による収用は無法主義以外の何物でもない。かつ沖縄防衛局が大臣を担ぎ出し知事の決定を覆すべく主張を通した形は全く以て本末転倒だ。公僕はあくまでも公僕であり防衛局とて変わりはない。国民主権主義に於いて国権の最高機関は内閣でも行政機構でもない。国民主権者の決定に忠実に公務を行うのが行政機構の本道で、防衛行政とて同様だ。知事はましてや公選されており、国会決議に忠実な公務の管理監督任務を負う、首相や閣僚よりも主権者の信任を受けているのである。
   国民代表議会制民主主義国に於いて、最終的な結果責任が賦課されない、防衛局行政機構と内閣メンバーが結託して公選された知事の判断を妨げることは許されない。行政の管理監督任務を負う内閣が監督に非ず行政に伴走するを旨とするならば文民統制の死だ。防衛予算が膨大な日本で、シビリアンコントロールが崩壊しているのは国際社会に於いても非常に危険な兆候である。
13. 2023年9月23日 06:36:19 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[-11] 報告
<▽36行くらい>
主張
玉城氏の海外演説 日本の知事の資格を疑う
2023/9/23 5:00
https://www.sankei.com/article/20230923-RXHJHL5XDVIQVFF4TR5SQ334UI/
沖縄県の玉城デニー知事がスイス・ジュネーブで開かれた2023年9月18日の国連人権理事会で演説し、米軍基地などを巡り日本政府の安全保障政策を批判した。
この中で玉城氏は、
「(沖縄に)米軍基地が集中し、平和が脅かされ、意思決定への平等な参加が阻害されている」
と述べた。
「軍事力の増強は日本の周辺地域の緊張を高めることが懸念される」
とも語った。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設については
「日本政府は貴重な海域を埋め立てて新基地建設を強行している」
と訴えた。
いずれも看過できない内容である。
自衛隊と在沖米軍は、沖縄県を含む日本の平和を守る重要な抑止力である。
万が一の際には命懸けで沖縄県民を含む国民を守る存在だ。
日本の知事の1人が海外へ足を運び、自衛隊や同盟国の軍の存在を悪し様に語るのは間違っている。
自衛隊・米軍と県民を分断するような演説を喜ぶのは、対日攻撃の可能性を考える外国の政府と軍ではないか。
安全保障政策は国の専管事項だ。
県民は国民として国政参政権が保障されている。
玉城氏の批判は誤りだ。
国が申請した辺野古移設工事の設計変更に対し、県は未だに承認していない。
工事を遅らせている責任の多くは玉城氏にある。
そもそも、力による現状変更を図り、地域の緊張を高めているのは中国だ。
中国は沖縄の島である尖閣諸島(石垣市)周辺で対日挑発を繰り返している。
その点に触れず、日本と米軍の批判に終始するとはどういう所存か。
玉城氏は2023年9月21日も人権理の会合で
「米軍基地の存在が県民の人権を侵害し、生活を圧迫し、平和を脅かしている」
と演説する予定だった。
会議時間の都合で実現しなかったのは幸いだったが、発言予定の原稿を明らかにした。
人権侵害と決め付けるのは常軌を逸している。
米軍基地で働く県民も大勢いる。
その家族や子供がどう思うか。
玉城氏には猛省を促したい。
辺野古移設工事を巡る国と県との訴訟で最高裁は県の主張を退ける判決を下した。
最高裁の判断に従って玉城氏は急ぎ工事の変更申請を承認すべきだ。
それが日本の法治、日本の平和、普天間飛行場周辺の県民の安全を守る道である。


[18初期非表示理由]:担当:スレ違いの長文多数のため全部処理
14. 2023年9月23日 11:03:57 : n4vXmS4Gso : WUN2WklXQ0Fya0k=[-10] 報告
<■108行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
松野長官「米軍駐留は抑止力」 国連人権理事会での玉城知事演説巡り
2023/9/22 17:43
https://www.sankei.com/article/20230922-HAAFEHH7KVLCHKHFCVCEEYPIGA/
松野博一官房長官は2023年9月22日午後の記者会見で、沖縄県の玉城デニー知事が国連人権理事会で在日米軍基地問題に関し、政府方針と異なる演説をしたことを巡り、
「沖縄に米軍が駐留することは日米同盟の抑止力の重要な要素であり、平和と安全を確保する上で必要なものだ」
と述べた。
一方で、
「沖縄の基地負担軽減を政府の最重要課題の1つとして取り組んでいる」
とも語った。
松野氏は、県が名護市辺野古への移設工事に反対している米軍普天間飛行場(宜野湾市)について、
「普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければならない」
「これは政府と地元の共通認識だ」
と強調。
玉城氏が要望している岸田文雄首相との会談に関しては、
「現時点で具体的な予定はないものの、様々な機会を通じて地元への丁寧な説明を行う」
と述べるにとどめた。

沖縄・玉城デニー知事、国連一般討論 時間終了で発言できず 報道陣に「人権侵害」「差別反対」演説内容明かす
2023/9/22 09:53
https://www.sankei.com/article/20230922-UJ22NYMHQRKY5O6CWHBFGILI5Y/
国連人権理事会出席のためスイス・ジュネーブを訪問した沖縄県の玉城デニー知事が2023年9月21日、国連訪問の全日程を終了した。
玉城氏は同日、国連人権理の本会議場で開催された一般討論で演説予定だったが、会議時間が超過したため、発言できなかった。
玉城氏はこの日記者団の取材に応じ、一般討論で発表予定だった
「米国基地の存在が県民の人権を侵害し、生活を圧迫し、平和を脅かしている」
との演説内容を読み上げた。
玉城氏によると、予定していた演説では
「沖縄米軍基地は第二次世界大戦後、米軍に強制接収されてできた基地だ」
と指摘。
「戦後78年を経た今もなお日本全体の70%がこの小さな沖縄に集中している」
とし、米軍基地から派生する事件・事故や航空機騒音、有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」などによる環境汚染が
「(沖縄県民の)生活環境に深刻な影響を与えている」
と主張する予定だった。
また、演説では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に対して反対を表明する想定だった。
「日米両政府は貴重な海域を埋め立てて、県民に新たな負担を強いる新基地計画を立てているが、この計画は著しい環境破壊を伴う」
と非難した上で
「沖縄県民は人権、民主主義、差別反対など共通の課題についてその解決を粘り強く訴えていく」
との考えを示す方針だったという。
玉城氏は2023年9月18日に国連人権理の
「国際秩序」
の会議でも演説し、米軍基地が
「(沖縄に)集中し、平和が脅かされている」
と主張。
名護市辺野古への移設に対しても反対を表明した。
2023年9月19日の
「有害物質および廃棄物」
の会議でも演説予定だったが、会議時間を超過し発言できなかった。
玉城氏が米軍基地問題を巡り政府方針と異なる演説をしたことを受け、中国など外国勢力の不当介入を招きかねないと物議を醸している。
玉城氏は2023年9月21日、記者団に対し、今回の国連訪問を
「キックオフ」
と述べ、今後も国連での演説を行うことなどに意欲を示した。
また、
「ぜひ岸田(文雄)首相と直接、対話によって沖縄と日本政府との信頼関係の構築を図っていきたい」
と述べ、米軍基地問題などを巡り首相との会談を要望した。
玉城氏は2023年9月22日午前にジュネーブを出発し、帰国する予定。

玉城デニー知事、ピントがずれた国連人権理事会演説 辺野古移設反対より当事者として中国の尖閣諸島侵奪≠フ告発を
2023.9/20 06:30
仲新城誠
https://www.zakzak.co.jp/article/20230920-QUSVV6HEQVLZFBQ3BFWTAU72OE/
沖縄県の玉城デニー知事は2023年9月18日(日本時間19日未明)、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開かれている人権理事会で演説し、過重な基地負担で
「(沖縄の)平和が脅かされている」
と強調し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を訴えた。
ただ、東アジアの平和と安定を最も脅かしているのは、沖縄県・尖閣諸島や台湾、南シナ海への軍事的圧力を強めている中国共産党政権ではないのか。
くしくも、中国軍の戦闘機など延べ103機は2023年9月18日午前6時(日本時間同7時)までの24時間に、台湾周辺で激しく活動した。
近年最多という。
沖縄の地方紙「八重山日報」の仲新城誠編集主幹は、ピントがずれている玉城知事の演説と、国連の限界に迫った。

沖縄県の玉城デニー知事は2023年9月18日、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴えた。
だが、知事として国連に出席するのであれば、日本国内の問題である辺野古移設ではなく、中国が沖縄の一部である尖閣諸島を侵奪しようとしている事実を世界に告発すべきだ。
沖縄県知事が国連人権理事会で演説するのは2015年の翁長雄志前知事以来である。
翁長氏は当時、
「沖縄の人々の自己決定権が蔑ろにされている」
「自由、平等、人権、民主主義を守れない国が、どうして世界の国々と価値観を共有できるでしょうか」
と述べた。
国際社会で、公然と日本の民主主義を貶めたのだ。
国連人権理事会で、沖縄の基地反対派に反論する活動に携わったことがある農業の依田啓示さん(49)=沖縄県東村=は、
「中国が沖縄に介入する誘い水になりかねない」
「ロシアも『ウクライナのロシア系住民を守る』という口実でウクライナに侵略した」
と懸念する。
将来、中国が知事演説を奇貨として、
「米軍基地の被害に苦しむ琉球の人民を救う」
と称し、沖縄を日本から分離独立させる動きを本格化させるかもしれない。
世界がそれを本気で信じるかどうかは問題ではない。
中国にとって大義名分が立つことが重要なのだ。
尖閣問題の本質とは何か。
独裁国家(中国)が、民主主義国家(日本)に侵略を仕掛けているという由々しき事実だ。
本来、これこそ沖縄が国際社会に発信し、世界的視野で問題提起すべきテーマである。
当事者の沖縄県知事でありながら尖閣問題をスルーし、中国が喜ぶ米軍基地反対のみ発信する玉城氏の国連演説は、ピントがずれまくっている。
■日本は国連との関わり方を見直せ
翁長氏が国連で演説した当時、私は会場で直接取材した。
翁長氏の背後で基地反対派や、国連で活動する極左団体が暗躍している状況を目撃した。
沖縄県という行政組織が、特定のイデオロギー団体と結託することの妥当性に疑問を感じた。
今回の演説も、そうした団体が裏で糸を引いているのかもしれない。
国連そのものも、第2次大戦の戦勝国が幅を利かす旧態依然とした組織だった。
国連施設内では世界の諸問題を啓発する展示が行われていたが、案内人からは、中国の人権問題を批判するのはタブーだと説明を受けた。
ウクライナ侵略でも国連はまるで無力だが、慰安婦問題や、今回のような米軍基地問題で日本を誹謗中傷する場としては、効果的に「活用」されているようだ。
日本人には国連信仰が未だに根強いと言われる。
だが、玉城知事の演説を機に、日本は国連との関わり方を改めて見直すべきかもしれない。

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